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硬葉系15 章約34分で読めます

アテヌアータの育て方と見分け方|葉の内側の白い疣を観察

ミュンヘン植物園でアテヌアータ(Haworthiopsis attenuata)として記録された群生株。白い疣が横に連なって帯をつくり、上を向いた葉の面にも白い粒が散る
ミュンヘン植物園で Haworthia attenuata として記録された群生株。Photo: Diego Delso / CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
SPECIMEN — HAWORTHIOPSIS ATTENUATA
アテヌアータ(松の雪)Haworthiopsis attenuata(旧 Haworthia attenuata)
魅力葉の内側にも散る細かな白い疣育て方を見る →

濃い緑の葉に白い縞。その内側にも、小さな白い粒が見える。

アテヌアータは、いつもの角度から少し覗き込むだけで見どころが増える硬葉系です。十二の巻と比べるときも、最初に見るのは葉の内側。

模様を楽しみながら育て方をつかみ、松の雪や松の霜の呼び名、変種と原産地の記録へ進みましょう。

アテヌアータの見どころ — 白い横縞から、内側の粒へ

観察
上面の粒と、外面の横帯を見比べる
全体の番号 → 同じ場所の拡大
アテヌアータとして記録された群生株。左下の葉の上面と右下の葉の外面を番号で示す。
  1. 上面の小さな粒1番の拡大で見る。
  2. 外面の白い横帯2番の拡大で見る。
左下の株の、右へ伸びる葉。緑の面に粒が点々と見える。 元写真の1番を拡大。
1 上面の小さな粒左下の株の、右へ伸びる葉。緑の面に粒が点々と見える。
右下の株の手前側。白い高まりが横向きに続く。 元写真の2番を拡大。
2 外面の白い横帯右下の株の手前側。白い高まりが横向きに続く。
白い模様は、どの面にあるかで表情が変わる。
番号は同じ写真の別の葉を指します。 下段は同じ写真の番号部分を拡大表示。
Photo: Yercaud-elango / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons(部分拡大)

葉の外面には白い横帯、中心へ向いた上面には小さな粒。この一枚では、同じ群れの中で二つの見え方を楽しめます。粒のある面まで写せると、十二の巻との比較にも役立ちます。

かんたん派は上面と外面を一枚ずつ撮影。こだわり派はradula・glabrataの掲載株とも、粒の細かさと葉形を見比べてみましょう。写真の左下に写る丸い小葉は、比較するハオルチアの葉とは別です。

見どころと育て方
  • 葉の内側にある白い疣を見る
  • RHSの明るさと強日射保護を両方読む
  • 野生の保全評価と、売り場の流通量を分ける

育て方 — 白い模様を楽しみ、光と水を整える

アテヌアータを育てる
かんたん派
すること明るさを確保し、強い日差しから守る
楽しみ方白い疣の模様は、この基本から楽しめます。
こだわり派
すること葉の内外の疣を記録し、新葉の伸びと光・鉢の乾きを見比べる。新葉の変化を読むへ。
楽しみ方模様の違いと、育って伸びる葉の変化を分けて追えます。

明るさと強い日差しを分ける

RHSは十分な明るさを確保し、強い日射からは保護すると説明しています。full sunという位置区分と、この保護条件は両立するものです。

新しい葉の間隔を見ながら置き場所を調整します。

水と用土

RHSはサボテン用の用土、風通しと低い湿度、生育中の適度な水やりを勧めています。冬はほぼ乾いた状態に管理。

季節の管理と用土・鉢の選び方を合わせて確認します。

冬の冷え込み

RHSのH2(1〜5℃)は英国の園芸上の耐寒性区分です。個々の鉢の限界温度として使わず、凍結を避けて管理します。

近縁の硬葉系 — 株姿と、疣がある面を比べる

fasciata栽培の小株
十二の巻(Haworthiopsis fasciata)として記録された栽培下の小株。白い横縞のある硬い葉がロゼットに立ち上がる
fasciata として記録
ロゼット記載は外側のみ葉が繊維質
reinwardtii鉢の栽培株
レインワルディ(Haworthiopsis reinwardtii)として名札の付いた鉢の株。円錐形に立ち上がり、白い疣が縦の列をつくる
reinwardtii として記録
円錐形に立つ疣が縦列同定は名札由来
coarctata栽培株・casual
コアルクタータ(Haworthiopsis coarctata)として記録された栽培株。葉が茎に沿って積み重なった柱状の姿で、小さな白い疣が縦に並ぶ
coarctata として記録
柱状に伸びる疣は小さい同定は投稿者のみ
glauca鉢の栽培株
グラウカ(Haworthiopsis glauca)として記録された鉢の株を真上から。青緑の細い葉に疣がなく、表面が平滑
glauca として記録
疣が目立たない写真青緑上面の質感を見る

1 = Photo: S Molteno / CC0, via Wikimedia Commons(帰属は任意)。2 = Photo: stephen boisvert from Chicago, United States / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons。

3 = Photo: zebedeugalinha / CC BY 4.0, via iNaturalist。4 = Photo: Abu Shawka / CC0, via Wikimedia Commons(帰属は任意)。

