ハオルチア・クーペリー(Haworthia cooperi)|13 変種の全体像と自生地・名前の来歴
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クーペリーHaworthia cooperi / クーペリー
系統軟葉系
自生地南ア東ケープ州
見分けの鍵葉のふちに並ぶノギ
クーペリー(Haworthia cooperi)は、とがった葉先とふちに並ぶ短い毛(ノギ)、そして細い条の走る窓を一度に楽しめる軟葉系ハオルチアです。売り場でおなじみの「オブツーサ」の親にあたる種で、同じ名前で売られていても株ごとに姿がまるで違うのがこの種のおもしろさ。ハオルチアを 1 種類だけ腰を据えて眺めてみたい方に向いています。
この記事でわかること
- 受理されている13 変種の全リストを、発表・基になった名前・野生記録の件数つきで見られる
- 日本で人気の「オブツーサ」が、この種の13 分の 1にあたる変種だという位置関係
- 84 の学名のうち 42 件が林・Breuer が立てた名前で、種数の見解が割れる現場がここにあること
- 自生地が東ケープ州に集中することを、座標付き記録の実測で確かめられる
クーペリーとは — 「オブツーサの親」にあたる種
この頁 / SPECIES
クーペリーという「種」の全体像
13 変種の一覧・学名の来歴・自生地の実データ。「この植物は何者か」を知りたい人のための頁です。
別の頁 / VARIETY
オブツーサ(var. truncata)
13 変種のうち 1 つを深掘りした頁。窓の構造、「オブツーサ」という名前の経路、銘の扱いはこちらです。
別の頁 / IDENTIFY
クーペリー系の見分け方
手元の株がどれかを絞り込む手順。3 つの問いで葉の形から振り分けるフローは、この頁にあります。
上の 2 枚目・3 枚目はそれぞれ別の記事です — オブツーサとは(学名・自生地・クーペリー 13 変種のなかでの位置) と クーペリー系の見分け方(オブツーサ・シンビフォルミス・レツーサを 3 つの軸で分ける) からどうぞ。
まず、この頁の守備範囲をはっきりさせておきます。「クーペリー」で検索して来る人の目的は、おおまかに 3 つに分かれます。①この植物がどういうものか知りたい ②売り場で見たオブツーサとの関係を知りたい ③手元の株の名前を確かめたい——の 3 つです。当サイトはこれを 3 つの頁に分けていて、いまご覧いただいているのが ① の頁です。③ の絞り込み手順は上のカードから見分け方の頁へ、② のオブツーサ単体の話はオブツーサの頁へ進んでください。この頁では同定の手順を繰り返さず、種としての骨格だけを厚く扱います。
いちばん先に押さえたい関係は、クーペリーとオブツーサが親子だということです。売り場では「クーペリー」と「オブツーサ」が別の商品として隣に並ぶので、まったく別の植物に見えます。けれど分類の上では、オブツーサはクーペリーという 1 つの種の内側にある変種(Haworthia cooperi var. truncata)です。つまりオブツーサはクーペリー 13 変種のうちの 1 つで、両者は対等な並びではありません。この関係を先に頭に入れておくと、以降に出てくる名前の話がずっと見通しよくなります。
TAXONOMY / MEASURED 2026-08-10
3 属に分かれた旧ハオルチア属の、どこにいるか
ツルボラン科 AsphodelaceaeALOOIDS
ハオルチア属 HAWORTHIA(軟葉系・万象・玉扇)
移った 2 属 MOVED OUT
3 属分割の根拠は Manning et al. 2014, Systematic Botany 39: 55-74(SANBI PlantZAfrica の属頁が明記)。クーペリーは分割後も Haworthia に残る側
属名は書き換わっていません。2014 年の分子系統研究を受けて、かつて 1 つだった Haworthia 属は 3 つに分けられました。硬い葉の一群は Haworthiopsis 属へ、大型で硬質な一群は Tulista 属へ移りましたが、クーペリーは狭義の Haworthia 属に残っています。十二の巻やアテヌアータの世界では「属名が変わった」という話が絶えないのに、クーペリーではその話をあまり聞かないのは、単に変わらなかったからです。属名が書き換わった側の事情は十二の巻とアテヌアータの記事に、ハオルチア全体のなかでの位置づけはハオルチアの品種と系統の全体像にまとめています。
そして、この種はひとつの姿では説明できません。13 の変種は、葉先が丸く截れたものからとがったもの、毛の生えたもの、細く華奢なものまで幅があります。同じ「クーペリー」というラベルで売られていても、株ごとに見た目が違うのはそのためです。次章以降では、まず出典のある基本データを並べ、そのうえで 13 変種を 1 つの表にまとめていきます。
基本情報 — 学名・自生地・耐寒性
クーペリーの基本データ
Quick Spec
学名
Haworthia cooperi Baker
原記載
Refugium Botanicum(Saunders 編)図版 233
発表年
GBIF は 1870、SANBI は 1871 と記す
命名者
John Gilbert Baker(1834–1920)
名前の由来
Thomas Cooper(1815–1913)への献名。1859 年に南アフリカへ渡った英国の植物学者
科
ツルボラン科(Asphodelaceae)
属の扱い
Haworthia のまま(Haworthiopsis へは移っていない)
系統
軟葉系(やわらかい葉に窓をもつ群)
受理変種
13(GBIF Backbone・SANBI ともに 13)
シノニム総数
