ハオルチアの見分け方ガイド|系統から品種を絞る
手元の株や、名札に書かれた名前から品種を絞りこむための入口です。ハオルチアは「系統の当たりを付ける → 似た者どうしを比較記事で切り分ける → 品種ページで裏を取る → 和名と学名を突き合わせる」の 4 段で辿ると、迷いが一番少なくなります。
01
系統の当たりを付ける
葉先の「窓」があるか、葉はかたいか。まず 3 つの問いで軟葉系・硬葉系・万象・玉扇に振り分けます。
系統マップへ
02
似た者どうしを比較する
オブツーサの銘、クーペリー系の変種、十二の巻とアテヌアータ。取り違えやすい組み合わせを個別に切り分けます。
比較記事へ
03
この品種か確かめる
候補の名前が浮かんだら、見た目の手がかり 1 行から品種ページへ直接入ります。18 品種を逆引きできます。
品種逆引きへ
04
名前と学名を突き合わせる
名札の表記がどの分類群を指すのか。対照辞書と系統別図鑑で最終確認します。
辞書・図鑑へ
系統の当たりを付ける — まず地図を持つ
ハオルチアの見分けは、いきなり品種名を当てにいくと外れます。先に系統を決めてしまうと、見るべき場所がぐっと減ります。種類総覧では「葉先に透きとおる窓があるか」「葉はやわらかいか、かたいか」「窓を上から見せるか」という 3 つの問いで、軟葉系・硬葉系 (ハオルチオプシス)・万象・玉扇へ振り分ける系統マップを置いています。各系統の代表品種と、選び方の 3 軸もここでまとめて確認できます。
HOW TO USE
この 4 段は行き来してよい
1. 系統をえらぶ → 2. 比較記事で候補を絞る → 3. 品種逆引きで品種ページへ入る → 4. 図鑑と辞書で名前を突き合わせる。途中で候補が変わったら 1 段目に戻ってかまいません。系統をまたぐ取り違え (軟葉系と硬葉系) は 1 段目で、系統内の取り違え (銘・変種) は 2 段目で解けます。
似た者どうしを比較記事で絞る
取り違えは、ばらばらに起きるのではなく決まった組み合わせで起きます。オブツーサの種類と違い は、紫・ブラック・錦・ドドソンといった銘を「透明度・色・斑」の 3 軸で並べ直した比較記事です。クーペリー系の見分け方 は、軟葉系をまず葉の形で 3 つに振り分けてから変種の位置づけを整理し、名前が確定できないときの扱いまで扱います。十二の巻とアテヌアータ は、葉の内側の手ざわり 1 か所で切り分けたうえで、学名・自生地・耐寒性の違いと Haworthiopsis への再分類を追いかけます。
この品種か確かめる — 見た目から品種ページへ逆引きする
比較記事で候補が 2〜3 個まで絞れたら、あとは品種ページで裏を取る番です。ここでは 18 品種それぞれについて「最初に見る手がかり」を 1 行だけ置きました。手元の株に当てはまる行から、その品種のページへ直接入ってください。当てはまる行が複数あるのは正常です。ハオルチアは 1 つの形質で決まらないため、複数の候補を持ったまま次の形質を見に行くのが正しい進み方になります。
Where To Start
まず、どこから手をつけるか
手元にあるものを確かめる
YES
名前から引く — 対照辞書へ
その表記が今どの分類群を指すのかを先に確定させる。名札は手がかりであって答えではない
YES
見た目から引く — 下の品種逆引きへ
系統ごとに 18 品種の「最初の手がかり」を並べてある。当てはまる行から品種ページへ
YES
系統から絞る — 種類総覧の系統マップへ
3 つの問いで軟葉系・硬葉系・万象・玉扇へ振り分ける。ここへ戻ってきてから逆引きを使う
3 つの起点は行き来してかまいません。名札から入って系統が食い違ったら、名札のほうを疑って Q2 へ戻ります。