同定名はそれぞれの写真の掲載記録に基づきます。画像ごとの出典を確認して比較します。

硬葉系のなかでの位置は、「草姿」と「疣の並び方」の 2つある軸で取れます。アテヌアータは無茎のロゼットで、疣が葉の内外に散る、この 2 点が座標です。

近縁 4 種と並べる — 断定でなく「次に見る所」
fasciata 十二の巻
草姿
無茎のロゼット
疣
記載は外側のみ・上面は平滑
次に見る所
葉の内側の粒 / 葉が繊維質か。十二の巻の頁へ
reinwardtii 鷹の爪の仲間
草姿
茎が立ち上がり円錐形
疣
葉幅と疣の大きさ・平たさを比較する
次に見る所
株が縦に伸びるか / 疣の列の向き。レインワルディの頁へ
coarctata 九輪塔
草姿
葉が積み重なった柱状
疣
小さく縦に並ぶ
次に見る所
reinwardtii と紛らわしい・産地の記録
glauca 鷹の爪
草姿
やや立ち上がる
疣
掲載写真では疣が目立たない。var. herreiなどの型も比べる
次に見る所
葉の色(青緑を帯びるか)

写真ごとに葉幅、疣の位置と形、茎の姿を見比べます。グラウカの写真では疣が目立ちませんが、属解説には疣のある型も記され、種全体を無疣にはできません。

草姿の軸を足すと、ロゼット(アテヌアータ・十二の巻)と柱状(コアルクタータ)がきれいに分かれます。同じ硬葉系でも、竜鱗は疣ではなく面に交差する細い線で、ビスコーサは葉が三列に重なる並びで見ます。

竜鱗では葉上面の格子線と下面の疣、ビスコーサでは葉の三列も比較点です。模様の一種類だけで候補を除外せず、葉全体を見ます。

ただし、この 2 軸でも決められない場面があります。いい例が、上のカードの 2 番目と 3 番目です。

2番目のレインワルディ写真は、名札の付いた鉢の栽培株です。撮影者stephen boisvertのCommons写真で、iNaturalistの4名による再同定を受けた観察とは別の画像です。

以前比較に使われたiNaturalistの観察と、現在掲載しているCommons写真を区別します。現行写真では円錐形の株と名札、白い疣を観察できます。

3番目のコアルクタタはiNaturalistの栽培株記録、4番目のグラウカはCommonsの鉢植え写真です。媒体や同定の来歴は各写真の出典に従って読みます。

写真の同定名と管理履歴が揃わないときも、葉幅や疣の位置を比較する資料にはなります。名札・親株・増殖記録があれば合わせて確認しましょう。

入手のときに見る所 — 葉と名札を組にする

手がかり
店頭で見える
記載と照合
単独で決め手
葉の内側の疣
◎ ◎ ○
疣の並び方(帯 / 縦列)
◎ ◎ △
草姿(ロゼット / 柱)
◎ ○ △
産地・採集番号の記録
△ ◎ ○
名札の学名・和名
◎ △ △

読み方 … ◎ = よく効く / ○ = 効くが単独では不足 / △ = 資料の対象範囲。この図鑑の整理であり、絶対的な基準ではありません

葉の内側に白い疣があるかを見て、名札の学名、親株と増殖の記録を照合します。写真と名前をセットで残すと、似た株との比較にも使えます。

白い粒が上面にも散っているなら、アテヌアータの候補が上がります。ただし株ごとの違いも栽培条件による見え方の差もあるので、ひとつの手がかりだけで確定させないのが安全です。

近縁の 2 種の見分けを詳しく追う場合は十二の巻とアテヌアータの違いへどうぞ。

相場について、この図鑑は数値を出していません。本種の場合、「アテヌアータ」という検索語がアガベ属の別種と混ざるため、落札の件数を数えても本種の実態を表さないという事情があります。

ひとつだけ書いておくと、本種は入手に苦労する植物ではありません。先に見たとおり栽培量が多く、園芸店でも通販でもふつうに見つかります。

だからこそ、安いから雑に扱ってよい植物ではないということも、この記事の保全の章と合わせて頭の隅に置いてもらえたらと思います。

変種は 3 つ — radula・glabrata・基準変種

var. radula植物園の栽培株
var. radula として記録された株。細い葉の全面に小さな白い疣が密に散り、横帯をつくらずやすりのような質感になっている
var. radula として記録
疣が細かく密帯にならない葉先が赤い
var. glabrata鉢の栽培株
var. glabrata として記録された鉢植えの小株。上面は暗緑色で粒がまばらに見え、手前に向いた外面には白い粒が並ぶ
var. glabrata として記録
上面と外面で粒に差縁に細かい突起暗い緑

左 = Photo: Agnieszka Kwiecień, Nova / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons(Commons の分類カテゴリは Haworthiopsis attenuata var. radula)。右 = Photo: Albert SN / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons(同 var. glabrata)。

いずれも鉢や温室の栽培株で、自生地の写真ではありません

左のradulaとして記録された株は、細長い葉に微細な粒が密に並びます。右のglabrataとして記録された株は、上面が暗い緑に見える一方、手前に向いた外面には白い粒がはっきりあります。粒の少ない面だけで、株全体を「疣がない」と見ないのが、この二枚を楽しむこつです。

基本変種var. attenuataは種のタイプを含む変種で、種から降格した別名ではありません。glabrataとradulaには、別種名として発表された名を変種として扱う来歴があります。

基礎異名(もとの名前)を並べると経緯が見えます。基準変種は Aloe attenuata Haw. (1804)。

var. glabrata は Aloe glabrata Salm-Dyck (1834)。var. radula は Aloe radula Jacq. (1804) で、出版は Plantarum Rariorum Horti Caesarei Schoenbrunnensis 第 4 巻 11 頁、図版 422 番。

