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硬葉系12 章約35分で読めます

竜鱗(テッセラータ)の育て方と見分け方|格子の窓を楽しむ

硬く三角にとがった葉が強く反り返る硬葉系ハオルチアの群生を斜め上から。葉の表面には淡い緑の細い線が縦横に交差して四角い格子模様を描き、日に当たった株は赤紫から赤褐色に色づいている。葉のふちには細かい鋸歯が並ぶ
ヴロツワフ大学植物園の栽培株 Photo: Krzysztof Ziarnek, Kenraiz / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
SPECIMEN — HAWORTHIOPSIS TESSELLATA
竜鱗Haworthiopsis tessellata / テッセラータ
魅力格子の窓と、反り返る三角の葉育て方を見る →

硬い三角の葉を、白い線が縦横に走る。竜鱗の楽しさは、小さな窓の中で格子の形を追えることです。

真上から模様を眺め、斜めから葉の反りを見れば、白い疣を並べる十二の巻とは違う表情が見えてきます。育て方は明るさと鉢の乾きから。

古いベノーサ名義のラベルも、名前の来歴につなげて読めます。

竜鱗の見どころ — 三角の窓を走る、白い格子

観察
三角の一枚を選び、格子の交点へ寄る
全体の番号 → 同じ場所の拡大
竜鱗として記録された鉢植え。手前中央の三角葉全体と、その同じ葉の線の交点を示す。
  1. 一枚の三角葉1番の拡大で見る。
  2. 同じ葉の交点2番の拡大で見る。
手前中央の葉。先端へ細くなる輪郭と、面に広がる線を見る。 元写真の1番を拡大。
1 一枚の三角葉手前中央の葉。先端へ細くなる輪郭と、面に広がる線を見る。
1の葉の下寄り。線が交差して、小さな区画をつくる。 元写真の2番を拡大。
2 同じ葉の交点1の葉の下寄り。線が交差して、小さな区画をつくる。
全葉の輪郭から、窓を区切る小さな格子へ。
1は一枚の葉、2はその葉の下寄りです。 下段は同じ写真の番号部分を拡大表示。
Photo: stephen boisvert / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons(部分拡大)

一枚の葉を選ぶと、縦に走る線と横切る線を追いやすくなります。拡大した2番では、線の交差が小さな区画をつくる。SANBIが記す上面の格子は、このように眺めると葉一枚の中でも楽しめます。

かんたん派は一枚の上面を撮影。こだわり派は、次の斜め向きの写真で反りも比べてみましょう。上面の模様と、葉の横顔を別々に見ると、平たい写真だけではつかみにくい形が分かります。

観察
斜めから見ると、外へ反る葉が分かる
上面の線 → 斜めからの輪郭
竜鱗として記録された群生を斜めから。手前の葉先が外へ反り、側面の輪郭が見える。
格子を見たあと、手前の葉の先端から株元へ輪郭をたどります。
冒頭の拡大図とは別の株です。写真から色の原因や管理の良否は比べません。
Photo: Krzysztof Ziarnek, Kenraiz / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
見どころと育て方
  • 格子の上面にも窓があり、下面には疣がある
  • 乾きを確認して水を与え、最暑期は減らす
  • ベノーサ単独と、旧名のベノーサ・テッセラータを分ける

育て方 — 明るさと乾き、真夏の減水

竜鱗を育てる
かんたん派
すること直射の当たらない明るい場所で、鉢内の乾きを確かめる
楽しみ方格子を眺める楽しみは、この基本から。
こだわり派
すること鉢内の乾きを確かめ、最暑期は生育に合わせて水を減らす。乾きの確かめ方へ。
楽しみ方色だけに頼らず、葉の張りと鉢の変化を追えます。

