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選び方・比較13 章約21分で読めます

ハオルチアの相場の見方と株の選び方|実物・来歴・落札件数から

同じ名前の株でも、サイズ、根、斑、株姿、来歴、鉢の有無で比較する条件が変わります。まず条件をそろえ、次に落札件数を読む。この記事では2026年7月24日に取得した2つの集計表から、検索語への混入と出会いやすさの見当を確かめます。

同じ「オブツーサ」の名で、数百円の株と数万円の株が並ぶ。値段を動かしているのは名前ではなく、窓の透明さ・斑・株のサイズ・そして誰が育てたかです。この記事は、公開された落札アーカイブから「どれくらい出回っているか」と「何が値段を動かすか」を読み解く見取り図です。

同じ名前の株を比べる条件

01
値札を比べる前に、株の条件をそろえる
条件
比べる2株でそろえるもの
写真・記録の確認先
大きさ・年数
仔株/成株、株の直径
鉢の直径と株の直径を分ける。年数は記録で確認
根の状態
根付き/発根待ち、直近の植替え
根の写真と作業日。葉の姿だけから発根を推定しない
斑・窓・株姿
無地/斑入り、窓の形、葉の間隔
現品の新葉と全体。撮影条件もそろえる
選抜個体・銘
元ラベル、親株、実生/カキ仔
入手経路と繁殖方法。見た目だけで銘を確定しない
株以外の費用
鉢・資材・送料・手数料
同じ内容の合計で比べる。入札回数も別に読む
影響の大きさの順位や価格の倍率を示す図ではありません。元の5条件に根の状態を加え、比較できる対象をそろえる表です。

金額を比べる前に、比較する株の条件をそろえます。値札の高さに納得できるかどうかは、結局この 5 つ(と、おまけの 1 つ)で決まる。

1. 斑入り(錦)。 葉に白や黄の斑が入った個体です。斑は葉緑素の少ない部分なので育ちが遅く、殖やしにくい。同じ品種の無地株とは価格帯そのものが別になります。斑の入り方は株ごとに違い、育てる環境でも見え方が変わるので、写真と実物の印象が離れやすいのもこのタイプです。

2. 選抜個体・園芸銘。窓の澄み方や紋の出方を見込んで選ばれた株には、栽培の現場で銘が付きます。「紫」「水晶」といった呼び名がそれ。園芸銘の正式名を決めるのは日本ハオルシア協会で、同会は 2014 年に ISHS(国際園芸学会)から Haworthia の国際栽培品種登録機関(ICRA)に指定されています。ただし、ある株が本当にその銘の系統なのかを買い手が外から確かめる手立ては、ふつうない。銘は「そう表示されている」という事実として受け取るのが正確な態度です。

3. 株の大きさと年数。ハオルチアはゆっくり育つ植物。親株から外した仔株が見応えのある大きさになるまでには年単位の時間がかかり、大株の値段には育成にかけた時間も関わります。逆に言えば、時間を自分で引き受けるなら、仔株はいちばん安く同じ品種を手に入れる道。

4. 株の仕上がり。 同じ大きさでも、葉が低く締まっている株と、間のびして中心が開いた株では扱いが変わります。間のびは光不足で起きる徒長で、買ったあとに置き場を直せば新しい葉から締まってきますが、伸びてしまった葉自体は元に戻りません。値段だけを比べて安いほうを選ぶと、この差を見落とします。

5. 鉢や資材が込みかどうか。 作家鉢や陶器鉢に植えられた状態で出ている場合、合計金額には鉢の値段が入っています。株の相場を知りたいときに、鉢込みの落札額をそのまま比べるとずれます。

おまけがひとつ。オークションの落札額は「その日その株を欲しかった人が何人いたか」の記録でもあります。入札が何度も伸びた落札は、相場というよりその日の競り合い。落札額を相場の手がかりにするなら、入札が 1〜2 回で決まったもののほうが、静かな成立価格に近いと考えられます。