種名attenuataと、glabrata・radulaの元の名にはAloeの組合せが残っています。属を移すことと、別の種を変種として扱うことは別の手続きです。

基本変種と、glabrata・radulaの名前の来歴
var. attenuata 基準変種
基礎異名
Aloe attenuata Haw. (1804)
姿
疣が横帯をつくる型が多い
観察数
iNaturalist で 22 件
かつての評価
絶滅危惧 EN(2009 年版)
var. glabrata 1991 年に野生で発見
基礎異名
Aloe glabrata Salm-Dyck (1834)
旧扱い
独立種 Haworthia glabrata
観察数
iNaturalist で 18 件
意味
種の分布域を東へ広げた
var. radula 旧 Haworthia radula
基礎異名
Aloe radula Jacq. (1804)
姿
葉が細長く、疣は小さく数が多い
観察数
iNaturalist で 82 件
かつての評価
低懸念 LC(2009 年版)
記載と照合の詳細

変種の名前まで記録に残す人は多くありません。iNaturalist の観察数を見ると、種としては 4,520 件あるのに対し、var. radula が 82 件、var. attenuata が 22 件、var. glabrata が 18 件です(2026 年 7 月 24 日時点)。

変種まで下りている観察は全体の 3% にも届きません。

2 枚を並べると、同じ種の変種でも疣の出方がまるで違うことが分かります。左の var. radula は、細い葉の全面に小さな疣が密に散り、横帯をつくらずにやすりのような質感になっています。

英語版 Wikipedia はこの変種について、「葉がより長く伸び、疣はより小さく数が多い。径・高さとも 15cm ほど」と記述しています。

radula はラテン語で「おろし金」の意味です。

右の var. glabrata は、上面が暗い緑に見えます。手前の葉の外面には白い粒があり、上面だけの印象とは異なります。

この変種についての英語版 Wikipedia の記述によれば、Haworthiopsis 属を Haworthia から分けない立場では、独立種 Haworthia glabrata として扱われてきました。

ひとつ断っておくと、右の写真のファイル名にある「Bashee River」は、分類群の自生域についての記述であって、この写真が自生地で撮られたという意味ではありません(実物は砂利を敷いた鉢の栽培株です)。出典側の説明文をそのまま撮影地として読まないよう、ここに明記しておきます。

白い疣の付き方 — 葉の内側を見る

この種でいちばん実用的な手がかりは、白い疣が葉の内側(上面)にも散るかどうかです。冒頭の1番の拡大で、粒のある上面を確認できます。

白い疣は、植物学の用語では結節(tubercle)と呼ばれます。葉の表皮が盛り上がってできた小さな突起で、この仲間の「シマウマ模様」の正体です。

RHS は本種の葉について「外側の面に白い疣状突起の帯があり、加えて上面にも散在する」と記述しています。英語版 Wikipedia も同じ点を挙げ、疣が葉の上面と下面の両方にあることを近縁の Haworthiopsis fasciata との違いとして説明しています(fasciata は下面のみで上面は平滑と記載されます)。

疣の見え方
外側に疣
内側に疣
横帯に連なる
やすり状
A 内外の両面に散る
◎ ◎ ○ △
B 外側のみ・上面は平滑
◎ — ◎ △
C 全面に細かく密
◎ ◎ △ ◎

読み方 … ◎ = そう記載される / ○ = そうなることがある / △ = ふつうはそうならない / — = 記載上は無い。A = アテヌアータの記載に沿う見え方 / B = 記載上は近縁の fasciata に沿う見え方 / C = アテヌアータの変種 var. radula に沿う見え方。

この図鑑が記載文を整理したもので、この表だけで株の名前は決まりません

アテヌアータとして記録された鉢植えの株立ち。白い疣が融合して太い横縞になり、中央の株では内側の面にも白い縞が見える
アテヌアータ(Haworthiopsis attenuata var. attenuata)として記録された鉢の株立ち。白い疣が融合して太い横縞になり、中央の株では内側の面にも白い縞が見える。iNaturalist の品質等級は casual(第三者の同定なし・栽培株)。Photo: Jeremy Gilmore / CC BY 4.0, via iNaturalist
記載と照合の詳細

ここで注意したいのは、日本語で読める古い資料がこの点を片面でしか書いていないことです。国内の植物辞典サイト botanic.jp は本種を「裏面の白い斑模様が特徴」と紹介しており、科名も旧分類のユリ科(Liliaceae)のままになっています(2026 年 7 月時点)。

この国内資料は葉の裏面の模様を紹介しています。RHSの上面にも疣があるという記載も合わせ、両面を観察しましょう。更新状況や執筆者の意図までは、この記述だけでは分かりません。

疣の見え方は、大きく 3 通りに整理できます。上の表は、記載文に書かれている内容を並べ替えたものです。

A は内外どちらの面にも疣が散るタイプ、B は外側だけで内側が平滑なタイプ、C は葉の全面に細かい疣が密に散り、帯をつくらずやすりのような手ざわりになるタイプです。

ただし、この表だけで株の名前を決めることはできません。疣の密度も帯の太さも、株ごとの違いと栽培条件でかなり振れます。

園芸の場では選抜や交配も進んでいて、記載文の想定を外れた見え方をする株がふつうに流通しています。「内側にも疣があるならアテヌアータの候補が上がる」、言えるのはそこまでで、それ以上は産地の記録など別の手がかりが要ります。

