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軟葉系14 章約49分で読めます

ベヌスタの育て方と見分け方|窓を覆う白い毛を観察

鉢いっぱいに寄り集まった軟葉系ハオルチアのロゼットを斜め上から写した写真。三角形の葉は灰緑色で、面ぜんたいが細かい白い毛におおわれて霜が降りたように見える。奥の株は紫褐色を帯び、細い花茎が 2 本立ち上がっている
葉の面ぜんたいを細かい白毛がおおう Photo: S Molteno / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
SPECIMEN — HAWORTHIA COOPERI VAR. VENUSTA
ベヌスタHaworthia cooperi var. venusta / ハオルチア・クーペリー・ベヌスタ
魅力葉の面まで広がる細かな白い毛育て方を見る →

小さな窓の上に、白い毛がふわりと広がる。ベヌスタは、葉の縁だけでなく面の上まで目を近づけたくなるハオルチアです。

緑の窓と毛の細かな影が重なり、丸い窓を透かすオブツーサとは違う質感を見せます。写真で毛の場所を確かめたら、育て方と似た株の比較、名前と保全の記録へ進みましょう。

ベヌスタの見どころ — 窓の上まで広がる白い毛

観察
白い毛を、窓の面と輪郭で見比べる
全体の位置 → 同じ写真の拡大
一枚の窓を面から縁へたどると、毛の生える位置の違いが見えてきます。
  1. 窓の面中央右の面にも白毛が見える。
  2. 葉の縁左寄りの輪郭に沿う毛を探す。
窓の線の上にも、短い白い毛が広がる。
1 面に広がる毛窓の線の上にも、短い白い毛が広がる。
葉の縁へ白い毛が連なり、輪郭が細かく縁取られる。
2 輪郭の毛葉の縁へ白い毛が連なり、輪郭が細かく縁取られる。
一枚の窓を面から縁へたどると、毛の生える位置の違いが見えてきます。
裏の稜はこの上面写真では確認しません。白毛の働きや長さを測った図ではありません。 部分拡大は上の同じ写真から。番号は場所を示します。
Photo: Abu Shawka / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons(部分拡大)

白い毛が線のように縁へ並ぶ場所と、窓の面へ広がる場所を見比べます。毛の間から見える窓の筋も、この一株を覚える目印。

毛の働きを写真から想像するより、どの面にどのように出ているかを丁寧に追うと、近縁との比較がしやすくなります。

見どころと育て方
  • 葉の縁と面の毛を見比べる
  • 毛のある株すべてがベヌスタではない
  • GBIFの3件は2026年8月14日の照会結果

育て方 — 毛を触らず、鉢と新葉を観察する

ベヌスタを育てる
かんたん派
すること半日陰と水はけを整え、毛をこすらず眺める
楽しみ方小さな葉の質感を、落ち着いた置き場所で楽しめます。
こだわり派
すること毛をこすらず株元と新葉を観察し、鉢の湿りを確認してから水やりを決める。鉢の乾きを見るへ。
楽しみ方毛量だけでなく、毛の位置や葉の形を比べられます。

光を整える

SANBIのハオルチア属の管理解説は、半日陰を勧めています。鉢では水はけも確保します。

強い日差しへ急に移すより、葉の間隔と新しい葉を見ながら置き場所を調整しましょう。季節の育て方も合わせて読めます。

水は鉢と生育を見て

底穴のある鉢で余分な水を排出し、湿った状態を長く続けないようにします。葉がしぼんだときも、先に土の湿りと根の状態を確認。

用土・鉢・ライトの選び方へつなげて考えます。

冬は窓辺の冷えを避ける

この分類群に固有の耐寒限界は示されていません。凍結を避け、夜の窓際の冷えと鉢の乾き方を確認します。

温度の読み方は耐寒性と冬越しへ。

「面に毛がある = ベヌスタ」ではない

分類群葉の面に毛が出るか(Bayer の記述)読み方
H. cooperi var. venusta
(この頁)
出る。H. cooperi ではこの 1 集団だけこの頁の主題
H. gracilis var. isabellae
(現 H. cooperi var. isabellae)
1 つの集団で同じことが起きていると明記同じクーペリーの別の変種。しかも別のテキストで Bayer は「Scott の venusta と同じ色と葉面の毛を持つ、とても小さな isabellae」を見たと書いている
H. decipiensまばらな葉面の刺毛はかなり普通別の種。SANBI は親種クーペリーの評価文でも「H. decipiens と紛れる」と書いている
H. nortieri同上(かなり普通)別の種
H. arachnoidea少しある別の種
出典はいずれも Bayer『Haworthia Update』Volume 2 第 8 章(葉面の刺毛について)と Volume 1 第 1 章(isabellae の観察)を 2026-08-14 に照会した実測。この表は「ベヌスタを否定する表」ではなく、「面の毛だけでは決まらない」ことを示す表です。なお var. isabellae は現在 H. cooperi の受理変種で、Bayer が上の記述をした時点の名前(H. gracilis var. isabellae)と現行名が異なります。

「毛はふつう、葉のふちと裏の稜に生える」節で引いた 1 文には、続きがあります。Bayer は「葉の面に刺毛が出るのはクーペリーでは var. venusta だけだ」と書いたすぐあとで、同じことが H. gracilis var. isabellae の 1 集団にも起きていること、まばらな葉面の刺毛は H. decipiens や H. nortieri ではむしろ普通で、H. arachnoidea にも少しあることを続けています。

つまり、この記事の主張とその限界は、同じ 1 つの記述から出ています。「クーペリーの中では例外」であることと、「ハオルチア全体では唯一ではない」ことが、同じ段落に並んでいる。

とくに注意したいのが 2 行目です。var. isabellae は、いまはベヌスタと同じ H. cooperi の受理変種です。

同じ種の中に、面の毛を持つ集団がもうひとつあるということになります。しかも Bayer は別のテキストで、「Scott の venusta と同じ色と葉面の毛(spininess/hairiness)を持つ、とても小さな isabellae」を実際に見たと書いています。

写真 1 枚では、その 2 つを分けられません。

見る場所
ベヌスタの実写真から
読み取れること
写真だけでは
決まらないこと
葉の面の毛
面ぜんたいに細かい毛が立つ 同じ形質を持つ別の分類群がある
毛の並び
中央の筋から左右へ放射する この並び方が変種に固有かどうか
葉のふちの毛
輪郭に沿って並ぶ ハオルチアの既定なので情報にならない
裏の稜(竜骨)
2 枚とも上から撮られていて写らない 株を横や下から見ないと確認できない
色
灰緑。外側の葉は紫褐を帯びる 色は種の記載にある変化幅の内側
大きさ
比較物が写っておらず測れない 「小型のまま」を写真で確かめる手立てが無い
産地
2 枚とも栽培株で、産地の情報が無い 記録側の産地も非公開になっている

左列はベヌスタとして載せた実写 2 枚(扉と 「毛はふつう、葉のふちと裏の稜に生える」節)の所見、右列は写真からは決まらない項目。写真の同定は撮影者と Wikimedia Commons の分類カテゴリによるものです候補として読む