落札件数で流通量を測る

01
集計期間と検索語の全体を確かめる
集計期間
2021-01〜2026-06
終了済みの落札で確認できる範囲
「ハオルチア」の一致件数
289,064件
検索一致の総件数。参考値
「ハオルシア」の一致件数
51,984件
同じ植物の別表記。重なる出品があるので合算しない
価格レンジ
—
条件をそろえた価格幅は、この集計にはない
検索一致件数は植物を同定した正確な取引数ではありません。

出典オークフリー(aucfree.com / Yahoo!オークション落札アーカイブ)取得日2026-07-24指標落札一致件数のみ(平均なし)

数字を出す前に、何を見ているのかを共有します。ここで扱うのはオークフリー(aucfree.com)で検索できる Yahoo!オークションの落札履歴。オークフリーは Yahoo! の公式でも出品者でもなく、終了した落札を検索できるサービスで、この記事の件数はその集計によります。フリマアプリの相場ではありません。

件数は検索キーワードに一致した落札の総件数です。表記揺れ(ハオルチア/ハオルシア)、別品種・別ジャンルの混入、出品タイトル末尾の「検索用タグ」による一致を含む参考値で、品種ごとの正確な取引数ではありません。

表記の揺れについても一言。「ハオルチア」と「ハオルシア」は同じ植物の別表記で、多くの出品はタイトルに両方を併記します。そのため両方の件数を単純に足すと、同じ出品を二度数えることになります。以下の表は「ハオルチア」表記で検索した件数だけを採り、合算していません。

検索キーワード落札一致件数タイトル実査での純度読み方
ハオルチア オブツーサ36,978約 88%最大の系列。検索用タグの混入が最も多い
ハオルチア 万象14,716約 98%窓を上面に持つ高額群。出品数も多い
ハオルチア 玉扇13,592約 94%万象と並ぶ二枚看板。かき仔の出品が多い
ハオルチア ピグマエア2,888約 100%属名を付ければ他ジャンルは落ちる
ハオルチア 寿2,620約 100%レツーサの和名。カタカナ表記とは別集計
ハオルチア 十二の巻1,033約 100%硬葉系の代表。市場は旧属名で流通する
ハオルチア レツーサ932約 100%和名「寿」と同じ植物を指す別の呼び名
ハオルチア クーペリー817約 98%変種が多く、名前が枝分かれしている
ハオルチア コンプトニアナ618約 98%件数は少ないが専門店では定番

出典オークフリー(aucfree.com / Yahoo!オークション落札アーカイブ)集計期間2021 年 1 月〜2026 年 6 月取得日2026-07-24純度各キーワードにつき落札一覧 1 ページ分(最大 50 件)のタイトルを 1 件ずつ読んで数えた割合 参考値

この表の読み方はひとつだけ。件数は「その品種にどれくらい出会えるか」であって、「その品種がいくらか」ではありません。オブツーサの 36,978 件と、コンプトニアナの 618 件。この差は値段の差ではなく、この検索条件に一致した落札件数の差です。件数が多い品種は、急がずに状態のよい株を選べる。件数が少ない語では、別名での出品や検索期間も確認し、件数だけで購入を急ぎません。

右端の「純度」は、確認したタイトルのうち、対象名を出品株の名前として読めた割合。各キーワードにつき落札一覧 1 ページ分、最大 50 件のタイトルを 1 件ずつ読んで数えました。50 件という小さな標本なので、桁の見当として見てください。純度が88%のオブツーサは、その標本に混入があった例です。全件の混入率や補正後の取引数へ換算しません。