疣がびっしり並ぶと、粒ではなく「帯」に見えます。上の株では白い突起が横方向に融合し、太い縞になっています。

写真では疣が帯のようにつながっています。模様が揃うことだけで選抜の由来を決めず、松の雪やPantherなどの名札がある場合は親株や増殖記録を確認します。

あわせて、この写真の扱いについても書いておきます。これは投稿者 1 名の同定にもとづく記録で、第三者の確認がついていません(iNaturalist の品質等級で casual)。

この図鑑が確認できるのは「そう記録されている」という事実までで、標本にあたって検証したわけではありません。以降の写真も同じ姿勢で扱います。

基本情報 — 学名・自生地・耐寒性

アテヌアータの基本データQuick Spec
内側上面にも散る白い疣
外側粒が帯状につながる例
株姿細い三角葉のロゼット
光明るさと強日射保護を両立
雨の季節資料なし(Enon の崖の型は通年・夏に多い・SANBI・2026-10-17 確認) → 雨の季節の表
水生育中は適度、冬は乾かし気味
冬RHS区分H2・凍結を避ける
学名データ・出典の範囲

基本情報は資料ごとの対象と条件を確認して読みます。RHSの耐寒性区分は個別の園芸評価として示し、データベースの学名の受理と個々の販売株の同定は分けます。

学名。現在の受容名は Haworthiopsis attenuata (Haw.) G.D.Rowley です。

もとになった名前(基礎異名)は 1804 年の Aloe attenuata Haw.、出版は Transactions of the Linnean Society of London 第 7 巻 11 頁。園芸の場でいまも広く通用している Haworthia attenuata は、この種の旧学名にあたります。

ラベルにどちらが書かれていても、同じ植物を指します。種小名の意味は「先細りの」で、葉が先端に向かって徐々に細くなる形に由来します。

自生地。南アフリカ共和国の東ケープ州にだけ分布する固有種です。

生育環境は、南アフリカ国立生物多様性研究所(SANBI)の植物解説サイトによれば「Valley Bushveld と Thicket の植生のなかで、岩の間、草の間、低木の下」。同研究所のレッドリストは「まばらな植生の岩場に生える」と記述しています。

日本の室内で見る姿からは想像しにくい、乾いた岩や草のあいだ、低木の下が本来の住まいです。分布の範囲は出典どうしで食い違うので、自生地の章で分けて扱います。

耐寒性は、正直に書きにくい項目です。英国王立園芸協会(RHS)は耐寒性区分を H2、つまり「低温には耐えるが凍結すると枯れる(1〜5℃)」としています。

SANBI の植物解説サイトは、本種の園芸ゾーンを「沿岸・夏雨・霜なし」と「沿岸・冬雨・霜なし」の 2 区分に置いています。方向は一致していますが、どちらも栽培のための指標であって、自生地で実測された最低気温ではありません。

RHSのH2(1〜5℃)は英国の栽培条件に基づく園芸評価で、属全体の耐寒限界ではありません。鉢では夜間最低温度を測り、凍結と窓際の冷気を避けます。

冬の置き場所と水やりと個別資料を確認しましょう。

分類上の位置づけと関連資料
「アテヌアータ」という語が乗っている 3つある層 FIG.01Three layers
LAYER 1 — 別の植物
アガベ・アテヌアータ
学名 Agave attenuata。同じ「アテヌアータ」でも属が違う別の多肉植物で、株の大きさも姿もまるで異なる … この頁の対象ではない
LAYER 2 — 学名の層
ハオルチオプシス・アテヌアータ
学名 Haworthiopsis attenuata(旧 Haworthia attenuata)。南アフリカ東ケープ州の固有種で、公的データベースに分布・保全・変種の記録が残る … この記事が扱うのはこちら
LAYER 3 — 和名・流通名の層
松の雪 / 松の霜 / 十二の巻
日本の店頭で使われる呼び名。資料によって当て方が違い、近縁の Haworthiopsis fasciata と同じ名札で並ぶこともある … 見分けの詳細は別記事へ

「アテヌアータ」だけで検索しても、この植物には辿り着きにくいのが実情です。種小名の attenuata は「先細りの」という意味のラテン語で、複数の属で使われています。

Agave attenuataも同じ小名を持つ別属の植物です。検索するときはハオルチア、またはHaworthiopsisの属名を添えると対象を絞れます。

そこでこの記事では、対象を Haworthiopsis attenuata ひとつに絞ります。ハオルチアの仲間、それも硬い葉を持つ硬葉系で、属は Haworthiopsis のほうです。

系統ごとの位置づけを先に知りたい場合は、ハオルチアの品種と系統の全体像が入口になります。

もうひとつ、日本には固有の事情があります。本種は「十二の巻」の名札で売られることが珍しくありません。

英語版 Wikipedia は「H. fasciata と表示されている株の大半は、実際には Haworthiopsis attenuata である」と明記しています。ただしこの記事は見分けの記事ではありません。

手元の株がどちらなのかを判定したい場合は、十二の巻とそっくりなアテヌアータの違いで葉の内側を軸に整理していますので、そちらへどうぞ。この頁はアテヌアータ本人の話に徹します。

花と根 — 殖え方の手がかり

黒い背景に浮かぶ白い筒状の花のクローズアップ。花被片の先が反り返り、緑色の筋が入る。手前に蕾も写る
白い筒状花のクローズアップ。花被片の先が反り返り、緑色の筋が入る。株の姿は写っていないため、この写真だけで種を確かめることはできません——Wikimedia Commons 側の分類カテゴリが Haworthiopsis attenuata であることを出所として掲載しています。Photo: SKsiddhartthan / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