手順から入りたい方は見分け方ガイドの入口からどうぞ。

入手時の注意 — 「ベヌスタ」と表示されうるもの

「ベヌスタ」と表示されうるもの — 断定でなく「次に見る所」の表
venusta 名義 VAR. VENUSTA
名前の出どころ
Scott・1996 の記載 → Bayer・1999 の組合せ
照合先の扱い
受理名(GBIF / WFO / SANBI)
次に見る所
毛がふちだけでなく面にも出ているか。ただし面の毛は他の分類群にも出る
旧名義 H. VENUSTA
名前の出どころ
Scott・1996 の種名(1999 年に変種へ)
照合先の扱い
同じもののシノニムとして畳まれている
次に見る所
見た目では分けない。3 年だけ使われた階級の表記であって別の植物ではない
面に毛のある近縁 ISABELLAE / DECIPIENS ほか
名前の出どころ
それぞれ独立した変種・種
照合先の扱い
Bayer が「同じ形質が出る」と明記している相手
次に見る所
面の毛だけでは分けられない。姿の手順は見分け方の頁へ
交配・園芸銘 HYBRID / CULTIVAR
名前の出どころ
栽培の現場で付けられた呼び名
照合先の扱い
学名の照合先には載らない
次に見る所
葉形と由来を合わせる。親株・増殖の記録を確認

売り場のラベルは、いまのところ 2 通りに割れます。Haworthia cooperi var. venusta と書かれていれば現行の受理名、Haworthia venusta と書かれていれば 1996〜1999 年に使われた種名です。

ただし、育て方や来歴を調べるときは、現行の受理名で検索したほうが公的なデータベースにたどりつきやすいのは確かです。名前の対照表に、旧名と現行名を並べてあります。

葉の面に毛が出る近縁もあるため、毛の位置と葉形を比べます。GBIF登録3件という数から流通株の来歴が確認できないとはせず、名札と親株・増殖の記録を照合します。

園芸銘の登録資料

園芸銘の扱いについて。園芸銘の正式名を決めるのは日本ハオルシア協会で、同会は2014 年に ISHS(国際園芸学会)から Haworthia の国際栽培品種登録機関(ICRA)に指定されています。

登録の担当は林雅彦氏で、Haworthia(Haworthiopsis と Tulista を含む)・Astroloba・Chortolirion とそれらの交配種を、ひとつの品種名グループとして扱うという枠組みです(ISHS の ICRA 一覧・2026-08-14 実測)。園芸銘は、協会の登録名が正になります。

価格を比較する場合も、株の状態と由来を個別に確認します。公開登録数の少なさや産地の非公開だけから、販売株の来歴や取引内容を判断することはできません。

基本情報 — 学名・自生地・耐寒性

ベヌスタの基本データQuick Spec
見どころ窓の面まで広がる白毛
株姿小型にとどまる(Bayer)
仔吹き出てもまばら(Bayer)
光種として、温室のガラス越しに十分な光(RHS・英国の条件) → 置き場の表
雨の季節資料なし(2026-10-17 時点) → 雨の季節の表
冬凍結と夜間の冷えを避ける
学名データ・出典の範囲
受理名Haworthia cooperi var. venusta (C.L.Scott) M.B.Bayer
階級変種(種ではない)。親種 = Haworthia cooperi Baker
組合せの発表Bayer・1999 年『Haworthia Revisited』56 頁
基になった名前Haworthia venusta C.L.Scott(独立種として発表)
その発表年1996 年 Bradleya 14: 87。13 変種でいちばん新しい
種でいた期間約 3 年(1996 → 1999)。13 変種で最短この頁の核
科ツルボラン科(Asphodelaceae)
系統軟葉系(Haworthia 狭義 / クーペリーの変種)
著者Charles Leslie Scott(1913–2001)/ 組合せは Martin Bruce Bayer(1935–2023)
シノニム2 件(GBIF・WFO)/ 1 件(SANBI)。13 変種で最少グループ
タイプ標本Britten 781(Bayer 1999 の引用)。方眼番号が資料内で 2 通りに割れる
自生地南アフリカ固有。東ケープ州のみ(SANBI・親種の頁)
産地の細かさ非公開 — SANBI が Information redacted と記すこの頁の核
局所性1 か所でしか知られていない(Bayer 1999 の図版説明)
変種の識別粗い白毛におおわれる。他の変種の「わずかに毛がある傾向」を誇張したもの(Bayer 1999)
仔吹き吹くとしてもごくまばら(Bayer 1999)
大きさ小型のままにとどまる(Bayer 1999)。変種固有の数値は無い未確認
ロゼット径120 mm まで — ただしこれは種の記載値種の値
葉20〜40 枚(種の記載値)。葉縁の刺は 2 mm 未満(あれば)
花花序は 20 cm まで・花は 20〜30 個で花被は白(種の記載値)。花期の月は確認できず未確認
冬の確認夜間最低温度を測り、凍結を避ける。冬の置き場所と個別資料を確認
保全評価(現行)Not Evaluated(未評価)— 理由は「種内分類群は評価しない」(SANBI・2024.1)
保全評価(過去)CR(深刻な危機)— Raimondo ほか(2009)。15 の種下分類群でただ 1 つ
親種の評価Data Deficient — Taxonomically Problematic(SANBI・2014-03-19)
出現記録GBIF 3 件(標本 1 / 観察 2)。iNaturalist 4 件。13 変種で最少
語源「愛らしい(charming)」+ 採集者への献名— Bayer が 1 行で両方を書いている
流通名ベヌスタ(学名のカタカナ表記)

この表には、他の品種頁と違う書き方をした欄が 3 つあります。ひとつはロゼット径と葉の枚数で、「種の記載値」と断ってあります。

Bayer 1999 は、クーペリーという種のレベルでは数値を書いていますが、ベヌスタという変種の項には数値をひとつも置いていません。変種の項にあるのは、書誌・タイプ・語源と献名・定性的な識別の 1 文・産地・図版説明だけです。

そこで表の数値は「種の値」として読んでください。

ふたつめは「産地の細かさ」。南アフリカのレッドリストは、本変種の頁の分布欄を非公開とし、SANBIへの問い合わせを案内しています。GBIF に登録された唯一の標本記録も、産地の欄が「locality information redacted」になっています。

そのため産地は州(東ケープ州)までにとどめます。詳しくは「2009 年の深刻な危機と、伏せられた産地」節で扱います。

みっつめはタイプ標本の欄です。Bayer 1999 は本変種のタイプとして Britten 781 という標本を引いていますが、同じ本の同じ項のなかで、産地を示す 1/4 度方眼の番号が 2 通りに割れています(タイプ引用では 3226、分布欄では 3326)。

グレアムズタウンの方眼は 3326 なので前者は誤記と考えられますが、ここでは、割れているという事実だけを記します。

この表には、確認した資料が記す範囲を載せています。冬の管理で確認する点はハオルチアの越冬(耐寒性)にまとめています。

分類上の位置づけと関連資料
この頁 / VARIETY
毛が「面」に出ている、という一点
ハオルチアの毛が生える場所の既定と、そこから外れた 1 集団。「葉の面と縁にどのように毛が付くか」を知りたい人のための頁です。
別の頁 / SPECIES
クーペリーの全体像
親にあたる種と、そこに属する13 の変種の地図。ベヌスタが全体のどこに座るかを俯瞰したい方はこちらから。
別の頁 / HOW TO TELL
クーペリー系の見分け方
手元の株の名前を手順で絞り込みたいときはこちら。本頁は手順ではなく、その手順の根拠と限界の側を扱います。