名前で検索すると、何が混ざるのか

02
検索語 → タイトル標本 → 件数を分けて読む
調べた語
2026-07-24の記録
読み取る範囲
寿
検索一致219,279件/タイトル標本の純度約2%
茶器・人名などの混入。総件数を植物の流通数にしない
ハオルチア 寿
検索一致2,620件/タイトル標本の純度約100%
属名で対象を絞れる例。全件を同定した100%ではない
ハオルチア オブツーサ
検索一致36,978件/タイトル標本の純度約88%
検索用タグも一致する。純度から総取引数を逆算しない
既存集計表の抜粋。期間2021年1月〜2026年6月、標本は検索ごとに一覧1ページ・最大50件。下の2表を数値の正本として保持しています。
検索語件数純度混ざっていたもの
寿219,279約 2%棗・薩摩焼・茶器・ウイスキー・人名・フィギュア
ハオルチア 寿2,620約 100%—
ピグマエア21,010約 36%Ceraria pygmaea(コーデックス)ほか別属
ハオルチア ピグマエア2,888約 100%—
十二の巻4,223約 38%十二国記・袋帯・十二使徒
ハオルチア 十二の巻1,033約 100%—
万象39,453約 68%神羅万象チョコ(トレーディングカード)
ハオルチア 万象14,716約 98%—

出典オークフリー(aucfree.com / Yahoo!オークション落札アーカイブ)集計期間2021 年 1 月〜2026 年 6 月取得日2026-07-24 参考値

相場を自分で調べるとき、いちばん最初に効く技術がこれです。品種名の前に「ハオルチア」を付ける。 上の表は、同じ品種について「裸の品種名」で検索した場合と、属名を前に付けた場合を並べたものです。

いちばん極端なのが「寿」でした。この語だけで検索すると219,279件が一致しました。そのうち一覧1ページ・最大50件のタイトル標本では、ハオルチアと読めたものは約2%でした。この標本に混じっていたのは棗や薩摩焼などの茶道具、ウイスキー、人名、フィギュアです。「寿」は日本語としてあまりに一般的な語で、植物名として機能していません。ところが「ハオルチア 寿」にすると 2,620 件まで絞れ、標本で見るかぎり混入は見当たりませんでした。

「万象」も同じ構図です。この語だけの検索一致は39,453件でした。調べたタイトル標本では約3割が神羅万象チョコというトレーディングカードでした。「ピグマエア」は種小名としてよく使われる語で、Ceraria pygmaea というまったく別のコーデックス植物と衝突します。「十二の巻」は小説の『十二国記』や袋帯に一致します。どれも、検索一致件数をそのまま植物の流通量として読めない例です。標本の割合を検索全件に広げて換算はしていません。

ハオルチアの出品にはもうひとつ癖があります。タイトルの末尾に「検索用タグ」として関係の薄い品種名を大量に並べる習慣。「ハオルチア ○○ 検)多肉植物 万象 サボテン ハオルシア コンプト 錦」といった具合で、この末尾に載っているだけの品種名にも検索は一致します。オブツーサの純度が属名を足しても 88% で止まるのは、これが理由。件数を読むときは、「検索用」より後ろに書かれた名前は数に入れない、というつもりで眺めてください。

逆に言えば、この癖を知っていれば、売り場でも同じ目が使えます。タイトルや名札に品種名が何個も並んでいるとき、その株そのものを指しているのは、たいてい最初のひとつだけです。

株の選び方 — 名前より先に実物を見る

01
株の写真で、見るところを決める
実写真の観察
室内の鉢に植えられたリミフォリア。中心の葉、葉先、鉢の縁を観察する。
  1. 中心と新しい葉葉の並びが見える写真で、株姿を比べる。
  2. 葉のふちと先写っている傷や色の変化を、別の角度でも確認。
  3. 鉢と大きさ鉢の寸法と株の寸法を区別して、出品情報と照合。
見る箇所を決めてから、販売株そのものの写真と説明を確かめます。
写真はリミフォリアの観察例。根の状態や来歴は、別の写真・記録で確認します。
Photo: Michael Goodyear / CC0, via Wikimedia Commons
売り場で見る順番 FIG.03How to pick
  1. 名札より先に株を見る名札は外れるし付け替えられる。気に入るかどうかは株そのもので決める
  2. 窓と葉の質感を確かめる透明感で選ぶか、造形で選ぶか。系統の当たりはここで付く
  3. 低く締まっているかを見る中心が開いて間のびしていないか。伸びた葉は元に戻らない
  4. 実生かカキ仔かを聞く斑や色を確実に受け継ぐなら、親株から分けたカキ仔・株分け
  5. 「現品」表記かを確かめる通販で現品表記が無ければ、届くのは同じ名前の別の株
  6. 学名は現行の受理名で引き直す名札の学名は、その札が作られた時点の分類を保存している