種 + 13 変種の合計で 84
英名
Bristle Haworthia(GBIF の一般名。bristle = 剛毛)
自生地
南アフリカ 東ケープ州が中心(座標付き記録の 89%)
生育環境
岩の棚・裂け目・崖。ただし多くの変種は崖に限られない
草姿
小型。株元から仔を吹いて丸い塊になる
開花
現地で春〜初夏(10〜11 月)・白い花変種頁の記述
越冬の目安
属全体の一般指針として最低 3〜5℃ を下回らない要確認
保全評価
IUCN では未評価(NOT EVALUATED / NE)
流通名
クーペリー。変種はオブツーサ / ピリフェラ / ベヌスタ など
発表年だけが資料で割れています。記載したのは英国の植物学者 John Gilbert Baker で、掲載誌が Refugium Botanicum(Saunders 編)の図版 233 であることは GBIF Backbone と国際植物名索引(IPNI)で一致します。年は GBIF が 1870 年、南アフリカ国家生物多様性研究所(SANBI)が 1871 年。この叢書は 1869〜1882 年に分冊で刊行されており、図版ごとの発行日が前後することが珍しくないため、両方を併記しています。
種小名は人名です。cooperi は Thomas Cooper(1815–1913)への献名で、1859 年に南アフリカへ渡った英国の植物学者・探検家です(SANBI)。ハオルチア属の Haworthia 自体が Adrian Hardy Haworth への献名なので、この植物の学名は属名も種小名も人の名前でできていることになります。学名の読み方や和名との対応をまとめて確かめたいときは、ハオルチアの名前の対照表もあわせてご覧ください。
英名にも見分けのヒントが入っています。GBIF が一般名として登録しているのは Bristle Haworthia、つまり「剛毛のハオルチア」です。この記事に載せた 3 枚の写真は、いずれも葉のふちに短い毛(ノギ)が規則的に並んでいます。日本で「オブツーサ」として親しまれている株は葉先が丸く截れて縁がなめらかですが、クーペリーという種の典型はむしろ「とがった葉先 + 縁のノギ」の側にあります。この点は 07 章でもう一度、写真とあわせて扱います。
越冬温度については、この種に固有の一次情報を確認できませんでした。SANBI にあるのは「自生地に霜は降りない」「栽培では霜・過度の日射・過湿から守る」という定性的な記述だけです。属全体の一般指針として最低 3〜5℃ を下回らないを目安に置き、種固有の数値は要確認として扱います。この目安の根拠と冬の管理はハオルチアの越冬(耐寒性)にまとめています。
保全評価は「まだ評価されていない」が正確です。GBIF が保持する IUCN のカテゴリは NOT EVALUATED(未評価)で、絶滅危惧という判定でも安全という判定でもありません。SANBI が var. picturata について「到達困難な生息地に守られており、脅威にさらされていない」と書いているのはその変種についての記述であって、種全体の評価ではない点に注意が必要です。
13 の変種 — 受理された全リストと、名前の重さ
| 変種 | 発表(GBIF 実測) | 基になった名前(バシオニム) | シノニム | 野生記録 |
|---|---|---|---|---|
| var. cooperi | 基本変種(種そのもの) | — | 4 | 38 |
| var. dielsiana (Poelln.) M.B.Bayer | Haworthia Revisited: 51(1999) | H. dielsiana Poelln. | 4 | 34 |
| var. doldii M.B.Bayer | Haworthiad 16: 65(2002) | —(新変種として発表) | 2 | 4 |
| var. gordoniana (Poelln.) M.B.Bayer | Haworthia Revisited: 52(1999) | H. gordoniana Poelln. | 11 | 67 |
| var. gracilis (Poelln.) M.B.Bayer | Haworthiad 16: 64(2002) | H. gracilis Poelln. | 4 | 38 |
| var. isabellae (Poelln.) M.B.Bayer | Haworthiad 16: 65(2002) | H. isabellae Poelln. | 15 | 95 |
| var. leightonii (G.G.Sm.) M.B.Bayer | Haworthia Handb.: 128(1976) | H. leightonii G.G.Sm. | 3 | 17 |
| var. picturata (M.B.Bayer) M.B.Bayer | Haworthiad 16: 65(2002) | H. gracilis var. picturata M.B.Bayer | 3 | 19 |
| var. pilifera (Baker) M.B.Bayer | Haworthia Revisited: 54(1999) | H. pilifera Baker | 14 | 126 |
| var. tenera (Poelln.) M.B.Bayer | Haworthiad 16: 65(2002) | H. tenera Poelln. | 12 | 21 |
| var. truncata (H.Jacobsen) M.B.Bayer = 日本の「オブツーサ」 | Haworthia Revisited: 55(1999) | H. obtusa f. truncata H.Jacobsen | 2 | 4 |