上の 2 枚目・3 枚目はそれぞれ別の記事です — ハオルチア・クーペリー(13 変種の全体像) と クーペリー系の見分け方 からどうぞ。姿から絞り込む手順は後者が図解でまとめています。

まず、この植物の立ち位置をはっきりさせておきます。ベヌスタは、葉が硬く厚い硬葉系ではなく、葉がやわらかく光を透かす軟葉系のハオルチアです。

そのなかでもクーペリー(Haworthia cooperi)という種の、13 ある受理変種のひとつという位置にあります(GBIF の分類バックボーンを 2026-08-14 に照会した実測値)。

そして、13 のなかでいちばん名前が新しい変種です。基になった名前 Haworthia venusta C.L.Scott が発表されたのは1996 年。

照合した13変種では、venustaの基準異名はtruncata(1955年)より41年、pilifera(1870年)より126年新しい名前でした。これはこの13変種の比較で、属全体の最後に付いた名という結論にはしません。

TAXONOMY / MEASURED 2026-08-14
ベヌスタはクーペリーの 13 変種のひとつ — 2 変種と旧種名の関係
ツルボラン科 AsphodelaceaeALOOIDS
ハオルチア属 HAWORTHIA(軟葉系)/ 2013〜2016 年の 3 属分割後も残留
属と変種の所属・受理状態は GBIF Backbone(var. venusta = usageKey 2780135 / status ACCEPTED / 親 2780103)、組合せの発表頁は同 publishedIn を 2026-08-14 に照会した実測値

この頁が引き受けるのは「毛の位置」の話です。ハオルチアの品種頁は、ふつう姿ぜんたいの説明から入ります。

ところがベヌスタの場合、一次記載に書かれていることが、驚くほど少ないのです。Bruce Bayer が『Haworthia Revisited』(1999)に置いた本変種の記述はたった 1 文で、内容は「粗い白毛におおわれている」「仔を吹くとしてもごくまばら」「小型のままにとどまる」の 3 点だけ。

ロゼットの径も葉の枚数も花の色も、変種としては 1 つも書かれていません(2026-08-14 に本文を照会して確認)。

Bayerの1999年の変種記述では、白毛と小型の株姿、まばらな仔吹きが挙げられています。1996年のScottの原記載本文は未参照なので、白毛だけを理由に名づけられたとは言えません。

毛の生える場所は写真とBayerの形態記述を見比べます。

なお、これは「ハオルチアの分類が不安定だ」という話の一例でもあります。ハオルチア属に何種あるかという問いには、研究者によって桁の違う答えが返ってきます。

林雅彦氏は 546 種、Ingo Breuer 氏は 366 種、Bruce Bayer 氏は 60 種という数を示してきました。細かく分ける立場と、まとめる立場の幅です。

南アフリカ国家生物多様性研究所(SANBI)のレッドリストも、この属が「似ていることより変異のほうを重く見る名づけが過剰に増えてきた」状態にあると注記しています。ベヌスタの 3 年間は、その事情がいちばん短い時間に凝縮して現れた例と読めます。

毛はふつう、葉のふちと裏の稜に生える

表から見える面と縁、横から確かめる裏の稜を分けて、写真を読みます。

毛の位置と資料の記述を詳しく読む

冒頭で見た毛の位置を、資料の用語でも確かめます。

窓の面と葉縁を行き来しながら、毛が付く位置を眺めてみましょう。葉先の輪郭も合わせると、似た株と比べる観察点が増えます。

大事なのは量ではなく、毛が「どこに」生えているかでした。

Bayer は、別のテキストでその既定を書いています。『Haworthia Update』シリーズの Volume 2 第 8 章に、毛(彼は spination = 刺毛と書きます)の生える場所についての一節があります。

要点は次のとおりです。

通常、この種の刺毛は葉縁(margins)と竜骨(keels)に生える。葉の面(surface)に刺毛が出るのは、H. cooperi では 1 つの集団だけ — すなわち var. venusta である。

(Bayer『Haworthia Update』Volume 2 第 8 章より・要約)

観察
面・縁・裏の稜は、見る向きを分ける
面・縁・裏へ、見る向きを対応させる
部位
位置
見る向き
葉の面
上を向く、窓の広がる側
上面写真で、線の間に毛があるかを見る
葉の縁
面を囲む輪郭
斜めから、輪郭に沿う毛を見る
裏の稜(竜骨)
葉の裏側を走る背の線
上面写真で補わず、横や裏が見える写真を確認
同じ「毛がある」でも部位は三つ。見える部位から順に確かめます。
部位の説明:本文で照合したBayerの記載。内部の断面形・厚み・毛の本数を示す図ではありません。
観察
葉先・縁・面。毛のある場所を比べる
掲載写真の同じ部位を比較
H. cooperiの掲載株。短い毛が輪郭に沿って並び、窓面の縦の線が見える。
H. cooperiの掲載株短い毛が輪郭に沿って並び、窓面の縦の線が見える。詳しく見る →
ベヌスタの掲載株。縁の輪郭から面の中へ、短い白毛が広がる。
ベヌスタの掲載株縁の輪郭から面の中へ、短い白毛が広がる。詳しく見る →
毛の多さだけでなく、先端・輪郭・面のどこに見えるかを比べます。
掲載株の観察例。面に毛があるだけではベヌスタとは決まりません。 写真は共通縮尺ではありません。
H. cooperiの掲載株:Photo: Agnieszka Kwiecień, Nova / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
ベヌスタの掲載株:Photo: Abu Shawka / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
記載と照合の詳細

この 1 文が、この頁のすべてです。「毛がある / 無い」ではなく、「毛はどこから出るか」という軸が最初にあって、ベヌスタはその軸の上で例外の側に立っている。

まずその軸の名前を、図で押さえておきます。

用語をそろえておきます。日本語で「毛」と言うとき、園芸の現場ではノギ(葉先から伸びる長い毛)を指すのがふつうです。

一方、Bayer が spination と書くのは葉の表面から出る短い突起・毛の総称で、位置の話をするときはこちらの語のほうが正確です。この頁は「毛の位置」を扱うので、後者の枠で書きます。

「葉先・縁・面。毛のある場所を比べる」の写真比較では、H. cooperiの掲載株、ベヌスタの掲載株の順に並べています。別株どうしで、輪郭の毛と窓面の毛を同じ部位で見比べます。

採用写真では葉の輪郭だけでなく面にも毛が見えます。毛と窓の筋を見比べると、白い質感と緑の地色が重なる場所を探せます。

毛の機能を写真から説明することはしません。

Bayer 自身は、この毛を 2 通りの言い方で書いています。本文では「粗い白毛(coarse white-haired)」、図版の説明では「短く光沢のある毛(short shiny hairs)」。