花は、姿からは想像しにくいほど地味です。SANBI の植物解説サイトによれば、白地に緑の筋が入る小さな花を、400mm まで伸びる花序にまばらに付けます。

開花期は夏、南半球の 11〜12 月が中心。RHS も「夏に 40cm ほどの針金状の茎、白い筒状花」とほぼ同じ内容を記録しています。

この花のかたちは Haworthiopsis 属に共通するもので、RHS の属の説明では「筒状で二唇形の花を直立した総状花序に付ける」とされています。葉を見ると硬葉系と軟葉系はまるで別物ですが、花を見ると同じ仲間なのだとよく分かります。

ただし室内の鉢で咲くことはめったにありません。SANBI も「室内で育てるとほとんど咲かない」と書いています。

鉢から抜いて傾けたアテヌアータの株。太く白い根が放射状に広がり、ロゼットには白い疣の横帯が並ぶ
鉢から抜いて傾けた株。太く白い根が放射状に広がる。Wikimedia Commons の分類カテゴリは Haworthiopsis attenuata。Photo: SKsiddhartthan / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
記載と照合の詳細

殖やすなら、種ではなく子株です。SANBI は「暖かい季節に親株から子株を外すのが簡単」と書いています。

本種は無茎で群生する性質があり、鉢のなかで自然に株数が増えていきます。実生から育てる場合は春がよい、というのが同サイトの記述です。

写真では白く太い根が広がっています。鉢は深ければよいとせず、植え替え時に実際の根の長さと広がりを見て、排水と収まりを確かめます。

RHSの成熟まで2〜5年という記載と、仔株が殖える速度は別の指標です。根の収まりや鉢の選び方は育成環境ガイドを参照します。

関連資料:育成環境ガイド

保全評価に使われる世代長50年も、鉢の株の増殖速度とは異なります。生育や仔株の出方は手元の株を観察して記録します。

流通と名前 — 松の雪・松の霜・大白星

屋外の育成棚に、白い横縞のある硬葉系ハオルチアの鉢が列をなして並ぶ生産風景
育成棚に鉢が列で並ぶ生産の風景。アテヌアータとして記録された観察の 1 枚(iNaturalist の品質等級は casual)。Photo: Jeremy Gilmore / CC BY 4.0, via iNaturalist

アテヌアータは、硬葉系ハオルチアのなかでもっとも多く栽培されている種のひとつです。英語版 Wikipedia は本種を「観賞用として Haworthiopsis のなかで最も広く栽培されているもののひとつ」と紹介しています。

2026年7月24日のiNaturalist照会ではattenuata4520件、fasciata380件でした。登録観察の比較で、流通量や誤札率を測ったものではありません。

件数には約12倍の差がありますが、それをfasciata名義の販売株がアテヌアータである根拠にはできません。販売株は葉の内外の疣と、名札・由来を確認します。

呼称確認できた掲載元位置づけ
松の雪硬葉系ハオルチアの種類一覧(ELBAZ FARM)/ 植物辞典サイト botanic.jp2つある出所で本種の和名として一致
松の霜多肉植物図鑑 PUKUBOOK の見出し語同 DB は「個人が趣味で運営」と自ら明記
大白星 / 輝の松 / 深夜の星同 PUKUBOOK の別名欄別名として併記されている
‘Panther'(パンサー)同 ELBAZ FARM の一覧選抜された園芸銘
f. brittenianabotanic.jp の写真キャプションもとの名 Haworthia britteniae は基準変種の異名
記載と照合の詳細

いっぽう日本語の呼び名は、資料によって当て方が違います。下の表は、この図鑑が実際に確認できた出所だけを並べたものです。

同じ植物に「松の雪」と「松の霜」の両方が当てられています。どちらが正しいかをこの図鑑が裁定することはできません。

松の雪・松の霜は、照合した資料で当て方が異なる流通名です。呼び名が食い違う場合は、販売株の写真と学名、親株の記録へ戻って確認します。

和名・学名・流通名の対応は名前の対照表から引けます。

「錦」や選抜銘がついた株については、名前の出どころを確かめてください。園芸品種名の正式な登録先は日本ハオルシア協会(ICRA)で、硬葉系の Haworthiopsis もその対象範囲に含まれます。

協会の記録に辿れない銘は、流通のなかで付いた呼び名であることもある。

自生地 — 東ケープのどこに生えるか

分布の帯 — 東端は一致し、西端は出典で食い違う FIG.02Range
西端 — 出典で違う ハムトース川(2021 年の記述)/ フォートブラウン(2022 年の評価) SANBI の植物解説サイトは西端をハムトース川とし、同研究所のレッドリスト評価はフォートブラウンとする … この図鑑はどちらかを採らず併記する
東端 — 2 出典で一致 ムバシェ川(Mbashe River) var. glabrata が野生で見つかったことで、以前の記述より約 100km 東へ広がった … レッドリストの注記
分布域の広さ(EOO)= 19,322 km² … 主な植生型 = Loerie Conglomerate Fynbos / Algoa Sandstone Fynbos / Tsitsikamma Sandstone Fynbos / Albany Alluvial Vegetation / Sundays Valley Thicket 概念図