| var. venusta (C.L.Scott) M.B.Bayer = ベヌスタ | Haworthia Revisited: 56(1999) | H. venusta C.L.Scott | 2 | 3 |
| var. viridis (M.B.Bayer) M.B.Bayer | Haworthiad 16: 65(2002) | H. gracilis var. viridis M.B.Bayer | 7 | 9 |
| 合計 | — | — | 83 | 475 |
この表の右 2 列が、この記事でいちばん見てほしいところです。13 の変種は名前としては横並びですが、抱えている名前の数も、野生で記録されてきた回数も、まるで違います。シノニムが 15 件ある var. isabellae と、2 件しかない var. truncata や var. venusta。野生記録が 126 件ある var. pilifera と、3〜4 件しかない var. venusta や var. truncata。同じ「変種」という階級のなかに、これだけの濃淡があります。
変種ごとの野生記録の多さ(GBIF 出現記録・2026-08-10 実測)
FIG.01Records
いちばん人気の変種が、いちばん記録の少ない変種です。日本の売り場でもっとも見かける var. truncata——「オブツーサ」——は、GBIF に集まった出現記録がわずか 4 件。ベヌスタ(var. venusta)にいたっては 3 件です。反対に、栽培品として名指しで売られることの少ない var. pilifera が 126 件で最多、var. isabellae が 95 件で続きます。園芸の世界での人気と、野外で記録されてきた量は、まったく別の話だということが数字で見えます。
この差はなぜ出るのでしょうか。出現記録の 7 割以上は植物標本(390 件 / 548 件)で、残りが人の観察や植物園の生体などです。標本は研究者が野外で採集して残したものなので、栽培で殖やされて広まった株ほど記録に残りにくいという構造があります。また var. truncata のように分布が狭い変種は、そもそも出会える場所が限られます。オブツーサの人気と野生記録の薄さは、オブツーサ単独の頁でさらに詳しく扱っています。
もうひとつ、表の合計行に隠れている数字があります。13 変種の出現記録を足すと 475 件ですが、種全体では 548 件。差し引き 73 件は、変種まで同定されていない記録です。全体の 13% にあたります。研究者が野外で採集した標本ですら、変種を確定せずに「Haworthia cooperi」とだけ記録されているものがこれだけあるということです。売り場のラベルに変種名が書かれていない株を見ても、それは手抜きとは限りません。変種まで落とすのが難しい植物なのだと受け取るほうが、実態に近いといえます。
発表の年を見ると、13 変種が 3 つの波で組み上がったことがわかります。もっとも古いのは 1976 年の Haworthia Handbook で立てられた var. leightonii の 1 つだけ。次が 1999 年の Haworthia Revisited で 5 つ(dielsiana / pilifera / truncata / venusta / gordoniana)、そして 2002 年の Haworthiad 誌で 6 つ(gracilis / picturata / viridis / isabellae / tenera / doldii)。いずれも Bruce Bayer による組み替えです。この 2002 年の 6 つがどこから来たのかが、次章の主題になります。
名前の来歴 — 84 の学名と、丸ごと吸収された 1 つの種
クーペリーをめぐる名前の 4 期 — 記載 → 分割 → 整理 → 再分割
FIG.02Timeline
第 1 期 記載
Baker が Refugium Botanicum に図版で発表
Kuntze が Catevala 属へ移す試みも(現在はシノニム)
第 2 期 分割
von Poellnitz らが近い植物を次々と種として立てる
H. gracilis / H. isabellae / H. tenera / H. gordoniana / H. dielsiana
第 3 期 整理
Bayer が cooperi の変種としてまとめ直す
1999 Haworthia Revisited → 2002 Haworthiad → 2012 Bayer & Manning
第 4 期 再分割
林・Breuer が細分の立場から多数の名前を発表
GBIF の現行整理ではその多くがシノニム扱い
記載
増える
まとめる
概念図
クーペリーの名前の歴史は、増える力とまとめる力のせめぎ合いです。1870 年前後に Baker が記載したあと、20 世紀前半に Karl von Poellnitz をはじめとする研究者が、よく似た植物を次々と別の種として発表しました。H. gracilis(1929)、H. isabellae、H. tenera、H. gordoniana、H. dielsiana——いずれも当時は独立した種です。それを Bruce Bayer が 1976 年・1999 年・2002 年の 3 段階で H. cooperi の変種としてまとめ直し、2012 年の Bayer & Manning による整理(Alsterworthia International 12: 7–16)で名前の対応が確定しました。