Bayerの文章と図版説明では毛の表現が異なります。ここでは毛が見える位置を写真で示します。毛の本数や間隔、長さを測定したものではありません。

葉の輪郭や群れ方から近い仲間を探すときは、クーペリー系の見分け方へ。ベヌスタの写真では、窓面と縁の毛を分けて観察します。

関連資料:クーペリー系の見分け方

形態の比較と、資料が採用する名前の関係を一緒に読むと、名札を調べる手がかりになります。

そして限界のほうも、同じ 1 つの記述に書かれています。

1996 年に生まれ、3 年で変種になった

1996年と1999年の学名の記録を読む
DATE / RECORD
採集・命名・評価の記録を分ける
年記録読む範囲
1946Britten, G.V.の採集番号781・NBGの標本記録GBIFに保存された採集日。原記載との関係はタイプ情報を別に照合
1996ScottがHaworthia venustaを発表Bradleya 14巻87頁
1997Bayerがこの名前を含む命名について論評著者の種概念による論考
1999BayerがH. cooperi var. venustaへ組み合わせるHaworthia Revisited 56頁。1996年から3年
2009・20142009年履歴のCRと、2014年の種のDDT・変種のNE5年の間に評価の対象・扱いが変化。属全体の比較ではない

再発見:年は未記載。BayerはBrittenの標本がGerhard Marxの再発見につながったと述べるが、年はrecentとするだけ。1996年の前後には配置しない。

GBIF・IPNI・Bayer 1999・SANBIの保存済み照合記録(2026-08-14)。各資料の記録を同一の因果鎖として結ばない。

1996年にScottが『Bradleya』第14巻87頁で種名H. venustaを発表し、1999年にBayerがクーペリーの変種へ組み合わせました。ここでの3年は命名手続きの間隔です。

原記載の産地表記は国際植物名索引(IPNI)の実測で “Cape Province.” 、ケープ州、それだけです。そして1999 年、Bruce Bayer が『Haworthia Revisited』56 頁で、この名前をクーペリーの変種へ移しました。

表は基準異名の発表年と、変種としての組合せが出た年を比較しています。年の差は名前の扱いの履歴で、植物や名前の価値を測る長さではありません。

変種基になった名前階級その発表変種になった年間隔
venusta(この頁)H. venusta C.L.Scott種199619993 年
leightoniiH. leightonii G.G.Sm.種1950197626 年
truncata(オブツーサ)H. obtusa f. truncata H.Jacobsen品種1955199944 年
gordonianaH. gordoniana Poelln.種1937199962 年
isabellaeH. isabellae Poelln.種1938200264 年
dielsianaH. dielsiana Poelln.種1930199969 年
teneraH. tenera Poelln.種1932200270 年
gracilisH. gracilis Poelln.種1929200273 年
piliferaH. pilifera Baker種18701999129 年
picturata / viridisいずれも H. gracilis の変種変種199920023 年(階級は下がっていない)
cooperi / doldii基準異名なし————
GBIF Backbone の H. cooperi(usageKey 2780103)の子ノードを全数照会し、各変種の基準異名とその書誌・組合せの発表年を突き合わせた実測値(2026-08-14)。picturata と viridis も 3 年だが、この 2 つはもともと H. gracilis の変種で、親が替わっただけで階級は下がっていない。「種から変種へ落ちるまでが 3 年」という現象は venusta だけで、次に短い leightonii(26 年)の 8 分の 1 以下、最長のピリフェラ(129 年)とは 43 倍の差になる。

「これらはいずれも、他の変異の大きい種のなかに収めることができる。」(Bayer 1997「Haworthia cymbiformis var. reddii — 仮説の検証」より・要約)

記載と照合の詳細

そして、この 3 年には続きがあります。1997 年、種として発表された翌年、Bayer は別の論考のなかで、次の趣旨のことを書いています。

個々の集団を別種として扱うなら、新しい発見のたびに新しい名前が要り、体系は無秩序になって破綻する。まさにその問題の証拠が、H. batteniae・H. pringlei・H. joeyae・H. venusta・H. mcmurtryi の記載である、と。

この 5つある名前のなかに、ベヌスタが入っています。発表からわずか 1 年後、のちにその名前を変種へ移すことになる当人が、公開の場で「名前を付けすぎた例」として名指ししていたということです。

そして 3 年目に、その当人の手で変種になりました。

分類の粒度をどこに置くかは研究者の判断で、細かく分ける立場(林雅彦氏は 546 種)とまとめる立場(Bayer 氏は 60 種)には大きな幅があります。ここで拠りどころにしているのは、照合先の 4 つがそろって Bayer の扱いを採っているという事実のほうです。

2026年8月14日のGBIF・World Flora Online照会では、ベヌスタのシノニムは2件。クーペリーの変種ではisabellaeが15件、ピリフェラが14件、teneraが12件で、ベヌスタはtruncata・doldiiと並ぶ少数の側でした。

登録された異名の件数と、名前が使われた年数との因果は、この比較だけでは分かりません。

2 件目のシノニムには、少し変わったものが入っています。Haworthia salina var. venusta (C.L.Scott) Breuer(2016 年発表)という名前で、ベヌスタを H. salina という別の種の下へ移した組合せです。

そして H. salina は、GBIF・World Flora Online・SANBI ではいずれもピリフェラのシノニムとして扱われています。つまり 2016 年に、ベヌスタとピリフェラを「同じ 1 つの種の変種どうし」と見る体系が別に立てられているということになります。

本文の主軸に置くのは、GBIF・WFO・SANBI が受理している名前のほうです。

「愛らしい」と、ある採集者の名前

語源と採集者について読む
項目記述出所
語義venusta: charming(愛らしい・魅力的な)Bayer 1999・変種の項の語源注記
献名「そしてグレース・ブリテン嬢に因む」— 同じ 1 行に並べて書かれている同上
その理由「彼女の優れた腊葉標本が、Gerhard Marx による近年の再発見につながった」同上(要点)
タイプ標本Britten 781(GRA)。分布欄では Britten 781(GHS, NBG)と Britten and Archibald 781(BOL, PRE)を挙げるBayer 1999
方眼番号タイプ引用は 3226、分布欄は 3326 と割れている。グレアムズタウンの方眼は 3326同上(どちらが正しいかは判定しない)
GBIF の唯一の標本1946-06-09 採集 / 採集者 Britten, G.V. / 採集番号 781 / 所蔵 NBG。カタログ番号 NBG0274832-0GBIF Occurrence 実測(2026-08-14)
その照合採集者名・採集番号・所蔵先の 3 つが Bayer のタイプ引用と一致する。ただし GBIF 側に「タイプである」という記載は無いこの頁の突き合わせ(由来の記録も見る)
語源・献名・タイプ引用は Bayer, M.B. 1999『Haworthia Revisited』8. Haworthia cooperi(著者自身が公開しているテキスト。査読誌ではありません)、標本記録は GBIF Occurrence をそれぞれ 2026-08-14 に照会した実測値。Scott 自身が 1996 年の原記載で語源をどう述べたかは、原典(Bradleya 14: 87)を直接参照していないため未確認です。

ベヌスタという名前は、2つあることを同時に指しています。Bayer が変種の項に置いた語源の 1 行は、「venusta: charming(愛らしい)」と「そしてグレース・ブリテン嬢に因む」を並べて書いています。

ラテン語の語義と、一人の採集者への献名が、同じ 1 行に入っているということです。

Grace という名前には「優美」という意味があるので、「Grace と venusta が掛けてある」と読みたくなります。けれどもBayer はそう書いていません — 語義と献名が並べて記されている、というところまでです。