窓の見え方と日差しを分ける

SANBIの種解説は中程度の明るさを勧め、直射による葉焼けに注意を促しています。光を透かして眺める短い観察と、長時間置く場所は分けましょう。

赤や茶色の写真だけで葉焼けと決めず、葉の伸びや置き場所も確認します。

水は乾いてから、鉢底へ抜く

SANBIは鉢内が数センチの深さまで乾いてから十分に与え、排水穴と水の抜ける用土を使うよう説明しています。受け皿の水に浸けたままにせず、最も暑い時期は水やりを減らします。

季節の管理へ。

仔株を分けるなら根を見る

仔株が育ち、自分の根を持ってから分けるのがSANBIの説明です。増やし方と用土・鉢の選び方を合わせて確認します。

似た硬葉系 — 格子と、畝・粒の違いを見る

観察
格子・横畝・粒を、実写真で見比べる
同じ観察項目で見比べる
竜鱗|面を区切る格子
広い三角葉の上面を、淡い線が縦横に区切る。
広い三角葉の上面を、淡い線が縦横に区切る。
詳しい観察点へ →
Photo: stephen boisvert / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
瑠璃殿|波のような横畝
葉幅を横切る畝の陰影。粒状の部分も見える。
葉幅を横切る畝の陰影。粒状の部分も見える。
詳しい観察点へ →
Photo: Ji-Elle / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
アテヌアータ|粒と白帯
細い葉の上面には粒、外面には白い横帯が見える。
細い葉の上面には粒、外面には白い横帯が見える。
詳しい観察点へ →
Photo: Yercaud-elango / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
見る面をそろえると、模様の違いがつかめる。
各掲載名による実写真。共通縮尺や同じ管理条件での比較ではありません。
硬葉系の「模様」は 4 タイプに分かれる — 断定でなく「次に見る所」の表
竜鱗 HP. TESSELLATA
模様
面に走る線が交差して四角を描く
姿
小さな三角葉が強く反り返り、平たく開く
次に見る所
葉の下面に革質の疣が隆起しているか
十二の巻・アテヌアータ HP. FASCIATA / ATTENUATA
模様
白い疣が横の帯や点として並ぶ
姿
細長い葉が立ち上がる
次に見る所
葉の内側にも白点があるか。両者の分け方は専用の頁へ
レインワルディ HP. REINWARDTII
模様
白い疣がらせん状に散る
姿
上へ伸びる塔状。輪郭からして違う
次に見る所
株が縦に伸びるか、平たく開くか
瑠璃殿 HP. LIMIFOLIA
模様
指紋のような隆条が葉を横切る
姿
三角葉が平たく開く(竜鱗と輪郭が近い)
次に見る所
模様が触ってわかる隆起か、面の線か

まず葉の上面を見て、白い粒の並びか、面を区切る線かを比べます。竜鱗の下面には疣があるため、株のどこかに粒が見えるだけで候補から外さないでください。

比較するのは、格子線・白い疣・横畝という模様と、葉の並び方。写真で気になる候補が見つかったら、株全体と名札、親株や増殖の記録を一緒に確認します。

白い粒のある場所を確かめましょう。上面の模様と下面の疣を混ぜて判断すると、竜鱗の特徴を見落としてしまいます。

いちばん紛らわしいのは瑠璃殿(Hp. limifolia)です。どちらも三角の葉が平たく開き、模様が葉の面全体に広がります。

違いは模様の性質で、瑠璃殿の模様は指紋のように盛り上がった隆条(ridge)、竜鱗は盛り上がらない線です。斜めから光を当てて影ができるかどうかを見るとわかりやすくなります。