このなかでいちばん大きな出来事が、Haworthia gracilis の吸収です。SANBI の解説は、この経緯をはっきり書いています——「Haworthia gracilis は現在 H. cooperi の変種として再分類され、H. gracilis のすべての変種も H. cooperi の変種として再分類された」。つまり 1 つの種がまるごと、変種 1 つ分の位置へ移されたということです。GBIF の登録内容を照らし合わせると、これに対応するのが var. gracilis・var. picturata・var. viridis の 3 つ(基になった名前がいずれも gracilis 系)で、さらに var. isabellae と var. tenera のシノニムにも H. gracilis var. の名前が含まれています。
この 1 種のなかで
受理される
名前
名前
シノニムに
なった名前
なった名前
うち 林 /
Breuer の名前
Breuer の名前
種 H. cooperi
1
1
—
13 の変種
13
83
42
合計
14
84
42
GBIF Backbone(2026-08-10 実測)。受理されている名前 14 に対して、シノニムは 84。そのシノニムの半数超にあたる 42 件は、著者に 林(M.Hayashi)または Breuer を含む名前実測
「ハオルチアは何種あるのか」で見解が割れる現場が、この 1 種のなかにあります。ハオルチアの種数について、林雅彦氏は 546 種、Ingo Breuer 氏は 366 種、Bruce Bayer 氏は 60 種という数を示してきました(細分派から統合派までの幅)。この差は抽象的な立場の違いに見えますが、実データで確かめると具体的な形をしています。クーペリー 1 種の下にあるシノニム 83 件のうち、42 件は林氏または Breuer 氏が著者に入る名前です。H. arabesqua、H. azurea、H. bella、H. pilosa、H. venetia、H. teres——これらはいずれも細分の立場では独立した種ですが、GBIF が採用する現行の整理ではクーペリーの変種のシノニムとして畳み込まれています。
どちらが正しいという話ではありません。細分派は産地ごとの差を名前として保存しようとし、統合派は地理的な連続性を重く見て 1 つの名前にまとめようとします。どちらの立場にも根拠があり、決着していません。本記事は国際的な照合先である GBIF Backbone の受理状況にそって名前を並べています。手元の株のラベルに H. venusta や H. gracilis と書いてあっても、それが間違いだという意味ではありません。採用している整理が違うだけです。
具体例をひとつだけ挙げます。var. isabellae のシノニム 15 件を並べると、H. arabesqua・H. azurea・H. bathylis・H. bella・H. ciliata・H. florens・H. lachnosa・H. pilosa と、林氏が立てた種名が 8 つ並びます。さらに Breuer 氏がそれらを var. arabesqua・var. bella のように変種として組み替えた名前が続きます。1 つの変種に、細分派が付けた 10 以上の名前がぶら下がっている——これがハオルチアで名前が合わない、いちばん大きな理由です。
もうひとつ、名前が特に厚い変種があります。var. isabellae は 15 件、var. pilifera は 14 件、var. tenera は 12 件、var. gordoniana は 11 件のシノニムを抱えています。この 4 つで 52 件、83 件の 6 割以上です。名前が多い = それだけ多くの人がその集団を「別のもの」として区別しようとしたということで、逆にいえば形の変異が大きい変種だという読みもできます。園芸銘については、日本ハオルシア協会(ISHS が指定する ICRA)の登録名が正であり、当サイトは協会の登録名を引用する側に立ちます。
自生地 — 東ケープ州、崖と低地
自生地は南アフリカの東ケープ州です。GBIF に集まった出現記録は種全体で 548 件、うち南アフリカのものが 481 件。座標が付いている南アフリカの記録 326 件を州別に数えると、東ケープ州が 291 件(89%)で圧倒的です。西ケープ州が 18 件、北ケープ州が 1 件、州名の記録がないものが 16 件でした。世界チェックリスト(WCVP)の分布区分も「Cape Provinces」で、これと整合します。「東ケープ州が中心」までは言い切れますが、「西ケープには一切ない」とは言えません——記録は少ないながら存在します。
南アフリカの座標付き記録 326 件の州別内訳
FIG.03Distribution
ここから先の環境の数値には、大事な但し書きが要ります。南アフリカ国家生物多様性研究所(SANBI)の PlantZAfrica には、種としての Haworthia cooperi の頁が存在しません(当サイトで URL を実測して確認)。詳しい記述があるのは var. picturata の頁だけです。以下に挙げる標高・気温・降水量は、その変種が育つ場所の値であって、種全体の値ではありません。実際、SANBI 自身が「多くの変種は崖に限られないが、var. picturata は崖からしか知られていない」と書いています。
HABITAT — var. picturata の生育地(SANBI)
グロートリヴィール水系の、南向きの崖
地域
東ケープ州、Cape Fold Mountains のグロートリヴィール水系(Kouga 川・Baviaanskloof 川・Grootrivier)
標高
400〜1,000 m