記載と照合の詳細

そして、その献名の理由がこの記事のもうひとつの軸につながります。Bayer は続けて、「彼女の優れた腊葉標本が、Gerhard Marx による近年の再発見につながった」という趣旨を書いています。

Bayerは、Brittenの標本がMarxによる再発見につながったと説明しています。そこから再発見の年や、名前の発表との前後関係まで補うことはできません。

年が分かるのは、1946年の採集記録、1996年の種名発表、1999年の変種の組合せです。Bayerが述べた再発見の年は不明で、1996年の前後のどちらかには置きません。

この 3 点は別々の一次記録が支えています(標本は GBIF、発表年は IPNI と GBIF、再発見の経緯は Bayer の記述)。なお再発見が何年のことかは、Bayer が「近年(recent)」としか書いていないため分かりません。

1946 年の標本については、もう少し書けることがあります。GBIF に登録されているベヌスタの標本記録はこの 1 点だけで、採集者名(Britten, G.V.)・採集番号(781)・所蔵先(NBG)の 3 つが、Bayer が引くタイプ引用と一致します。

ただし GBIF のレコードには「タイプ標本である」という記載がありません。したがって書けるのは「一致する」までで、「タイプそのものである」とまでは書けません。

公開記録 — 2026年8月14日のGBIF照会3件

GBIF・iNaturalistの記録内訳を開く
クーペリー13変種のGBIF登録記録数(2026-08-14) FIG.05Records
var. pilifera(ピリフェラ)126
var. isabellae95
var. gordoniana68
var. cooperi(基本変種)38
var. gracilis38
var. dielsiana34
var. tenera21
var. picturata20
var. leightonii17
var. viridis9
var. doldii4
var. truncata(オブツーサ)4
var. venusta(この頁)3

2026年8月14日のGBIF照会は3件。同じ照会でクーペリー種全体は549件、ピリフェラは126件でした。

件数は資料への登録状況で、野生個体数ではありません。

#記録の種別年提供元 / 記録者産地
1植物標本(腊葉標本)1946-06-09NBG(南アフリカ国立生物多様性研究所)/ 採集者 Britten, G.V.・採集番号 781産地情報は非公開(locality information redacted)/ 東ケープ州
2人による観察2013-09-13iNaturalist(リサーチグレード)/ audissou東ケープ州・座標はぼかされている
3人による観察2019-10-26iNaturalist(リサーチグレード)/ cameron_wesson東ケープ州
GBIF Occurrence(taxonKey 2780135)の全 3 件を 2026-08-14 に照会した実測値。国はすべて南アフリカ、州はすべて東ケープ。1 件目の標本は、採集者名・採集番号・所蔵先が Bayer の引くタイプ引用と一致しますが、GBIF 側に typeStatus の記載が無いため、このレコードだけではタイプ標本か確かめられません。タイプ引用との照合も参照してください。

市民科学の側の数字も出しておきます。iNaturalist のベヌスタ(taxon 599562)の観察は4 件で、内訳はリサーチグレード 2 件 / 野生と記録されたもの 2 件 / 栽培・飼育と記録されたもの 2 件でした。

野生の 2 件はどちらも南アフリカ東ケープ州(2013 年と 2019 年)で、これが GBIF の 3 件のうち 2 件と同じものです。栽培の 2 件はウクライナとオーストラリアで、南アフリカの外にも株が渡っていることが分かります。

記載と照合の詳細

ここで但し書きを付けます。件数は記録された回数であって、野生での個体数でも分布の広さそのものでもありません。

この照会のベヌスタ3件は、標本1件と観察2件です。登録が少ない理由や、栽培株が記録に残りにくいという傾向を、この内訳だけでは決められません。

変種ごとの記録の濃淡そのものについては、クーペリーの頁が 13 変種ぶんの表で扱っています。

保存した3件は標本1件と観察2件です。記録の年代と提供元を表で確認すると、同じ観察が別サービスを経由していることも分かります。

姿ぜんたい — ロゼットと仔株の出方

観察
一頭の輪郭と、葉が重なる群れを見比べる
掲載写真の同じ部位を比較
一頭を上から見る掲載株。中心から外へ、一枚ずつ輪郭と毛を追う。
一頭を上から見る掲載株中心から外へ、一枚ずつ輪郭と毛を追う。
群れを斜めから見る別の掲載株。葉の重なりと、隣の中心を探す。
群れを斜めから見る別の掲載株葉の重なりと、隣の中心を探す。
全株の姿と一枚の毛の位置を行き来して眺めます。
別の掲載株。仔吹きの前後や頻度を測った写真ではありません。20〜40枚は親種の記載値で、写真から数えた値ではありません。 写真は共通縮尺ではありません。
一頭を上から見る掲載株:Photo: Abu Shawka / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
群れを斜めから見る別の掲載株:Photo: S Molteno / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

葉の面と縁にある毛、中央の葉と外側の葉を見比べます。Bayerが小型で仔吹きはまばらと記した株姿も、窓だけでなく全体を眺める手がかりです。

毛の位置は部位の対応表と実写真の比較で、株全体は一頭と群れの掲載写真で確かめます。写真にない裏面や仔株を描き足していません。

同じ名前でも、並びや毛の見え方が違う株があります。写真の違いを楽しみながら、種・変種の名前は名札や由来の記録と合わせて確認しましょう。

手元の株も、次の二方向から見ると比べやすくなります。

  • 上から — 中心を見つけ、外へ向かって葉の輪郭と毛の位置を追う。
  • 斜めから — 葉の重なりや株元を見る。裏の稜が見えない場合は、写真だけで補わない。
記載と照合の詳細

写真と図は、見る場所をそろえるための手がかりです。名前を調べるときは、株の由来と資料の扱いも合わせます。

図が答えるのは「どこを見ればよいか」までで、「これは何か」には答えません。

2009 年の「深刻な危機」と、伏せられた産地

評価された対象カテゴリ出典 / 版
H. cooperi var. venustaCR B1ab(iii,v)+2ab(iii,v)(深刻な危機)Raimondo et al.(2009)
H. cooperi の他の 11 変種(cooperi / dielsiana / doldii / gordoniana / gracilis / isabellae / picturata / pilifera / tenera / truncata / viridis)いずれも Least Concern(低懸念)Raimondo et al.(2009)
H. leightonii の 2 変種 / H. azurea M.Hayashiいずれも Least ConcernRaimondo et al.(2009)
Haworthia cooperi Baker(種)Data Deficient — Taxonomically Problematicレッドリスト版 2014.1(評価日 2014-03-19)
H. cooperi var. venusta(現在)Not Evaluated(未評価)
理由 =「種内分類群は評価しない」
SANBI 2024.1(変種の頁)
SANBI 南アフリカ植物レッドリストの本変種の頁(2215-308)と親種の頁(2215-4008)の「Assessment History」を 2026-08-14 に照会した実測値。評価履歴は全 16 行あり、2009 年に個別評価された 15 の種下分類群のうち、CR は var. venusta ただ 1 つで、残り 14 はすべて Least Concern。親種の現行評価の評価者は L. von Staden、R.R. Klopper、J.C. Manning。