瑠璃殿については瑠璃殿の頁に詳しくまとめています。

迷った株は、模様と葉の配列を比べる見分けガイドへ。名札の学名も残し、株の由来と照合します。

関連資料:見分け方ガイドの入口

十二の巻とアテヌアータでは葉の内側の疣が比較点です。縦に伸びるレインワルディ、畝を持つ瑠璃殿も並べて見ると、上面の格子線という竜鱗の見せ場が分かります。

関連資料:十二の巻とアテヌアータの見分け / レインワルディ / 十二の巻の原種(Haworthiopsis fasciata) / アテヌアータ

SANBIは竜鱗を形態の変異が大きい種として紹介しています。参考写真と少し違うときも、格子線、葉の反り、下面の疣を順に見ます。

過去の異名には葉の長さや質感に結び付く語も残っています。命名時の判断は書誌と記載に当たり、写真の違いだけから名前が増えた理由を決めないようにします。

入手時の注意 — ラベルは旧名を保存している

植物園の角鉢に植わった株を斜め上から。黒紫色の三角の葉が反り返り、面に赤褐色の格子線と粒状の疣が見える。背後の白いラベルには WORTHIA VENOSA SSP. TESSELLATA と印字されている
カリフォルニア大学植物園の栽培株。ラベルには「HAWORTHIA VENOSA SSP. TESSELLATA」——1982 年の亜種としての組み合わせが印字されている。ラベルは、それが作られた時点の分類体系を保存する。Photo: Stan Shebs / CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

上の写真は、この記事のいちばん実用的な 1 枚とも読めます。植物園の株に添えられたラベルには「HAWORTHIA VENOSA SSP. TESSELLATA」と印字されています。

これは Bayer が 1982 年に立てた亜種としての組み合わせで、いまの受理名ではありません。けれどもこのラベルが間違っているわけではなく、そのラベルが作られた時点の体系を保存しているだけです。

売り場のラベルも、古い図鑑の見出しも、同じように読むのが実際に近いといえます。

売り場・ラベルで見かける表記現行の受理名(GBIF)読み方
Haworthia venosa subsp. tessellataHaworthiopsis tessellataBayer・1982 の組み合わせ。竜鱗をベノーサの亜種として扱った時代の名前
Haworthia venosa var. tessellata / Hp. venosa var. tessellataHaworthiopsis tessellataHalda・1997 の組み合わせ。日本語圏でいちばんよく見る表記
Haworthia tessellataHaworthiopsis tessellata1824 年の元の名前。属が分かれる前の表記で、種としての扱いは今と同じ
Haworthia parva / H. minutissima / H. pseudotessellata / H. engleri ほかいずれも var. tessellata のシノニム産地ごとの差を別種として立てた名前。間違いではなく、採用する整理が違う
Haworthia crousii(林)Hp. tessellata var. crousii2016 年に変種として受理された。細分側の名前が生き残った例
注意: Haworthiopsis venosa(ベノーサ)Haworthiopsis venosa(別の受理種)これは竜鱗ではない。西ケープ州に分布する別種で、いまは対等な種として並ぶ
受理状況は GBIF Backbone(2026-08-14 照会)。表記の対応は名前ごとの受理・シノニム関係にもとづく。

竜鱗を買うときにいちばん戸惑うのは、名前が一致しないことです。「テッセラータ」「ベノーサ・テッセラータ」「Haworthia venosa var. tessellata」「Haworthiopsis tessellata」、これらはすべて同じ植物を指しています。

上の表を手元に置いておくと、別の植物だと思って二重に買ってしまうような事故を避けられます。名前の対照表でも、竜鱗の行から異名をまとめて引けます。

ひとつだけ、注意の向きが逆になる名前があります。「ベノーサ」(Haworthiopsis venosa)は、竜鱗の別名ではなくいまも有効な別の種です。

かつて竜鱗をその下に置いていた相手なので名前は近いのですが、両者は現在の整理では対等な種として並びます。「ベノーサ」とだけ書かれた株が竜鱗とは限らないということで、この場合は模様と葉の形を見て候補を絞ることになります(「見分けの入口」節)。

2026年8月14日のGBIF照会ではvar. crousiiの登録は1件でした。この件数はデータベースへの登録状況で、分類群の実体や販売株の確認可能性を測る数ではありません。

