ハオルチアの見分け方ガイド|写真・名前から探す
名札の名前は合っているのか、この窓は何者なのか。手元の株から品種を絞りこむ入口です。「系統の当たりを付ける → 似た者どうしを比較記事で切り分ける → 品種ページで裏を取る → 和名と学名を突き合わせる」の順で辿ると、いちばん迷いません。
01
系統の当たりを付ける
丸い窓・平らな端面・白い疣や横畝。気になる姿から図鑑を開き、似た種類を見比べます。系統マップへ
02
似た者どうしを比較する
オブツーサの銘、クーペリー系の変種、十二の巻とアテヌアータ。取り違えやすい組み合わせを個別に切り分けます。
比較記事へ
03
この品種か確かめる
候補の名前が浮かんだら、見た目の手がかり 1 行から品種ページへ直接入ります。18 品種を逆引きできます。
品種逆引きへ
04
名前と学名を突き合わせる
名札の表記がどの分類群を指すのか。対照辞書と系統別図鑑で最終確認します。
辞書・図鑑へ
写真で、気になる葉の形を見る
丸い窓、三角の窓、扇に並ぶ葉、横畝。近い姿の図鑑を開き、ほかの角度や似た種類と見比べてみましょう。
この4写真の出典
- オブツーサ:Photo: Tariskal / CC0。元の写真
- レツーサ:Photo: Salicyna / CC BY-SA 4.0。元の写真
- 玉扇:Photo: Salicyna / CC BY-SA 4.0。元の写真
- リミフォリア:Photo: Michael Goodyear / CC0。元の写真
似た姿を見つける — 種類総覧で比べる
まず葉の上面と横からの姿を見ます。種類総覧には、丸い窓や平らな端面、硬い葉の模様から選べる入口があります。窓の有無だけで分類せず、近い姿の写真を並べて確かめましょう。
HOW TO USE
この順は行き来してよい
1. 系統をえらぶ → 2. 比較記事で候補を絞る → 3. 品種逆引きで品種ページへ入る → 4. 図鑑と辞書で名前を突き合わせる。途中で候補が変わったら最初に戻ってかまいません。系統をまたぐ取り違え (軟葉系と硬葉系) は系統選びで、系統内の取り違え (銘・変種) は比較記事で解けます。
似た者どうしを比較記事で絞る
軟葉系オブツーサの種類と違い|紫・黒・錦・ドドソンを現品で選ぶ
軟葉系クーペリー系の見分け方|オブツーサ・シンビフォルミス・レツーサを 3 つの軸で分ける
硬葉系十二の巻とは|そっくりなアテヌアータとの違い・Haworthiopsis 再分類
取り違えは、決まった組み合わせで起きます。
- オブツーサの種類と違い — 紫・ブラック・錦・ドドソンを透明度・色・斑で並べ直した比較
- クーペリー系の見分け方 — 葉の形で振り分けてから変種の位置づけを整理。名前が決まらないときの扱いまで
- 十二の巻とアテヌアータ — 葉の上面の疣を入口に、葉全体の形も比べる
この品種か確かめる — 見た目から品種ページへ逆引きする
候補が 2〜3 個まで絞れたら、品種ページで裏を取る番。ここには 18 品種それぞれの「最初に見る手がかり」を 1 行だけ置きました。当てはまる行が複数あるのは正常で、候補を持ったまま次の形質を見に行くのがこの属の正しい進み方です。
軟葉系・クーペリー群 — 窓の透け方と毛で分ける (5 品種)
SOFT / COOPERI
軟葉系・レツーサ群 — 窓の「面」の質感で分ける (5 品種)
SOFT / RETUSOID
面がなめらか寄りでよく透ける。葉が外へ大きく反り返る
灰緑〜青灰で平ら。反り返りが弱く、窓の筋も控えめ
斜めからの光で銀白の点が浮かび、面に粒感がある
白点・粒感・網目などの見え方を比べ、流通名と採用される学名も確かめる
葉のふちに小さな鋸歯が並び、面がざらつく
硬葉系(この 6 品種は Haworthiopsis)— 模様が「点か線か」で分ける
HAWORTHIOPSIS
白い疣が横帯に並び、葉の内側(上面)はつるりとする
白い疣が葉の内側にも散り、なぞるとザラつく
疣が縦の列に並び、茎が円錐状に立ち上がる
疣が癒合し、葉幅を横断する畝(隆条)になる
葉が三列に並ぶ柱状。ロゼットにまとまらない
葉の上面の窓と、交差する格子線。下面の疣も別の角度で見る
ここに無い名前 (マグニフィカ・ツルギダ・ベイエリ・コアルクタタ・グラウカなど) は 対照辞書 で位置づけを確認できます。系統別の一覧は ハオルチア品種図鑑 へ。1 行の手がかりで決め打ちしない。それだけは見分けるときの作法で念を押します。
名前と学名を突き合わせる
名札の表記が和名か、流通名か、古い学名かで、指す範囲が変わります。対照辞書は和名・読み・学名・流通名のどれからでも引けるので、「この名前はいまどの属か」を先に確定させると候補が一気に減ります。系統別に入るなら ハオルチア品種図鑑、万象と玉扇の違いは 玉扇の記事 へ。
見分けるときの作法
- 1 か所で決めない — 窓の形・葉の質感・毛や疣の有無・株全体の姿を重ねて見る。1 つの形質だけで一致した候補は、次の形質でよく外れます。
- 名札は手がかりであって答えではない — 流通名は指す範囲が広く、同じ名札で別の分類群が売られることがある。名前は突合の入口。
- 確定できないままでよい — 栽培環境で姿が変わる形質もあり、1 つに決めきれないことがある。候補を 2〜3 個持ったまま次の形質を見に行くほうが、結局は早い。
株の姿が変わったときは、置き場所と新しい葉を確かめます。伸びた古い葉を元に戻すのではなく、その後に育つ部分を見ながら比較すると、形の手がかりを増やせます。 関連:育て方ガイド
他の入口
01
図鑑
系統別の品種インデックス。和名と学名の対応から品種ページへ。
02
探す
サイト内検索と、名前・見た目・目的の 3 つの入口。
03
記事一覧
記事を「見分けたい・育てたい・そろえたい」で並べ直した入口。
04
見分けがついたら育て方へ
置き場所・光・水やりの基本。窓の透明感は光の当て方でも変わります。
05
姿が崩れているなら徒長を疑う
葉が間のびすると、葉の並びや窓の見え方という手がかり自体が崩れます。
学名・自生地・耐寒温度は公的資料と照合しています。方針は 免責事項・データ方針 へ。

