2009 年の版では、クーペリーの 15 の種下分類群が個別に評価されていました。そのうち14 が Least Concern(低懸念)で、ただ 1 つ、ベヌスタだけが CR(Critically Endangered)= 深刻な危機という判定を受けています。

そこで、SANBI が公開しているカテゴリ表と用語集で定義されている語だけを並べます。

用語SANBI の定義(要旨)
Critically Endangered(CR / 深刻な危機)入手できる最良の証拠が、CR の 5つある基準の少なくとも 1 つに合致することを示す状態。きわめて高い絶滅リスクに直面している
Extent of occurrence(EOO / 出現範囲)すべての現存する生育地点を含む最小凸多角形の面積(km²)。迷入は除く
Area of occupancy(AOO / 占有面積)EOO の内側で、実際に占められている面積(km²)
Continuing decline対策が取られない限り続くと見込まれる、最近の・現在の・将来予測される減少
Location(ロケーション)1 つの脅威イベントがそこにいる全個体に急速に影響しうる、地理的に区切られた区域。日本語の「産地」とは同じではない
Severely fragmented個体の半分超が、小さく孤立した部分集団に分かれている状態
SANBI レッドリストのカテゴリ表と用語集を 2026-08-14 に照会した実測値の要旨。記号の頭の B は「分布域の狭さを見る基準」の系統ですが、その内側の 1ab(iii,v) がそれぞれ何を指すかは IUCN の基準本文でしか裏が取れないため、当サイトは逐語の解説をしません。
出所実測した状態(2026-08-14)
SANBI レッドリスト(変種の頁)Distribution → Range = Information redacted, contact SANBI(情報は非公開・SANBI に問い合わせよ)
GBIF の唯一の標本記録locality = locality information redacted(産地情報は非公開)
iNaturalist の野生観察 2 件1 件は座標がぼかされている(obscured)
同じ状態の変種SANBI の 13 変種のうち Range を非公開にしているのは 5 つ — doldii / isabellae / leightonii / truncata / venusta。残る 8 つには Range の行そのものが無い
SANBI レッドリストの 13 変種の頁を全数照会し、GBIF Occurrence と iNaturalist の該当レコードを個別に確認した実測値(2026-08-14)。「ベヌスタだけが特別に伏せられている」わけではありません — 伏せられている側の 5 つに入る、というのが正確な言い方です。当サイトはこの記事に盗採や違法採取の話を持ち込みません。SANBI の親種の頁には脅威(Threats)の欄そのものが無く、個体群動向も Unknown(不明)とだけ記されています。
記載と照合の詳細

ところが 2014 年に、変種ごとの評価が無くなりました。SANBI は種のクーペリーに Data Deficient — Taxonomically Problematic(データ不足 — 分類学的に問題あり)という判定を与え(2014-03-19)、その理由を「変異が大きく他のハオルチアと区別しにくい。

とくに H. cymbiformis と H. decipiens と紛れる。分類が解決するまで絶滅リスクを評価できない」としました。

そして変種の側の頁は「Not Evaluated(未評価)」に変わり、理由の欄には「種内分類群は評価しない: Haworthia cooperi を見よ」とだけ書かれています。

整理すると、こうなります。ベヌスタは「危険がある」とも「危険がない」とも、いまは言われていません。

2009年のクーペリー種頁の履歴にある15種下分類群では、ベヌスタだけがCRでした。ハオルチア属全体で唯一のCRという意味ではなく、現在のNEとも評価の範囲を分けて読みます。

そして、その「区別しにくい相手」として評価文が名指ししている H. decipiens は、「面に毛がある = ベヌスタではない」節で見たとおり「葉面の刺毛がかなり普通」な種でもあります。

そのうえで、いまも残っているものがあります。産地の非公開です。

この記事も、その非公開に合わせます。Bayer の公開テキストには町に隣接する地点名が出てきますが、記録を持つ機関と標本の提供元が自ら伏せているものを、ここで写すことはしません。