クロウシーの名札がある株では、学名表記に加え、親株・増殖・採集記録を確認します。情報の揃った名札は、由来をたどるための手がかりになります。

斑入りや園芸銘については、扱いを分けています。竜鱗にも斑の入った個体や選抜個体が流通しています。

園芸品種名は日本ハオルシア協会の登録情報を照合します。学名の異名関係と、園芸上の呼び名は分けて読みましょう。

格子の窓紋 — tessellata は「碁盤目」という意味

竜鱗の上面には窓があり、淡い線が格子を描きます。SANBIの属解説と種解説を合わせると、窓の有無で軟葉系と分けるより、葉の硬さ・形・線の配置で比べるのが実際的です。

見る場所
竜鱗
(硬葉系の「紋」)
オブツーサ・クーペリー
(軟葉系の「窓」)
葉の硬さ
硬く厚い やわらかい
模様の正体
線が交差して四角 葉先が透ける窓
横から見ると
上面に窓、格子線が走る 厚みごと透ける
葉の下面
革質の疣が隆起 疣は目立たない
写真に見える色
褐色〜赤に転ぶ 紫を帯びる

左列は SANBI PlantZAfrica の Haworthiopsis tessellata の記述と竜鱗として掲載した4件の撮影記録の所見、右列はクーペリーの頁・オブツーサの頁の記述にもとづく。写真の同定は撮影者・掲載カテゴリによるものです候補として読む

venstertjieは「小さな窓」、veined haworthiopsisは葉の脈に結び付く呼び名です。日本の流通名「竜鱗」の命名由来は、確認した資料に説明がありません。

記載と照合の詳細

葉の裏側にも、見分けの手がかりがあります。SANBI は、葉の下面がやや丸みを帯び、革質の疣(coriaceous tubercles)が隆起すると記しています。

自生地の写真では、赤褐色の葉の裏に粒々が並んでいるのが見えます。表は線の格子、裏は粒の疣、この組み合わせが竜鱗の質感をつくっています。

株を真上から眺めるだけでは裏面が見えないので、斜め横から、できれば反り返った葉の下側が見える角度から観察するのが実際的です。

葉の形にも特徴があります。SANBI の記述では、葉は肉厚で硬く、おおむね三角形で、強く反り返る(sturdily bent backwards)とされています。

長さは 50mm まで、基部の幅は 30mm まで。株全体では高さ 150mm・幅 100mm までで、生長は遅い植物です。

「小さな三角の葉が、外へ強く反り返って星のように開く」、これが竜鱗のシルエットで、上へ塔のように伸びるレインワルディや、葉が 3 列に重なるビスコーサとは輪郭からして違います。系統ごとの姿の違いはハオルチアの品種と系統の全体像で図解しています。

採用写真では、白い線が明瞭な株も、地色に溶け込んで見える株もあります。写真は撮影条件も株も異なるため、見え方の差から光量や水やりの原因までは読み取れません。

基本情報 — 学名・自生地・耐寒性

竜鱗の基本データQuick Spec
窓硬い上面に格子状の淡い線
葉の形三角形で外へ反る
株姿仔株が集まるロゼット
光直射を避けた明るい場所
雨の季節夏(主に夏雨地域・SANBI・2026-10-17 確認) → 雨の季節の表
水鉢内の乾きと排水を確認
真夏最暑期は水やりを減らす
学名データ・出典の範囲
受理名Haworthiopsis tessellata (Haw.) G.D.Rowley
元の名前Haworthia tessellata Haw.(1824)
原記載Philosophical Magazine and Journal 66: 300
属への組替Gordon D. Rowley、2013(掲載箇所は GBIF と IPNI で不一致未確認)
よく見る旧名H. venosa subsp. tessellata(1982)/ var. tessellata(1997)
種小名の意味ラテン語で「碁盤目状の」(square-patterned)
科ツルボラン科(Asphodelaceae)
系統硬葉系/属は Haworthiopsis
受理変種2(var. tessellata / var. crousii)
シノニム総数種 + 2 変種の合計で 32
英名veined haworthiopsis(アフリカーンス名は venstertjie =「小さな窓」)
自生地南アフリカとナミビア南部。州の一覧は種頁・属頁・広域区分を分けて読む
生育環境藪地と岩場。自生地では塊をつくって空間を埋める
草姿無茎・生長は遅い。高さ 150mm / 幅 100mm まで。匍匐する根をもつ
葉長さ 50mm・基部の幅 30mm まで。三角形で強く反り返る
花細く針金状の花序に、二唇形のオフホワイト〜灰白色の花
冬の確認夜間最低温度を測り、凍結を避ける。冬の置き場所と個別資料を確認
保全評価南ア国内 LC(軽度懸念) / GBIF が持つ IUCN は未評価(NE)
流通名竜鱗(りゅうりん)/ テッセラータ未確認