岩質
南向きの石英質砂岩(Peninsula Formation)の崖。棚と裂け目が多く、根を差し込める
気温
夏は 35〜40℃ まで上がる。日平均の最高 約 27℃ / 最低 約 12℃。冬も霜は降りない
年降水量
300〜400 mm。春夏に山があり、雷雨または低気圧性の冬雨として降る
植生
Albany Thicket Biome の Gamtoos Thicket。同じ崖に Gasteria rawlinsonii や Crassula 各種が同居する
出典 = SANBI PlantZAfrica「Haworthia cooperi var. picturata」(Ernst van Jaarsveld & Alice Notten, 2022-02)。種全体ではなくこの変種の生育地の値
この環境の書きぶりから、栽培のヒントがそのまま読み取れます。南向きの崖(南半球なので、日本でいう北向きにあたる日陰側)、日陰、年 300〜400mm という少ない雨、そして無霜。強い直射を浴び続ける植物ではないということです。SANBI は窓の役割についても「半透明部が内部組織へ光を通し、この日陰で涼しい崖の環境でも効率よく光合成できるようにしている」と説明しています。窓は「光をたくさん採るため」の器官というより、薄暗い場所で光を無駄なく使うための器官だという理解のほうが、自生地の記述には合っています。
殖え方も環境で説明が付きます。SANBI は、この植物が株元から盛んに仔を吹いて密な塊をつくること、そして崖から吹き飛ばされた頭が、落ちた場所で発根することを記しています。種子は 2 × 1mm と小さく風で散り、発芽は 14〜21 日。つまり種子と仔株の二本立てで、崖という不安定な場所に居場所を確保しているわけです。上の写真のような密なマットは、この殖え方が実った姿ということになります。
近くには、姿の似た別種もいます。クーペリーとシンビフォルミスは同じ東ケープ州に分布し、生息地が接するところでは姿が融合していくことが知られています。一方でレツーサ(寿)は西ケープ州のリバースデール周辺という離れた場所にあり、自然に混ざる関係にはありません。この地理的な関係が、同定の難しさの根っこにあります。
見分けの入口 — 候補までを出して、手順は別の頁へ
栽培でよく出会う 4 変種 — 断定でなく「次に見る所」の表
オブツーサ VAR. TRUNCATA
葉
先が丸く截れて、大きな窓になる
名前
基になった名は H. obtusa f. truncata H.Jacobsen
次に見る所
葉先が截れているか、とがっているか。詳細は専用の頁へ
ピリフェラ VAR. PILIFERA
葉
とがった葉先。変種名 pilifera は「毛をもつ」の意
名前
Baker が 1 つの種として立てた名前(H. pilifera)が基
次に見る所
野生記録が 13 変種で最多(126 件)。「典型的なクーペリー」に近い候補
ベヌスタ VAR. VENUSTA
葉
面全体が細かい毛におおわれ、白っぽく見える
名前
C.L.Scott が種 H. venusta として発表 → 1999 年に変種へ
次に見る所
ふちだけに毛があるのか、面全体が毛におおわれているのか
グラキリス VAR. GRACILIS
葉
変種名 gracilis は「細い・華奢な」の意
名前
1929 年に von Poellnitz が立てた独立種が丸ごと変種になったもの
次に見る所
古いラベルでは H. gracilis のまま売られていることがある
この表は「答え」ではなく「次に何を見るか」の表です。上の 4 つは 13 変種のうち、日本の売り場で名前を見かけることの多いものを並べたもので、「これ以外ではない」という意味ではありません。残る 9 変種も同じ種の内側にあります。
そのうえで、この種で本当に効く見分けの軸を 1 つだけ挙げておきます。それは「毛がどこにあるか」です。葉のふちにだけ短い毛(ノギ)が並ぶのか、葉の面全体が細かい毛でおおわれているのか。前者はクーペリーの多くの変種に共通する形質で、後者はベヌスタの特徴に合います。そして葉先が丸く截れて縁がなめらかなら、オブツーサ(var. truncata)の候補に入ります。株を真上からではなく斜め横から見ると、この 3 つが判別しやすくなります。
ここから先は、この頁の担当ではありません。「手元の株がクーペリーなのか、シンビフォルミスなのか、レツーサなのか」という種をまたぐ絞り込みは、3 つの問いで振り分ける専用の記事にまとめてあります。葉が三角に反り返るか、舟形か、ふちにノギがあるか——という順に落としていくフロー図がありますので、クーペリー系の見分け方(オブツーサ・シンビフォルミス・レツーサを 3 つの軸で分ける)へお進みください。見分け方の記事をまとめて探したいときは見分け方ガイドの入口からどうぞ。
名前が絞りきれない株は、珍しくありません。クーペリーとシンビフォルミスは自生地で分布が重なり、接するところでは姿が融合します。つまり「中間のような株」は栽培で生まれた雑種とは限らず、自生地にも実際に存在しうるということです。図鑑の写真とぴったり一致しない株があっても異常ではありません。名前を一つに絞りきれないケースが構造的にある——この前提を共有しておくことが、この属とつきあううえでいちばん役に立ちます。
窓とノギ — 3 枚の写真が示す「典型」
「クーペリー」で画像を探すと、想像と違う写真が出てくることがあります。オブツーサの、まるい玉が透けるような姿を思い浮かべて検索すると、出てくるのはとがった葉先と、ふちに並ぶ細かい毛の株が多いはずです。この記事に載せた 3 枚も同じで、いずれも葉が三角にとがり、縁と竜骨に短いノギが並び、窓には細い条が縦に走っています。これは間違った写真が並んでいるのではなく、種としての典型がそちら側だということです。