分布の紹介は東ケープ州までにとどめます。資料に記された図郭番号は書誌照合のための情報で、栽培株の産地を推定する手段にはしません。

まとめ

窓の面と縁を分けて眺めると、白毛の細かな配置が見えてくる。小型の株を落ち着いた鉢環境で育て、毛の量だけでなく葉の形も記録しましょう。

保全資料や名前の履歴も、この株を知る楽しみにつながります。

FAQ

毛が生えているハオルチアは全部ベヌスタですか?
葉の面に毛を持つ近縁もあります。毛の位置、葉形、株の由来を組み合わせて候補を比べます。
「Haworthia venusta」というラベルで買いました。古い名前ですか?
1996年に独立種として発表されたときの名前です。採用する体系ではHaworthia cooperi var. venustaに対応します。
なぜベヌスタは種から変種になったのですか?
Bayerがクーペリーの変異の中に位置づけたためです。1996年の種名から、1999年に変種の組合せが発表されています。
ベヌスタは絶滅危惧種ですか?
SANBIの履歴には2009年のCR評価が残り、変種の現行欄はNEです。未評価を危険がなくなった意味には使いません。
自生地はどこですか?
南アフリカ東ケープ州の記録があります。詳細な場所は公開せず、栽培由来の株を選ぶ際は販売者の増殖記録を確認します。
仔株で殖やせますか?
Bayerは仔吹きを、出てもまばらと記しています。仔株がある場合は自分の根が育つのを待ち、株分けを急がず育てます。
何℃まで耐えられますか?
この分類群に固有の耐寒限界は示されていません。凍結を避け、夜の窓際の冷えと鉢の乾き方を確認します。
この記事の図は写真ではないのですか?
番号付きの観察図は掲載実写真を使っています。毛の部位対応表は見る向きを整理し、毛の位置と株姿の比較には別株の実写真を使っています。
道具はここに集約ハオルチアの育成環境と道具|置き場所から選ぶLED・土・鉢・棚 親にあたる種クーペリーの見どころと育て方|オブツーサとの関係・13変種 姿から絞り込むクーペリー系の見分け方|オブツーサ・シンビフォルミス・レツーサを 3 つの軸で分ける 隣のページの変種オブツーサの育て方と見分け方|丸い窓と学名の関係を知る
出典
  • GBIF Backbone Taxonomy — Haworthia cooperi var. venusta (C.L.Scott) M.B.Bayer(usageKey 2780135・status ACCEPTED・rank VARIETY・publishedIn Haworthia Revisited: 56, 1999・親 2780103)と、基になった名前 Haworthia venusta C.L.Scott(usageKey 2780136・Bradleya 14: 87, 1996)、シノニム 2 件。2026-08-14 照会: GBIF 種ページ(var. venusta) / 同(H. venusta C.L.Scott)
  • GBIF Backbone — 親種 Haworthia cooperi Baker(usageKey 2780103)の受理変種 13 と、各変種の基準異名・その階級・発表年・組合せの発表年(この頁 「1996 年に生まれ、3 年で変種になった」節の表)。API が返す子ノード 14 件のうち 1 件は菌類の配列由来の識別子で、変種として数えていない。2026-08-14 照会: GBIF 種ページ(H. cooperi)
  • GBIF Occurrence — var. venusta の出現記録 3 件の全内容(1946-06-09 の標本 1 点 = 提供元 NBG・採集者 Britten, G.V.・採集番号 781・カタログ番号 NBG0274832-0・locality information redacted / 2013-09-13 と 2019-10-26 の iNaturalist リサーチグレード観察 2 件)。比較に用いた 13 変種ぶんの件数(ピリフェラ 126 ほか)と種全体 549 件も同 API で実測。2026-08-14 照会(taxonKey 2780135)
  • IPNI(国際植物名索引)— Haworthia venusta C.L.Scott(Bradleya 14: 87, 1996 / tax. nov. / 原記載の産地表記 “Cape Province.”): IPNI 991990-1 / Haworthia cooperi var. venusta(Haworthia Revisited 56, 1999 / comb. nov.): IPNI 1014742-1 / Haworthia salina var. venusta (C.L.Scott) Breuer(Alsterworthia Int. 16(2): 6, 2016): IPNI 77157105-1。著者の生没年(Scott 1913–2001 / Bayer 1935–2023)も同索引の著者レコードによる
  • World Flora Online(分類版 2026-06)— Haworthia cooperi var. venusta は受理(WFO ID wfo-0000650042)、Haworthia venusta C.L.Scott(wfo-0000653836)を含むシノニム 2 件。2026-08-14 に照合 API で実測。WFO のサーバーは証明書の中間鎖を送っていないためリンク検査を通せませんので、リンクではなく WFO ID を記します(worldfloraonline.org で ID を検索してください)
  • SANBI 南アフリカ植物レッドリスト — 本変種の頁(2215-308)の国内評価 Not Evaluated と理由「種内分類群は評価しない: Haworthia cooperi を見よ」、Distribution → Range = Information redacted, contact SANBI、およびシノニム 1 件。2026-08-14 照会: SANBI レッドリスト(var. venusta)
  • SANBI 南アフリカ植物レッドリスト — 親種 Haworthia cooperi の頁(2215-4008)の全国評価 Data Deficient – Taxonomically Problematic(評価日 2014-03-19、評価者 L. von Staden・R.R. Klopper・J.C. Manning)、評価理由(H. cymbiformis と H. decipiens と区別しにくい)、南アフリカ固有、分布州(東ケープ)、個体群動向 Unknown、属についての注記、および評価履歴 16 行(2009 年の版で var. venusta = CR、他 14 分類群 = Least Concern)。2026-08-14 照会: SANBI レッドリスト(H. cooperi)
  • SANBI レッドリストのカテゴリ表と用語集 — Critically Endangered / Extent of occurrence / Area of occupancy / Continuing decline / Location / Mature individuals / Severely fragmented の定義(この頁 「2009 年の深刻な危機と、伏せられた産地」節の表)。2026-08-14 照会。IUCN の基準本文(記号 B1ab(iii,v)+2ab(iii,v) の逐語の意味)は HTTP 403 で照会できなかったため、記号の解説はしていません
  • SANBI 南アフリカ植物レッドリスト — 13 変種の頁を全数照会し、Range を非公開にしているのが 5 つ(doldii / isabellae / leightonii / truncata / venusta)であることを確認(2026-08-14)
  • SANBI PlantZAfrica — 本変種にも親種にも解説頁が存在しないこと(haworthia-cooperi / haworthia-cooperi-var-venusta / haworthia-venusta が HTTP 404 / 同サイトの H. cymbiformis と var. picturata の頁は 200)を 2026-08-14 に実測: SANBI PlantZAfrica(比較に用いた頁)
  • iNaturalist — Haworthia cooperi var. venusta(taxon 599562)の観察 4 件、うちリサーチグレード 2 / 野生 2 / 栽培 2。野生 2 件は南アフリカ東ケープ州、栽培 2 件はウクライナとオーストラリア。野生 2 件の写真はいずれも CC BY-NC で、この頁には使用できません。2026-08-14 実測: iNaturalist taxon 599562
  • Wikimedia Commons — Category:Haworthia cooperi var. venusta(ファイル 2 枚。これがこの頁の実写の全在庫)。Category:Haworthia venusta はカテゴリとして存在しない。各画像のライセンス版と作者は API で個別に実測(2 枚とも CC BY-SA 4.0)
  • Bayer, M.B. 1999. Haworthia Revisited — 8. Haworthia cooperi(著者自身が全文を公開しているテキスト。査読誌ではありません)。この頁が引いたのは、種の記載(ロゼット径 120 mm まで・しばしば増殖性・無茎・葉 20〜40 枚・葉縁の刺 2 mm 未満・青緑で露出時に紫を帯びる・花序 20 cm まで・花 20〜30 個で花被は白)、var. venusta の項(「この非常に美しい変種は、意外にも粗い白毛におおわれ、他の変種に見られるわずかに毛がある傾向を誇張している」「仔を吹くとしてもごくまばら」「小型のままにとどまる」・語源注記「venusta: charming、そしてグレース・ブリテン嬢に因む」・タイプ引用 Britten 781・産地欄・図版説明「短く光沢のある毛」「1 か所でしか知られていない」「容易に結実するようだ」)。2026-08-14 照会: Haworthia Revisited 8. Haworthia cooperi
  • Bayer, M.B.『Haworthia Update』Volume 2, Chapter 8 — 「通常この刺毛は葉縁と竜骨に生える。葉の面に刺毛が出るのは H. cooperi では 1 集団だけ = var. venusta である」、同じことが H. gracilis var. isabellae の 1 集団にも起きていること、まばらな葉面の刺毛が H. decipiens や H. nortieri ではかなり普通で H. arachnoidea にも少しあること。「毛はふつう、葉のふちと裏の稜に生える」節・「面に毛がある = ベヌスタではない」節で、部位の用語と毛の分布を照合する資料。部位対応表は見る向きを整理し、写真比較の観察は各図に記した実写真に基づく。2026-08-14 照会: Chapter 8 – Ecotypes in Haworthia
  • Bayer, M.B.『Haworthia Update』Volume 1, Chapter 4 — 本変種を「きわめて局所的な、毛のある変異体」と記すこと。2026-08-14 照会: Volume 1 Chapter 4 — Haworthia cooperi and H. bolusii var. blackbeardiana
  • Bayer, M.B. 1997.「Haworthia cymbiformis var. reddii (Scott) Bayer – a test of an hypothesis.」— 個々の集団を別種として扱えば体系が破綻するという議論と、その証拠として H. batteniae・H. pringlei・H. joeyae・H. venusta・H. mcmurtryi の記載を挙げる一節(この頁 「1996 年に生まれ、3 年で変種になった」節)。2026-08-14 照会: a test of an hypothesis(1997)
  • Bayer, M.B. 2013.『Nomenclator』— 本変種のタイプ引用(方眼番号なし)。1999 年の本文とタイプ引用の方眼番号が割れていることの突き合わせに用いた。2026-08-14 照会: Nomenclator
  • ISHS(国際園芸学会)ICRA 一覧 — Haworthia の国際栽培品種登録機関が HAWORTHIA SOCIETY OF JAPAN(日本ハオルシア協会・2014 年指定)であること、登録担当が Dr Hayashi Masahiko であること、対象が Haworthia(Haworthiopsis・Tulista を含む)・Astroloba・Chortolirion とその交配種を 1 つの品種名グループとして扱うこと。2026-08-14 照会: ISHS ICRA 一覧 #100
  • この頁が参照した分類整理の一次文献: Scott, C.L. 1996. Bradleya 14 / Bayer, M.B. 1999. Haworthia Revisited. Umdaus Press / Breuer, I. 2016. Alsterworthia International 16(2) / Bayer, M.B. & Manning, J.C. 2012. Haworthia Update 7(4) / Raimondo, D. et al. 2009. Red List of South African Plants. Strelitzia 25(いずれも GBIF / IPNI / SANBI / WFO の書誌欄に記載。原典は直接参照しておらず、記述はデータベースの登録内容と、著者自身が公開しているテキストにもとづきます)
  • 面・縁・裏稜の位置対応と、毛・ロゼットの写真比較は2026-09-13に整理。ベヌスタの実写真2枚に、毛の位置を比べるH. cooperiの掲載写真を加えています。毛の本数・寸法・株の増殖速度を実測した図ではありません(姿ぜんたいの比較)。
  • 写真は CC ライセンス画像(PD / CC0 / CC BY / CC BY-SA)のみを使用しています。各画像の作者・ライセンス・出典は 画像クレジット・出典一覧 に掲載しています