ここからが本題。相場を眺めるより、目の前の 1 株をどう見るかのほうが、満足度をずっと大きく左右します。

名札は、いちばん当てにならない情報です。ハオルチアは名札が外れやすく、流通の途中で名前があいまいになったり、店ごとに違う基準で名付けられたりする。「十二の巻」として売られている株の多くが、実際には近縁のアテヌアータだというのは、この世界ではよく知られた話です。だから最初に見るのは名札ではなく、株そのもの。その株の窓の澄み方・葉の形・全体の姿を見て、自分が気に入るかどうかで判断してください。

次に、窓と葉の質感で系統の当たりを付けます。葉先が透きとおって光を通すなら軟葉系、葉が硬くて疣や畝があるなら硬葉系。透明感が好きなのか、幾何学的な造形が好きなのかで、進む方向が変わります。系統ごとの地図はハオルチアの種類総覧に、似た者どうしを分ける手順はクーペリー系の見分け方に。写真 1 枚から品種を言い切ることはできませんが、候補を絞って次に見る所を決めることはできます。

3 つめ、株が低く締まっているかを見ます。ハオルチアは光が足りないと上へ伸び、葉と葉のあいだが開いていく。売り場の照明が暗い店では、この状態の株が並んでいることがある。伸びた葉が元に戻ることはないので、同じ値段なら締まった株を選ぶほうが得です。原因と直し方は徒長の原因と直し方で扱っています。

4 つめ、実生かカキ仔かは、斑や色を気にするなら効いてきます。実生(種まき)は親とは少しずつ違う子が生まれる。これがハオルチアの多様性の源ですが、裏を返せば「親と同じ色・斑になる保証はない」ということ。特定の発色や斑を確実に受け継ぎたいなら、親株の脇から出た仔(カキ仔)や株分け株を選ぶのが確実です。殖やし方そのものは増やし方にまとめてあります。

5 つめ、通販では「現品」表記を確かめてください。 「現品(この株そのもの)」と書かれていない限り、届くのは同じ名前の別個体です。斑の入り方や窓の澄み方は株ごとに違うので、見本写真とは差が出る前提で選ぶと、届いてからのがっかりを防げます。

最後に、名札の学名について。「Haworthia」表記が旧属名だったり、いまは変種として扱われている名前が独立種として書かれていたりする。これは誤表示というより、その札が作られた時点の分類体系を保存していると考えるほうが実態に近い。育て方や来歴を調べるときは、現行の受理名で引き直すと公的なデータベースにたどりつきやすくなります。旧名と現行名の対応は名前の対照表で引けます。産地名や採集番号が付いた株は情報が多いのは確かですが、書かれた産地に本当にその株が由来するかを買い手が外から確かめる手立ては、ふつうありません。

買う場所ごとの向き・不向き

どこで買うか — 見られるもの / 見られないもの
園芸店・ホームセンター
向く
実物を見て選べる。普及種の最初の 1 株に
注意
名札の精度は期待しない。店内が暗いと徒長株が混じる
専門店・即売会
向く
万象・玉扇・銘のある株。名前の来歴を聞ける
注意
開催が秋〜冬に集中する。予算を決めてから行く
通販・個人間取引
向く
近くに店が無いとき。品種の選択肢は最も広い
注意
現品表記の有無がすべて。写真は光の条件で色が変わる

買う場所によって、選べるものと選べないものが変わります。値段の差は、そこから来ている部分が小さくない。

園芸店・ホームセンターの多肉コーナーは、最初の 1 株を選ぶ場所としていちばん向いています。実物を手に取って、締まり具合も窓の澄み方も確かめられるから。流通量の多い普及種、表でいえばオブツーサや十二の巻はここで見つかります。件数が多い品種は急がずに状態のよい株を選べる、というのはそういう意味。ただし名札の精度は期待しないほうがよく、店内が暗い場所では徒長した株が混じります。