東端は 2つある出典で一致しますが、西端は食い違います。そしてどちらも、同じ SANBI(南アフリカ国立生物多様性研究所)が公開している資料です。

植物解説サイト(2021 年 8 月執筆)は「東ケープに広く分布し、西のハムトース川(Gamtoos River)から東のムバシェ川(Mbashe River)まで」と書いています。いっぽう同研究所のレッドリスト(2022 年 7 月評価・2024.1 版)は「東ケープ固有で、ムバシェ川からフォートブラウンまでに分布する」としています。

東端は同じですが、西の端がかなり違います。この図鑑はどちらかを正解として採らず、日付つきで両方を示します。

記載と照合の詳細

東端が伸びた経緯は、レッドリストの注記に書かれていて面白いところです。この評価には Haworthia glabrata(現在の var. glabrata)が含まれています。

この植物は長いあいだ栽培下でしか知られていませんでしたが、1991 年に野生で発見されました。のちにアテヌアータの変種として組み入れられ、その結果、以前の記述にあった分布域がケイ川からムバシェ川まで、約 100km 東へ広がったのです。

分布図というものが、研究の進み方でこれほど動くという実例です。

分布域の広さ(EOO = 出現範囲)は 19,322km² と評価されています。四国よりやや大きい程度、と考えると分かりやすいでしょうか。

生育地の植生型として挙げられているのは Loerie Conglomerate Fynbos、Algoa Sandstone Fynbos、Tsitsikamma Sandstone Fynbos、Albany Alluvial Vegetation、Sundays Valley Thicket の 5 つ。フィンボス(硬葉低木)とシケット(密生した低木林)、そして河川沿いの植生にまたがって生えていることが読み取れます。

掲載している写真はすべて植物園や個人の栽培株で、上の図も出典の記述を並べた概念図です。地図として読まないでください。

保全 — 大量に流通するのに、野生では危急種

評価
危急種 Vulnerable A2cd+4cd
評価機関
SANBI(南アフリカ国立生物多様性研究所)レッドリスト
評価日
2022-07-24 / 評価者 V.L. Williams ほか 5 名
版
2024.1最新版で確認
分布域の広さ
EOO 19,322 km²
世代の長さ
50 年(= 2 世代で 100 年)
これまでの減少
過去 2 世代で 30% 以上
評価時点での見込み
評価時点からの10年間でさらに 20% 減少
個体群の傾向
減少Decreasing
脅威 1
伝統薬用としての採取(intelezi)
脅威 2
生育地の消失(都市・工業の拡大)
脅威 3
愛好家による野生成株の採取

世界中の店頭に並ぶ植物が、原産地では危急種に置かれています。SANBI のレッドリストは本種を Vulnerable(危急種)と評価し、個体群の傾向を「減少」としています。

評価の背景にあるのは、この植物が非常に長生きだという事実です。世代の長さは 50 年と見積もられており、2 世代=100 年という時間軸で評価されます。

評価では過去100年に30%以上減少し、評価時点からの10年間にさらに20%減少すると見積もられています。これは野外集団の評価に用いた期間と推計で、栽培株の生長の遅さを示す値ではありません。

評価された名前評価版・出典
Haworthiopsis attenuata(種として)危急種 VU A2cd+4cd2014.1 版 → 現行 2024.1 版
Haworthia attenuata var. attenuata絶滅危惧 EN A4acdRaimondo ほか (2009)
Haworthia glabrata(現 var. glabrata)危急種 VU D1+2Raimondo ほか (2009)
H. attenuata var. radula低懸念 Least ConcernRaimondo ほか (2009)
記載と照合の詳細

評価の履歴を並べると、分類の変更が保全の見え方まで変えてきたことが分かります。2009 年の版では、基準変種が「絶滅危惧(EN)」、glabrata が「危急種(VU)」、radula が「低懸念(LC)」と、下位分類ごとにばらばらの評価でした。

それが種としてひとつにまとめられ、現在は全体で VU という扱いになっています。危険度が下がったのではなく、評価の単位が変わったということです。

減少の主因は、園芸ではなく伝統薬です。本種はコサ語で intelezi(インテレジ)と呼ばれる植物のひとつで、SANBI の植物解説サイトによれば、悪霊や落雷から身を守るために伝統的に用いられ、調合薬にも使われてきました。

レッドリストが引く調査によれば、キング・ウィリアムズ・タウンとペディーのコサの薬店で記録された処方のほぼすべてに本種が入っていたといいます(Cocks 1996)。

取引の規模も記録されています。東ケープの 6つある市場を対象にした調査では、年間 3,400kg 以上の乾燥材料が売られていたと推定されました(Dold & Cocks 2002)。

2008 年には、市場の売り手自身が「入手が年々難しくなっている」と報告しています。ペディー周辺の亜個体群は、すでに完全に失われました。

園芸の側にも記述があります。レッドリストは、アド(Addo)とハンキー(Hankey)周辺の亜個体群が独自の型であること、そして入りやすい場所の株が園芸取引のために採り尽くされつつあることを名指ししています。