見る場所
クーペリーの
典型(この頁の 3 枚)
典型(この頁の 3 枚)
var. truncata
(日本のオブツーサ)
(日本のオブツーサ)
葉先の形
とがる
丸く截れる
葉のふちの毛(ノギ)
並ぶ
ほぼ無い
窓の見え方
細い条が縦に走る
面で大きく透ける
群れ方
密なマットになる
密なマットになる
左列は本記事で使った 3 枚(いずれも Commons で Haworthia cooperi として掲載)の実見にもとづく所見、右列は当サイトのオブツーサの頁の記述。写真の同定は撮影者・掲載カテゴリによるもので、当サイトが検分した結果ではありません候補として読む
窓は「光を集める天窓」ではなく、日陰に適応した器官です。SANBI は、葉の半透明部が内部組織へ光を通し、日陰の崖という環境でも効率よく光合成できるようにしていると書いています。置き場所を決めるときは、この一点だけ覚えておけば迷いません。窓そのもののしくみはハオルチアの品種と系統の全体像にまとめています。
枯れた葉先が混じるのは、この植物では普通のことです。3 枚の写真のいずれにも、褐色や薄紙のようになった葉先が写っています。SANBI は、この植物が「株元から枯れていく長命の多肉植物」であり、乾期には葉が樋状に凹むと記しています。外側の古い葉が枯れながら、中心から新しい葉が出続けるというのが正常な姿です。群生株を買ったときに外葉が茶色くなっていても、それだけで状態が悪いとは限りません。
色が紫に転ぶのは、異常ではなく仕組みです。SANBI は「湿った季節には葉が緑だが、乾期には紫色を帯びる。植物は夏眠に入り、過剰な光を遮って光合成を抑える」と記しています。日本の栽培でも、水を切った時期や光の強い時期に葉が紫や褐色を帯びることがあります。これは日焼けの一歩手前というより、この植物が本来もっている遮光の反応だと考えられます。ただし葉が縮んで樋状に凹んだままなら水が足りていない合図でもあるので、色と形をセットで見るのが実際的です。
1 枚目の写真には、花茎が写っています。扉の写真をよく見ると、株の中心から細い褐色の茎が 1 本立ち上がっています。SANBI によれば、花序は 150〜350mm の総状花序で、上半分に 8〜12 の白い花(紫を帯び、緑の中筋が入る)が付き、現地では春から初夏(10〜11 月)に咲きます。花はハオルチアの属を確かめる手がかりにもなるので、咲いたときの見方はハオルチアの花の記事にまとめています。
育て方の要点 — 日陰の崖の植物として扱う
LIGHT
光
SANBI が挙げる置き場は「日陰」。自生地は南向きの崖の日陰側で、窓は薄暗さに適応した器官。レース越しの明るさが基準で、直射に晒し続ける植物ではない。
WATER
水
年降水量 300〜400mm の環境。SANBI は「年間を通じて与えてよいが、冬は控えめに」と記す。完全な断水期を作る植物ではない一方、過湿は避ける対象として名指しされている。
SOIL
用土
砂質でよく水はけし、やや酸性(SANBI の Plant Attributes は Soil = Sandy / PH = Acid)。岩の裂け目に根を差し込む植物なので、粗い粒でよく乾く配合が合う。
TEMPERATURE
温度
自生地に霜は降りない。霜に当てないことが最優先。越冬の具体的な数値は種固有の一次情報が無く要確認(本サイト共通の目安は 3〜5℃)。
SANBI が挙げる「守るべき 3 つ」は、霜・過度の日射・過湿です。日本の室内に読み替えるなら冬に凍らせない・夏の直射に晒さない・鉢を蒸らさないの 3 点。水は「年間を通じて与えてよいが、冬は控えめに」と明記されていて、完全な断水期を作らないのがこの種の書きぶりです。殖やすなら株分けが確実で、浅いトレイに砂質の用土で植えて湿らせておけば 3 週間で発根するとあります。病害には比較的強く、名前が挙がるのはアブラムシ・ナメクジ・カタツムリです。
光・水・置き場所の基本はハオルチアの育て方、用土・鉢・LED・棚は育成環境ガイド、株分けと葉挿しの手順はハオルチアの増やし方、伸びて姿が崩れたときは徒長の原因と直し方にまとめています。
入手時の注意 — ラベルの学名が古いことがある
| 売り場で見かける表記 | 現行の受理名(GBIF) | 読み方 |
|---|---|---|
| Haworthia gracilis | H. cooperi var. gracilis | 2002 年に変種へ。1929 年に立てられた独立種が丸ごと吸収された名残 |
| Haworthia venusta | H. cooperi var. venusta | 1999 年に変種へ。「ベヌスタ」はこの名前のカタカナ表記 |
| Haworthia pilifera | H. cooperi var. pilifera | Baker が立てた古い種名。1999 年に変種へ |
| Haworthia tenera / H. isabellae / H. dielsiana / H. gordoniana | それぞれ H. cooperi の変種 | von Poellnitz が立てた種名。いずれも現行では変種扱い |
| Haworthia obtusa(オブツーサとして) | H. cooperi var. truncata | 注意: 学名 H. obtusa Haw. の受理名は H. cymbiformis var. obtusa で、別系統を指す |
| 林 / Breuer 由来の種名(H. arabesqua ほか) | いずれかの変種のシノニム | 細分の立場では独立種。間違いではなく、採用する整理が違う |