この表で最初に引っかかるのは、属への組替がどこに載ったかです。Haworthia tessellata という名前を Haworthiopsis 属へ移したのは英国の多肉研究者 Gordon D. Rowley で、年が 2013 年であることは GBIF と国際植物名索引(IPNI)の双方で一致します。

ところが掲載箇所が揃いません。GBIF は Alsterworthia International の Special Issue 10 の 5 ページ、IPNI は同誌 13 巻 2 号の 25 ページ(しかも綴りが tessellate と誤植された状態)と記録しています。

どちらか一方を採らず、両方を併記して「未確認」としました。年と著者は確かなので、実用上の問題は生じません。

SANBIの種頁には鉢内の乾き、排水、直射を避ける置き場所の説明があります。園芸ゾーンの霜の記号は地域条件で、個々の鉢の耐寒限界ではありません。

鉢では凍結を避けます。

保全評価は 2つある答えが並びます。GBIF が保持する IUCN のカテゴリは NOT EVALUATED(未評価)、まだ評価されていないという意味です。

一方 SANBI は、南アフリカ植物レッドリストにもとづき本種を Least Concern(LC / 軽度懸念)と評価していると明記しています(査定は Von Staden, L. 2014、レッドリスト版 2020.1)。国際的な評価と、南アフリカ国内の評価は別物です。

国内評価は分布域のうち南アフリカに入る部分だけを対象にするので、ナミビアまで広がるこの種では、国内 LC がそのまま世界全体の安全を意味するわけでもありません。

veined haworthiopsisは脈、venstertjieは小さな窓に結び付く呼び名です。日本の竜鱗という流通名と合わせ、まず実物の面の模様を楽しみましょう。

窓に走る線と、線に囲まれた区画。それぞれに目を向けると、小さな葉でも模様の違いが見つかります。

分類上の位置づけと関連資料
この頁 / SPECIES
竜鱗という「種」の全体像
学名の現在地・32 の名前・州別の分布・格子模様の意味。「この植物は何者か」を知りたい人のための頁です。
別の頁 / MAP
ハオルチアの種類総覧
軟葉系・硬葉系・万象・玉扇という系統の地図。竜鱗が硬葉系のどこに座るかを俯瞰したい方はこちらから。
別の頁 / NAMES
名前の対照表
和名・学名・異名を横断検索できる辞書。ラベルの学名だけを突き合わせたいときは、この頁が最短です。

上の 2 枚目・3 枚目はそれぞれ別の記事です — ハオルチアの品種と系統の全体像 と ハオルチアの名前の対照表 からどうぞ。

まず、この植物の立ち位置をはっきりさせておきます。竜鱗は、葉がやわらかく光を透かす軟葉系ではなく、葉が硬くて厚い硬葉系のハオルチアです。

硬葉系というと十二の巻やアテヌアータのような「白い点や帯が入る株」を思い浮かべる方が多いはずですが、竜鱗の模様はそれとは仕組みが違います。点でも帯でもなく、葉の面に走る細い線が縦横に交差して四角い格子を描く、これが竜鱗の顔です。