都市と工業の拡大については、ポートエリザベス地区のコエガ(Coega)とレッドハウス(Redhouse)が挙げられています。

店頭の株は増殖の由来を確認して選びましょう。野外集団の減少と、販売株の価格や在庫を同じ指標で読むことはできません。

それでも、「どこにでもある丈夫な多肉」という店頭の印象と、原産地での実像が同じでないことは、図鑑としてきちんと書いておくべき事実だと考えています。

名前の来歴 — Aloe から Haworthiopsis へ

NAME HISTORY / 1804 → 2016
名前が移ってきた道すじ
1804 — 記載HAWORTH
Aloe attenuata Haw.Trans. Linn. Soc. London 7: 11
19 世紀 — 属の移動HAWORTH / WILLDENOW / KUNTZE
Haworthia attenuata (Haw.) Haw.ほかに Apicra・Catevala へも移された
2013 — 3 属への分割ROWLEY
Haworthiopsis attenuata (Haw.) G.D.RowleyAlsterworthia Int. 13(2): 25 … 基名の引用に不備
2016 — 有効化BREUER
同じ組合せを Breuer が有効に発表Alsterworthia Int. 16(2): 6
種数の見解
林 546 / Breuer 366 / Bayer 60見解が分かれる
園芸銘の登録
日本ハオルシア協会(ICRA・2014 年指定)
対象属
Haworthia(Haworthiopsis・Tulista を含む)ほか
登録官
Dr Hayashi Masahiko
出典 = IPNI(書誌・名前の状態)/ GBIF(受容状態・異名)/ ISHS ICRA リスト #100

この植物の学名には、少し込み入った事情があります。出発点は 1804 年、ホーワースが Aloe attenuata として記載したところ。

その後 Haworthia 属へ移され、ヴィルデノウの Apicra、クンツェの Catevala といった属にも組み替えられました。園芸の場でいまも通用している Haworthia attenuata は、この 19 世紀の名前です。

大きく動いたのは 2013 年です。G.D. Rowley が分子系統の成果をふまえ、広い意味での Haworthia を Haworthia(軟葉系)・Haworthiopsis(硬葉系)・Tulista の 3 属に分けました。

本種はこのとき Haworthiopsis attenuata になっています。店頭のラベルが「ハオルチア」のままなのは、この分割が現場に浸透しきっていないからで、旧名が間違いというわけではありません。

記載と照合の詳細

ところが、この 2013 年の組合せには不備がありました。国際植物名索引(IPNI)は Rowley の名前を nom. inval.(無効名)、「基名の引用が正しくない」、として記録しています。

IPNI の注記によれば、Rowley はホーワースによる後年の出版を引用しており、そこに実際の有効発表の箇所への参照が含まれていた、という理屈です。そして同じ組合せは 2016 年に Breuer によって有効に発表され、IPNI は 2013 年の記録に「これによって有効化された」、2016 年の記録に「これの有効化である」という相互参照を持っています。

著者引用や有効発表の扱いは、IPNIの2013年・2016年の書誌を分けて読む事項です。名前の文字列だけで両者の命名上の位置を同じにはせず、採用するデータベースの扱いを記録します。

書誌のこまかい話に見えますが、「学名は決まったら動かないもの」という思い込みを解いてくれる、いい実例だと思います。

ハオルチアが何種あるのかも、いまだに決着していません。細分する立場と統合する立場で数字がまるで違い、代表的な見解だけでも林が 546 種、Breuer が 366 種、Bayer が 60 種と開きます。

本種はどの立場でも独立した種として扱われますが、「ハオルチアは○種」と単一の数字で語れないことは頭に置いておくと混乱が減ります。

園芸品種名(銘)の正式な登録先は、日本にあります。国際園芸学会(ISHS)の国際栽培品種登録機関(ICRA)一覧 #100 に登録されているのは日本ハオルシア協会で、2014 年の指定です。

対象は「Haworthia Duval(Haworthiopsis G.D. Rowley と Tulista Raf. を含む)」ほかとされており、硬葉系の園芸銘もこの協会の登録が正ということになります。登録官は Dr Hayashi Masahiko。