クーペリーを買うときにいちばん戸惑うのは、名前が一致しないことです。「グラキリス」「ベヌスタ」「ピリフェラ」「テネラ」——これらは今のところすべて同じ 1 つの種の内側の名前です。ラベルに独立種として書かれていても、それは誤表示というより、そのラベルが作られた時点の体系を保存しているだけのことが多いといえます。上の表を手元に置いておくと、別の植物を二重に買ってしまうような事故を避けられます。
ひとつだけ、方向が逆になる注意点があります。学名の Haworthia obtusa Haw. は、現在の GBIF Backbone ではシノニム扱いで、受理名は H. cymbiformis var. obtusa——つまりシンビフォルミス側の名前です。一方で日本の売り場で「オブツーサ」と呼ばれる株は H. cooperi var. truncata、こちらはクーペリー側。同じ「オブツーサ」という音が、学名の世界では別の場所を指しているということで、この経路の詳細はオブツーサの頁で図解しています。
園芸銘については、協会の登録名を正とします。「紫」「水晶」といった呼び名が付いた選抜個体が流通していますが、学名との対応をたどれないものが多く、学名と同列には扱えません。園芸銘の正式名は、日本ハオルシア協会(ISHS が指定する ICRA)の登録名です。名前の突き合わせはハオルチアの名前の対照表でも確認できます。
まとめ
Summary
1 つの名前のなかに、13 の変種と 84 の学名が入っている
クーペリーは、とがった葉先と葉縁のノギ、細い条の入る窓をもつ軟葉系ハオルチアです。日本で人気の「オブツーサ」はこの種の 13 変種のうちの 1 つ。種の内側には 84 の学名が畳み込まれ、そのうち 42 件は細分の立場から立てられた名前です。自生地は東ケープ州に集中しています。
オブツーサは 13 分の 1クーペリーは親にあたる種。両者は対等な並びではない
人気 ≠ 野生記録truncata 4 件に対し pilifera 126 件
gracilis は丸ごと変種へ1 つの種が変種 1 つ分の位置に移された
自生地は東ケープ座標付き記録 326 件のうち 291 件
- クーペリー Haworthia cooperi Baker は、東ケープ州を中心に分布する軟葉系ハオルチアです。GBIF の一般名は Bristle Haworthia(剛毛のハオルチア)で、葉のふちに並ぶノギが種としての典型を示しています
- 硬葉系が Haworthiopsis 属へ、大型硬質群が Tulista 属へ移った後も、本種は Haworthia 属に残っています
- 受理されている変種は 13。日本で「オブツーサ」と呼ばれる株はそのうちの 1 つ(var. truncata)で、クーペリーとオブツーサは親子の関係にあります
- 種と 13 変種を合わせたシノニムは 84 件。うち 42 件は 林(M.Hayashi)/ Breuer が著者に入る名前で、種数の見解が割れる現場がこの 1 種の内側にあります
- 旧 Haworthia gracilis は、Bayer & Manning(2012)の整理で 種ごと本種の変種へ移されました。その変種たちも同時に本種の変種になっています
- 自生地は南アフリカ東ケープ州。GBIF の座標付き記録 326 件のうち 291 件(89%)が東ケープ州です。ただし西ケープの記録も 18 件あり、「東ケープにしかない」とは書けません
- 標高・気温・降水量として引用した数値は、var. picturata の生育地についての SANBI の記述であって、種全体の値ではありません。種としての PlantZAfrica 頁は存在しません
- 越冬温度に種固有の一次情報はなく、属全体の一般指針として最低 3〜5℃ を目安に置き、種固有の数値は要確認としています
- ほかの品種と見くらべたいときは人気品種ランキングで他の品種を見るから、検索データで注目度の高い順にたどれます
FAQ
クーペリーとオブツーサは違う植物ですか?
別々の植物ではなく、親子の関係です。日本で「オブツーサ」として流通する株の学名は Haworthia cooperi var. truncata で、クーペリーという 1 つの種のなかにある 13 変種のうちの 1 つにあたります。売り場では別の商品として並ぶので対等に見えますが、分類の上では対等ではありません。オブツーサ単体の詳しい話は当サイトの専用の頁にまとめています。
クーペリーの変種はいくつありますか?
GBIF Backbone で受理されているのは 13 です(2026-08-10 実測)。南アフリカ国家生物多様性研究所(SANBI)の解説も、Bayer & Manning(2012)にもとづいて 13 の変種を挙げており、両者は一致します。ただし細分の立場をとる研究者はこれらの一部を独立種として扱うため、資料によっては違う数字が出てきます。当サイトは国際的な照合先である GBIF の受理状況を採用しています。
買った株のラベルに「Haworthia gracilis」と書いてあります。間違いですか?
間違いというより古い体系の名前です。Haworthia gracilis は 1929 年に von Poellnitz が立てた独立種でしたが、Bayer & Manning(2012)の整理でクーペリーの変種 H. cooperi var. gracilis へ移され、H. gracilis の変種たちも同時にクーペリーの変種になりました。ラベルはそれが作られた時点の分類を保存していると考えるのが実態に近いといえます。同じことが H. venusta・H. pilifera・H. tenera などにも当てはまります。
クーペリーの原産地はどこですか?