多肉植物の専門店と、秋から冬にかけて各地で開かれる即売会・イベントは、万象や玉扇、銘のある株を実物で選べる場です。窓の紋や質感は写真では伝わりにくいので、こうした株ほど実物を見る価値があります。名前の来歴を売り手に聞けるのも大きい。ただし種類も価格帯も幅があるので、行く前に予算の上限を決めておくほうが安全です。

通販と個人間取引は、近くに店が無い場合の現実的な選択肢で、品種の幅はいちばん広くなります。判断のほとんどは「現品表記があるか」に集約されます。写真は撮影時の光で色が変わるため、窓の透明感や斑の色は実物と印象が違って当然だと思っておいてください。なお当サイトは、メルカリ・ヤフオク等の個人間取引ページへ誘導するリンクは掲載しません。相場の出典としてオークションの落札履歴を参照してはいますが、売買の仲介・誘導は行いません。

はじめての 1 株をどう決めるか

かんたん派は同じサイズの現品を並べ、根付きか・鉢込みかを確かめます。こだわり派は元ラベル・親株・取得日と、送料を含む総額まで記録して比べます。

迷ったときの決め方
  • 流通量の多い品種から選ぶ。状態のよい株を落ち着いて比べられる
  • 最初の 1 株に斑入り・選抜個体を選ばない。値段が個体の条件で動きすぎる
  • 名札より、締まった姿と澄んだ窓。名前はあとから引き直せる
  • 株の予算を使い切らず、光と鉢と土のぶんを残しておく

ここまでを踏まえて、はじめの 1 株の決め方をひとつだけ書きます。流通量の多い品種から、状態のよい株を選んでください。

件数の多い品種は、投機的に価格が乱高下するジャンルではなく、数多く出回る大衆的な多肉植物。だからこそ、急がずに何株か見比べて、いちばん締まっていていちばん窓のきれいなものを選べます。この「比べて選ぶ」経験が、次の 1 株を選ぶときの目になる。逆に、最初から斑入りや銘のある株を選ぶと、値段が個体の条件で動きすぎて、自分が何にお金を払ったのかが分からないまま終わりがちです。

もうひとつ。株にかける予算を使い切らないでください。ハオルチアは室内で育てられる植物ですが、そのぶん光が足りなくなりやすく、置き場所と光の条件が姿をほぼ決める。株の値段と同じくらい、あるいはそれ以上に、光と鉢と土のほうが結果に効きます。最初の買い物では、そのぶんの予算を残しておくのがおすすめ。

値段より先に、置き場所と光

GEAR

育成環境ガイド

ライト・用土・鉢・棚の選び方は、記事ごとに散らさず 1 本のガイドに集約しています。株を決める前に読んでおくと、予算の配分が変わります。

相場を知ることは、ハオルチアを楽しむ入り口にすぎません。安く手に入れた株でも、光と用土と鉢が合っていれば見違えるように育ちますし、高い株でも環境が合わなければ姿を崩します。

とくに光は決定的。ハオルチアは強い直射を嫌いますが、暗い室内では上へ間のびします。この「明るい日陰」をどう作るかが、室内栽培のほぼすべてと言ってよいくらい。実際に届く光を確かめて必要なら補う方法、市販用土の配合と乾き方、今ある根に合う鉢の選び方は育成環境ガイドに。日々の水やりと置き場所の判断はハオルチアの育て方のほうです。

集計の対象と範囲

読む前に、3 つ FIG.01Ground rules
01 出す
落札の件数
どれだけ出回っているかの目安。ただし「その品種の落札数」ではなく、検索一致の総件数
02 出さない
平均価格
落札アーカイブの表示平均は並び順で大きく動く。相場の代表値として使えない
03 出さない
価格レンジ・落札例
1 件ごとにサイズ・斑・鉢が違い、条件を揃えない幅は読む人を迷わせるだけ。代わりに「値段を動かす条件」を厚く書く