関連する記述の「林 546 種」の林と同じ人物です。

まとめ

白い帯を眺めたら、葉の内側の粒にも目を向ける。アテヌアータは、小さな模様の違いを楽しめる硬葉系です。

新しい葉と鉢の乾きを確かめながら育て、名札と株の由来も残しましょう。

FAQ

Haworthia attenuata と Haworthiopsis attenuata はどちらが正しいですか?
Haworthiaは旧属名で、採用する現在の組合せはHaworthiopsis attenuataです。古い名札は来歴として保存できます。
「松の雪」と「松の霜」はどちらが本当の和名ですか?
どちらも流通で使われる呼び名です。学名や株の由来と合わせて読みます。
十二の巻として買った株が、実はアテヌアータということはありますか?
十二の巻の名でアテヌアータが売られる例があります。葉の内側にも白い疣があるかを確かめ、株全体と由来も比較します。
何度まで寒さに耐えますか?
RHSはH2(1〜5℃)に区分しています。英国の園芸評価なので、鉢では凍結と夜の冷えを避けます。
変種はいくつありますか?
2026年7月24日のGBIF照会では基本変種、radula、glabrataの3変種です。資料が採用する体系と、売り場の呼び名を分けて見ます。
安く売られていますが、希少な植物ですか?
栽培株の流通と野生個体群は別です。SANBIの評価はVUで、評価時点の採取や生育地の状況を踏まえています。
道具はここに集約ハオルチアの育成環境と道具|置き場所から選ぶLED・土・鉢・棚 見分けの詳細はこちら十二の巻とは|そっくりなアテヌアータとの違い・Haworthiopsis 再分類 関連記事ハオルチアの種類と選び方|窓・葉の形から比べる図鑑 関連記事ハオルチアの育て方|光・水やり・用土と冬の管理
出典
  • SANBI Red List of South African Plants — Haworthiopsis attenuata(評価 VU A2cd+4cd・2022-07-24 評価 / 2024.1 版・EOO 19,322km²・世代長 50 年・分布域・植生型・脅威・評価履歴・intelezi の取引に関する記述)。変種の異名は同サイトの var. attenuata / var. glabrata / var. radula の各ページ
  • SANBI PlantZAfrica — Haworthiopsis attenuata(形態の実数値・開花期・分布記述(ハムトース川〜ムバシェ川)・生育環境・属名と種小名の由来・intelezi・殖やし方・園芸ゾーン。執筆 2021 年 8 月)
  • GBIF Backbone Taxonomy — Haworthiopsis attenuata(受容状態・異名・承認される 3 変種)
  • IPNI(国際植物名索引)— Haworthiopsis attenuata (Haw.) G.D.Rowley(名前の状態 nom. inval.・基名引用の不備・2016 年の有効化との相互参照)、Aloe attenuata Haw.(1804 年・Trans. Linn. Soc. London 7: 11)、var. radula(基名 Aloe radula Jacq. 1804)、var. glabrata(基名 Aloe glabrata Salm-Dyck 1834)
  • RHS Plant Finder — Haworthiopsis attenuata (zebra plant)(耐寒性 H2・株の大きさ・葉の疣が外面と上面の両方にあるという記載・花・栽培条件・成熟までの期間・属の花の説明)
  • iNaturalist — Haworthiopsis attenuata(観察検索 API の実測で 4,520 件 / var. radula 82 / var. attenuata 22 / var. glabrata 18、比較対象の Haworthiopsis fasciata 380。いずれも 2026-07-24 時点。観察数は日々更新される値で、分類群ページに表示される集計値は反映が遅れて 1 件前後ずれることがあります)
  • ISHS International Cultivar Registration Authority list — #100 Haworthia Society of Japan(登録官・2014 年指定・対象属に Haworthiopsis と Tulista を明記)
  • 英語版 Wikipedia — Haworthiopsis attenuata(疣が葉の上面と下面の両方にあること・葉が繊維質でないこと・fasciata と表示された株の大半が実際は本種であること・var. radula と var. glabrata の記述)
  • Rowley, G.D. (2013) Generic concepts in the Alooideae. Part 3 — The phylogenetic story. Alsterworthia International Special Issue 10(3 属への分割)/ Gildenhuys, S.D. & Klopper, R.R. (2016) Phytotaxa 265(1)(Haworthiopsis 属内分類の整備)
  • Cocks, M.L. (1996) / Dold, A.P. & Cocks, M.L. (2002) South African Journal of Science 98: 589-597(東ケープの薬用植物取引。SANBI レッドリストの記述を通じて参照)
  • 和名・流通名の掲載元 — ELBAZ FARM「硬葉系ハオルチアの種類」(松の雪 / ‘Panther’)、PUKUBOOK(松の霜 / 大白星 / 輝の松 / 深夜の星。同サイトは個人運営と明記)、botanic.jp(松の雪。科名は旧分類のまま)。いずれも 2026-07-24 に確認
  • 種数の見解(林 546 / Breuer 366 / Bayer 60)はこの図鑑の分類方針にもとづく併記です
  • 写真は Wikimedia Commons と iNaturalist の PD / CC0 / CC BY / CC BY-SA 画像のみを使用し、ライセンスの版と現行の分類カテゴリ・同定を両サイトの API で確認しています(確認日 2026-07-24)

資料を読むときの補足

実際、この記事を書くにあたって落札履歴の検索サイトにあたりましたが、この図鑑から件数を確認できませんでした。価格や入手のしやすさは時期で変動するもので、いずれにせよ保証できるものではありません。

なお、この記事で自生地の姿を写した実写は用意できていません。使用できるライセンス(パブリックドメイン / CC0 / CC BY / CC BY-SA)の範囲に、アテヌアータの自生地写真が見つからなかったためです。

Field Note出典と確認日

分布の範囲のように出典どうしが食い違う項目は、どちらかを採らず日付つきで併記しています。

画像クレジット

この頁の写真はすべて Wikimedia Commons と iNaturalist の CC ライセンス画像です(PD / CC0 / CC BY / CC BY-SA のみ採用・ND / NC は不採用)。本文中の写真は個別の帰属を写真の下に常時表示しています。

冒頭のプレートとカード内の写真については、ライセンス条文へのリンクを含む帰属を以下にまとめます。
冒頭のプレート(ミュンヘン植物園): Photo: Diego Delso / CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
var. radula: Photo: Agnieszka Kwiecień, Nova / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
var. glabrata: Photo: Albert SN / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
近縁カード fasciata: Photo: S Molteno / CC0, via Wikimedia Commons(帰属は任意)
近縁カード reinwardtii: Photo: stephen boisvert from Chicago, United States / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons。差替履歴:以前の比較写真の観察(Justin Ponder / CC BY 4.0)は、現行の鉢写真の出典ではありません。
近縁カード coarctata: Photo: zebedeugalinha / CC BY 4.0, via iNaturalist
近縁カード glauca: Photo: Abu Shawka / CC0, via Wikimedia Commons(帰属は任意)

追加照合した資料の範囲

RHSの位置区分と強日射保護を整合させる。保全の将来10年は評価時点から。

比較写真の訂正履歴を保持。

本文の出品・観察件数は元の調査日を保持。写真の同定名は掲載元の記録によります。

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