Q1. 名札や購入時の表記が残っている?和名・学名・流通名のどれでもよい
YES
NO
Q2. 系統(軟葉系・硬葉系・万象・玉扇)の見当は付いている?窓の有無と葉のかたさで決まる
YES
NO
Q3. どの系統かも決められない?窓があるのかないのかから迷う
YES
NO
軟葉系・クーペリー群 — 窓の透け方と毛で分ける (5 品種)
SOFT / COOPERI
軟葉系・レツーサ群 — 窓の「面」の質感で分ける (5 品種)
SOFT / RETUSOID
面がなめらか寄りでよく透ける。葉が外へ大きく反り返る
灰緑〜青灰で平ら。反り返りが弱く、窓の筋も控えめ
斜めからの光で銀白の点が浮かび、面に粒感がある
面に網目状の脈が目立ち、細かい粒が乗る
葉のふちに小さな鋸歯が並び、面がざらつく
硬葉系 (Haworthiopsis) — 模様が「点か線か」で分ける (6 品種)
HAWORTHIOPSIS
白い疣が横帯に並び、葉の内側(上面)はつるりとする
白い疣が葉の内側にも散り、なぞるとザラつく
疣が縦の列に並び、茎が円錐状に立ち上がる
疣が癒合し、葉幅を横断する畝(隆条)になる
葉が三列に並ぶ柱状。ロゼットにまとまらない
面に格子状の線。指でなぞっても凹凸を感じない
ここに無い名前 — マグニフィカ・ツルギダ・ベイエリ・コアルクタタ・グラウカなど — は、対照辞書で位置づけだけ確認できます。系統別に並べ直した一覧が要るときは ハオルチア品種図鑑 をどうぞ。1 行の手がかりで決め打ちしないことだけ、あらためてお願いします。次の節の「見分けるときの作法」に、そのための 3 つの原則をまとめました。
名前と学名を突き合わせる
名札に書かれているのが和名なのか、流通名なのか、古い学名なのかで、指している範囲が変わります。対照辞書は和名・読み・学名・流通名のどれからでも引ける形にしてあるので、「この名前は今どの属なのか」を先に確定させると候補が一気に減ります。系統別のインデックスから品種ページへ入る場合は ハオルチア品種図鑑 が入口です。万象と玉扇のように窓の見せ方で分かれる系統は、玉扇の記事 で違いを扱っています。
見分けるときの作法
- 1 か所で決めない — 窓の形・葉の質感・毛や疣の有無・株全体の姿を重ねて見ます。1 つの形質だけで一致した候補は、次の形質でよく外れます。
- 名札は手がかりであって答えではない — 流通名は指す範囲が広く、同じ名札で別の分類群が売られることがあります。名前は突合の入口として使います。
- 確定できないままでよい — 栽培環境で姿が変わる形質もあり、1 つに決めきれないことがあります。候補を 2〜3 個持ったまま次の形質を見に行くほうが、結局は早く辿り着けます。
見分けが行き詰まったときは、株の姿そのものが環境で変わっている可能性もあります。徒長して葉が伸びていると、本来の葉の並びや窓の見え方が崩れます。判断に迷ったら 育て方ガイド 側の記事で、まず株を本来の姿へ戻してから見直すのが近道です。
他の入口
01
図鑑
系統別の品種インデックス。和名と学名の対応から品種ページへ。
02
探す
サイト内検索と、名前・見た目・目的の 3 つの入口。
03
記事一覧
記事を「見分けたい・育てたい・そろえたい」で並べ直した入口。
04
見分けがついたら育て方へ
置き場所・光・水やりの基本。窓の透明感は光の当て方でも変わります。
05
姿が崩れているなら徒長を疑う
葉が間のびすると、葉の並びや窓の見え方という手がかり自体が崩れます。
本サイトは公開情報を収集・整理して届けるデータ集約型の図鑑です。同定は候補の提示と次の見分け所の形をとり、断定しません。方針の詳細は 免責事項・データ方針 をご覧ください。