この 3 つが、以下すべての数字の読み方の前提です

相場の数字は、読み方を間違えると害になります。本題に入る前に、この記事が扱う数値の性質を先に置いておきます。

1 つめ。出すのは落札の「件数」です。 ある品種名で検索したときに、過去にいくつの落札が一致したか。これは並べ替えても切り取り方を変えても動かない、いちばん頑丈な数字です。件数が多ければ「よく出回っている」、少なければ「あまり出てこない」と読めます。値段そのものではなく、出会いやすさの目安だと思ってください。

2 つめ。平均価格は掲載していません。落札アーカイブが画面に出す平均値は、集計対象の全件を均したものではなく、そのとき表示している 1 ページ分の単純平均。並び順を変えるだけで大きく動きます。理由は「なぜ平均価格を出さないのか」で詳しく。

3 つめ。価格レンジと個別の落札例は載せていません。落札は 1 件ごとにサイズ・斑・鉢・時期が違い、条件を揃えずに並べた幅は読む人を迷わせるだけだからです。そのぶん、値段を動かしている条件のほうを厚く書きました。

なぜ「平均価格」を出さないのか

並び順で「平均」は動く。件数は動かない FIG.02Why no average
同じ落札の集まりを「高い順」で表示すると
画面に出る平均は大きく出る
同じ集まりを「安い順」に並べ替えると
同じデータなのに平均は何倍も小さくなる
では件数はどうか
並べ替えても件数は 1 件も動かない

本サイトは相場の「平均価格」を掲載しません。落札アーカイブが表示する平均値は全件平均ではなく表示中 1 ページ分の単純平均で、並び順を変えるだけで大きく変動します。また単純平均は極端な高値 1 件で跳ね上がるため、相場の代表値として適切でないと判断しました。この記事では、検索語ごとの一致件数と、タイトル標本に含まれる対象名を示します。

これは机上の心配ではありません。同じ品種の同じ落札の集まりを対象にしても、表示の並び順を「高い順」から「安い順」へ変えるだけで、画面に出る平均は何倍も動きます。母集団は 1 件も変わっていないのに、です。一方で落札の件数は、どう並べ替えても変わりません。動かない数字を土台にするほうが、相場の見取り図としては誠実だと考えました。

もうひとつ、単純平均そのものの弱さ。ハオルチアは同じ名前でも株ごとの差が極端に大きい植物です。実生の小苗と、選抜された大株と、斑入りとでは価格帯が一桁変わる。そこへ極端な高値が 1 件混ざるだけで、平均は現実のどこにも対応しない数字になります。ひとつの値に丸めた瞬間、いちばん知りたい「幅」の情報が消えてしまう。

ですからこの記事では、価格を語るときは金額ではなく条件で語ります。「何がその株を高くしているのか」が分かれば、目の前の値札が高いのか妥当なのかは自分で判断できる。金額の暗記より、そちらのほうが長く使えます。

相場データについて

この記事の数字を読むときの注意

掲載しているのは過去の落札実績にもとづく参考値です。以下の前提のうえでご覧ください。

  • 掲載しているのは過去の落札実績にもとづく参考値で、購入価格・売却価格を保証するものではありません。
  • 件数は検索一致の総件数(表記揺れ・別品種の混入を含む)です。
  • 出典元の落札履歴は時間の経過とともに閲覧できなくなる場合があります。リンク先が消えていることがあります。
  • 季節変動・外れ値・送料・手数料の補正は行っていません。取得時点のデータをそのまま集計しています。
  • 当サイトは販売・仲介を行いません。取引の判断はご自身の責任でお願いします。
  • 純度は各キーワードにつき落札一覧 1 ページ分(最大 50 件)の標本から求めた目安で、全件を検査した値ではありません。