資料を読むときの補足

これは珍しい形です。ふつう、断定を避ける理由は「一次資料が足りないから」ですが、ここでは一次資料がそろっているのに、その一次資料が断定を止めているのです。

そのうえで、ベヌスタに結びつけられる漢字の銘を、この頁では書きません。2026-08-14 に協会の公開頁を照会したところ、venusta も「ベヌスタ」も1 件も出てきませんでした。

一般の検索エンジンによる照会は、今回は bot 遮断で実施できていません。

2026年8月14日の照会では、ベヌスタ単独のPlantZAfricaの栽培解説頁を取得できませんでした。属の一般資料と、変種の形態記載は区別して参照します。

2026-08-14 に確認したところ、pza.sanbi.org/haworthia-cooperi も haworthia-cooperi-var-venusta も haworthia-venusta も、いずれも HTTP 404 でした。同じサイトの シンビフォルミスの頁は 200 で開きます。

保存したHTTP応答は、そのとき照会したURLの結果です。公的機関の資料が一切存在しないという証明にはしません。

毛の長さ・太さ・本数は、掲載写真から実寸へ換算していません。拡大率や光の向きも見え方に影響するため、写真の観察と実測は分けて読みます。

Bayerの変種記載では、毛を「粗い白毛」「短く光沢のある毛」と表現しています。ロゼットの径や葉の長さは、このページでも親種と変種の記載範囲を分けています。

窓の形は実写真の輪郭を見比べます。窓の型を広く知りたいときはハオルチアの品種と系統の全体像で写真の比較へ進めます。

この CR が何を意味するかは、SANBI 自身の定義の範囲だけで書きます。記号 B1ab(iii,v)+2ab(iii,v) の 1 文字ずつを解説するには IUCN の基準本文が要りますが、そのサイトは 2026-08-14 の照会時に HTTP 403 を返して読めませんでした。

照合先Haworthia venusta C.L.Scott の扱い実測した値
GBIF BackboneシノニムusageKey 2780136 → 受理 2780135(H. cooperi var. venusta)
World Flora Online(2026-06 版)シノニムwfo-0000653836 → wfo-0000650042
SANBI レッドリストシノニムとして列挙変種頁(2215-308)の Synonyms 欄に 1 件だけ記載
iNaturalist独立の taxon が無い変種 taxon 599562 に集約される
Wikimedia Commonsカテゴリが存在しないCategory:Haworthia venusta は未作成(API が missing を返す)
5 つの公開プラットフォームを 2026-08-14 に個別照会した実測値。POWO(Kew)は HTTP 403 で照会できなかったため、出典に挙げていません。学名を扱う 3 つはそろってクーペリー側へ畳んでおり、画像を扱う Commons にはそもそも旧名のカテゴリが無い(2 枚とも現行の受理名の名義で上がっている)。
画像の出どころ実測(2026-08-14)この頁で使えるか
Wikimedia Commons
Category:Haworthia cooperi var. venusta
ファイル 2 枚。どちらも CC BY-SA 4.0(S Molteno / Abu Shawka)使える。ベヌスタとして採用した写真はこの2枚(扉と 「毛はふつう、葉のふちと裏の稜に生える」節に掲載)
同 Category:Haworthia venusta存在しない(API が missing を返す)—
iNaturalist の野生観察 2 件写真のライセンスはどちらも CC BY-NC使えない(NC は不採用)
同 栽培株の観察1 件だけ CC BY だが、同定は投稿者本人のみでコミュニティの追認が無い使わない(誤同定を避けるため)
EC・専門店・SNS・個人ブログ—使えない(ライセンスが不明・無断転載のリスク)
実写真と紛らわしい画像—使わない(実在する品種の姿として誤解されるため)
部位対応と写真比較3 点(面・縁・裏稜の対応 / 毛の位置の写真比較 / 一頭と群れの写真比較)使う。写真で見える部位と、見えない裏面を区別する
Wikimedia Commons の categorymembers API、iNaturalist の観察 API を 2026-08-14 に照会した実測値。ピリフェラのカテゴリには 13 枚、クーペリーのカテゴリには 30 枚あるのに対し、ベヌスタは 2 枚です。当サイトが本文に使えるのは PD / CC0 / CC BY / CC BY-SA の 4 種だけで、ND・NC は採用しません。
Field Note出典と確認日

Bayer 1999 は変種の項に形態の数値を置いていないため、この頁の数値はすべて種 H. cooperi の記載値です。花期・耐寒温度・灌水頻度・用土配合は一次資料を確認できず、この頁では書いていません。

SANBI と標本提供元が産地を伏せているため、州(東ケープ州)より細かい地名も書いていません。形態と語源は Bruce Bayer の記述にもとづきますが、『Haworthia Revisited』と『Haworthia Update』は著者自身が公開しているテキストで査読誌ではありません(Scott の原記載は未参照)。

出現記録の件数は調査・観察の努力量に左右されるため、野生での個体数や分布の広さそのものではありません。また写真の同定は Wikimedia Commons の投稿者・分類カテゴリに由来するもので、この図鑑が検分した結果ではありません。

画像クレジット

ベヌスタとして掲載した2枚の写真は Wikimedia Commons の CC ライセンス画像です(PD / CC0 / CC BY / CC BY-SA のみ採用・ND / NC は不採用)。2 枚とも CC BY-SA 4.0 で、継承条件が付きます。

2 枚とも Commons の分類カテゴリは Haworthia cooperi var. venusta で、このカテゴリに入っているファイルは 2 枚だけです(2026-08-14 実測)。本文ではこの2枚を部位ごとに観察し、H. cooperiの別の掲載写真と毛の位置を比較しています。


扉の写真: Photo: S Molteno / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
「毛はふつう、葉のふちと裏の稜に生える」節の写真: Photo: Abu Shawka / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
サイト全体の画像出典は画像クレジットにまとめています。

追加照合した資料の範囲

Bayerのvar.venusta記載、SANBIの評価履歴、2026-08-14のGBIF照会3件と採用写真2点。世界全体の在庫や個体数ではない。

本文の出品・観察件数は元の調査日を保持。写真の同定名は掲載元の記録によります。

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