南アフリカの東ケープ州が中心です。GBIF に集まった南アフリカの座標付き記録 326 件を数えると、東ケープ州が 291 件(89%)、西ケープ州が 18 件、北ケープ州が 1 件でした(2026-08-10 実測)。世界チェックリスト(WCVP)の分布区分も「Cape Provinces」です。西ケープの記録も少数ながらあるため、実態に合うのは「東ケープ州が中心」という言い方になります。
何℃まで耐えられますか?
最低でも 3〜5℃ を下回らせないのが実用の線です(ハオルチア属全体の一般的な指針)。SANBI が記しているのは「自生地に霜は降りない」「栽培では霜・過度の日射・過湿から守る」という定性的な内容で、数値はありません。本種に固有の耐寒限界を示す信頼できる一次情報は確認できていないため、この数値は属の指針として使い、要確認としています。
なぜ人気のオブツーサやベヌスタは野生記録が少ないのですか?
GBIF の出現記録は 7 割以上が植物標本(548 件中 390 件)で、研究者が野外で採集して残したものが中心だからです。栽培で殖やされて広まった株ほど記録には残りにくいという構造があり、また分布の狭い変種はそもそも出会える場所が限られます。var. truncata が 4 件、var. venusta が 3 件なのに対して var. pilifera が 126 件というのは、野生での多い少ないをそのまま表した数字ではありません。
写真を送れば変種を判定してもらえますか?
写真からの判定は行っていません。ただし撮る向きを変えると、ご自分で絞り込めます。この種で効くのは ①葉のふちだけに毛があるか、面全体が毛におおわれているか ②葉先が丸く截れているか、とがっているか ③株元から仔を吹いて群れているか の 3 点で、いずれも斜め横から撮ると見えます。種をまたぐ絞り込みの手順は「クーペリー系の見分け方」にフロー図で用意しています。
クーペリーは絶滅危惧種ですか?
GBIF が保持する IUCN のカテゴリは NOT EVALUATED(未評価)です。絶滅危惧という判定でも、安全という判定でもなく、まだ評価されていないという意味になります。SANBI が var. picturata について「到達困難な生息地に守られており脅威にさらされていない」と書いていますが、これはその変種についての記述であって種全体の評価ではありません。
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道具はここに集約
ハオルチアの育成環境ガイド(LED・用土・鉢・棚)
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手元の株を絞り込むなら
クーペリー系の見分け方 — オブツーサ・シンビフォルミス・レツーサを 3 つの軸で分ける
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13 変種のうちの 1 つを深く
オブツーサとは — 学名・自生地・クーペリー 13 変種のなかでの位置
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出典
- GBIF Backbone Taxonomy — Haworthia cooperi Baker(taxonKey 2780103・status ACCEPTED)。受理変種 13、種レベルのシノニム Catevala cooperi (Baker) Kuntze、各変種の書誌・バシオニム・シノニム 83 件、一般名 Bristle Haworthia、IUCN カテゴリ NOT_EVALUATED。2026-08-10 照会: gbif.org
- GBIF Occurrence — 出現記録 548 件、南アフリカ 481 件、座標付き 326 件の州別内訳(東ケープ 291 / 西ケープ 18 / 北ケープ 1)、記録種別(標本 390 ほか)、変種別件数。2026-08-10 照会: gbif.org
- IPNI(国際植物名索引)— Haworthia cooperi Baker の原記載書誌(Refug. Bot. [Saunders] t. 233)、命名者 John Gilbert Baker(1834–1920)、原記載の産地表記「Afr. austr.」、叢書の刊行年 1869–82: ipni.org
- SANBI PlantZAfrica Haworthia cooperi var. picturata(Ernst van Jaarsveld & Alice Notten, 2022-02)— Thomas Cooper への献名、命名を 1871 年とする記述、受理変種 13(Bayer & Manning 2012)、H. gracilis の吸収、自生地(グロートリヴィール水系・標高 400〜1,000m・南向き石英質砂岩の崖・夏 35〜40℃・日平均 27/12℃・無霜・年降水量 300〜400mm)、形態・生態・栽培・繁殖: pza.sanbi.org
- SANBI PlantZAfrica Haworthia 属 — 属の 3 分割(Manning et al. 2014, Systematic Botany 39: 55-74)、属名は Adrian Hardy Haworth への献名: pza.sanbi.org
- iNaturalist — Haworthia cooperi(taxon 333713)の観察 477 件、うち栽培 302 件 / 野生 175 件 / research grade 140 件(2026-08-10 実測): inaturalist.org
- Wikimedia Commons — Category:Haworthia cooperi(ファイル 30 件 + 変種のサブカテゴリ 7。各画像のライセンス版と作者は API で実測)
- 本記事が引用した分類整理の一次文献: Bayer, M.B. & Manning, J.C. 2012. A rationalization of names in Haworthia. Alsterworthia International 12: 7–16 / Bayer, M.B. 1999. Haworthia Revisited. Umdaus Press(いずれも SANBI の参考文献欄に記載。当サイトは原典を直接参照していないため、記述は SANBI と GBIF の登録内容にもとづきます)
- 画像は CC ライセンス画像(PD / CC0 / CC BY / CC BY-SA)のみを使用しています。各画像の作者・ライセンス・出典は 画像クレジット・出典一覧 に掲載しています
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