出典オークフリー(aucfree.com / Yahoo!オークション落札アーカイブ)集計期間2021 年 1 月〜2026 年 6 月取得日2026-07-24

FAQ

ハオルチアの平均価格はいくらですか?
本サイトは平均価格を出していません。落札アーカイブが表示する平均は表示中 1 ページ分の単純平均で、並び順を変えるだけで大きく動くため、相場の代表値として適切でないと判断しました。この記事では、取得日と検索条件を固定した落札一致件数と、値段を動かしている条件のほうを示しています。
なぜ同じ品種で値段の幅がこんなに広いのですか?
斑(錦)の有無・選抜個体かどうか・株の大きさと年数・仕上がり・鉢が込みかどうかで変わるためです。実生の小苗と選抜された大株と斑入りが同じ名前で並ぶので、下限と上限は大きく開きます。だからひとつの金額に丸めず、条件のほうを示しています。
件数はその品種が売れた数ですか?
いいえ。件数は検索キーワードに一致した落札の総件数で、表記揺れ(ハオルチア/ハオルシア)や別品種の混入、出品タイトル末尾の検索用タグへの一致を含みます。その品種の正確な取引数ではなく、どれくらい出回っているかのおおまかな見当としてお読みください。
はじめて買うなら、どの品種がいいですか?
流通量の多い品種をおすすめします。何株か見比べて、締まっていて窓のきれいな個体を選べるからです。透明感が好きならオブツーサなどの軟葉系、模様や造形が好きなら十二の巻などの硬葉系が入口になります。斑入りや銘のある株は、目が育ってからのほうが楽しめます。
名札の名前と実物が違う気がします。買ってはいけませんか?
名札が実物と食い違うことはよくありますが、それ自体は買わない理由になりません。名札は外れやすく、学名も札が作られた時点の分類を保存している場合が多い。名前はあとから引き直せるので、株そのものを気に入ったかどうかで決めてください。旧名と現行名の対応は名前の対照表で引けます。
このデータはどこのものですか?
オークフリー(aucfree.com)で検索できる Yahoo!オークションの落札履歴を集計しています。オークフリーは Yahoo! の公式でも出品者でもなく、終了した落札を検索できるサービスです。フリマアプリの相場ではありません。当サイトは販売・仲介を行いません。

出典

  • オークフリー(aucfree.com / Yahoo!オークション落札アーカイブ)— https://aucfree.com/(落札一致件数・タイトル実査による純度。集計期間 2021 年 1 月〜2026 年 6 月・取得日 2026-07-24)
  • 日本ハオルシア協会 — Haworthia の国際栽培品種登録機関(ICRA)。園芸銘の正式名は同会の登録名を正とする(ISHS の ICRA 一覧・2026-08-14 実測)

この記事で扱わなかったこと

  • 平均落札価格: 掲載していません。落札アーカイブの表示平均は並び順で大きく動き、代表値にならないためです。
  • 品種別の価格レンジ: 掲載していません。落札は 1 件ごとにサイズ・斑・鉢・時期が違い、条件を揃えない幅は代表値になりません。
  • 個別の落札例・高額落札のランキング: 掲載していません。上と同じ理由です。なお掲載する場合でも、斑入り・選抜個体・作家鉢込みは無地 1 株の相場を歪めるため、順位表には入れず理由つきの別表に回す取り決めにしてあります。
  • 品種ごとの正確な取引数: 出していません。件数は検索一致の総件数で、表記揺れ・別品種の混入を含む参考値です。
  • 将来の価格予測・値上がり見込み: 書きません。過去の落札実績のみを示し、今後の価格は保証も予測もしません。
  • フリマアプリ(メルカリ等)の相場: 扱いません。この記事の件数は落札オークションの履歴のみで、個人間取引ページへ誘導するリンクも掲載しません。
  • 送料・手数料込みの実支払額: 補正していません。落札額そのものの集計です。
  • 実物の鑑定・品種の断定: 行いません。名札や銘は「そう表示されている」という事実として扱い、写真から品種を言い切ることはしません。
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