種小名の tessellata はラテン語で「碁盤目状の」という意味で、南アフリカ国家生物多様性研究所(SANBI)の解説もその意味を明記しています。

南アフリカからナミビアへ広がる分布も竜鱗の特徴です。SANBIの種頁は東・西・北ケープと自由州、属頁は北西州も挙げており、資料ごとの一覧を区別して読みます。

WCVPのCape Provinces・Free State・Northern Provinces・Namibiaは広域の分布区分です。現在の州を四つ列挙した表ではありません。2026年8月14日のGBIF登録は南アフリカ230件、ナミビア15件でした。

ハオルチア類の多くが南アフリカの一地域に閉じているのに対して、竜鱗は国境をまたいで分布しているという点が、まず押さえるべき事実です。

TAXONOMY / MEASURED 2026-08-14
3 属に分かれた旧ハオルチア属の、どこにいるか
属の 3 分割は Manning et al. 2014, Systematic Botany 39: 55-74(SANBI PlantZAfrica の属頁が明記)。属名 Haworthiopsis は「Haworthia のようなもの」の意

属名は書き換わった側です。かつて 1 つだった Haworthia 属は、2014 年の分子系統研究を受けて 3 つに分けられました。

やわらかい葉に窓をもつ一群は狭義の Haworthia に残り、硬い葉の一群は Haworthiopsis 属へ、大型で硬質な一群は Tulista 属へ移っています。竜鱗は Haworthiopsis 属に入ります(売り場では硬葉系と呼ばれます)。

古い本や古いラベルが「Haworthia ○○」と書いているのは、この分割より前の体系ということになります。属名が変わった経緯そのものは十二の巻とアテヌアータの記事で扱っています。

もうひとつ、名前の面で竜鱗は少し変わった立場にあります。硬葉系の多くは「Haworthia から Haworthiopsis へ属が動いた」だけですが、竜鱗の場合は属が動いたうえに、種としての階級そのものが行き来してきました。

ベノーサ(venosa)という別の種の亜種として扱われた時期があり、変種として扱われた時期もあり、いまは独立した種として受理されています。この経緯は 「名前の現在地」節で書誌つきに追いかけます。

「どれが正しい名前か」ではなく「いつ、誰が、どの階級に置いたか」で見ると、混乱がほどけます。

分布 — 南アフリカとナミビアの記録を読む

乾いた岩の隙間に、赤褐色の小さなロゼットが隙間なく密集して広がる自生地の様子。葉は硬く三角で強く反り返り、下面には粒状の疣が並ぶ。周囲は褐色の岩と砂だけで、ほかの植物はほとんど見えない
北ケープ州Halfmens Passでの野生の記録。赤褐色の葉が岩の隙間を埋めるように群れている。 Photo: Andrew Hankey / CC BY-SA 4.0, via iNaturalist

自生地は南アフリカとナミビア南部です。GBIF に集まった出現記録は種全体で 298 件、うち南アフリカが 230 件、ナミビアが 15 件。

世界チェックリスト(WCVP)が記録する分布区分も「Cape Provinces / Free State / Northern Provinces / Namibia」の 4 つで、これと整合します。SANBI も「南アフリカとナミビア南部に広く分布する」と書いており、国境をまたぐことについては 3つあるソースが一致しています。

ナミビア産であることは名前にも残っていて、1914 年に Dinter が発表した Haworthia engleri は「南西アフリカの新植物」として記載されたもの(いまはシノニム)です。

保存された州別6区分の記録(合計218件) FIG.03Distribution
北ケープ州137 件
東ケープ州30 件
西ケープ州29 件
自由州19 件
“Cape Province” 表記2 件
北西州1 件

SANBIの種頁は主に東ケープ州と記し、2026年8月14日の座標付き記録では北ケープ州の件数が多くなっています。分布域の記述と登録された観察の件数は対象が違うため、これだけで矛盾とは判断しません。

種(硬葉系)GBIF 出現記録分布区分(WCVP)
Hp. tessellata(竜鱗)298ケープ諸州 / 自由州 / 北部諸州 / ナミビア
Hp. viscosa(ビスコーサ)415西ケープ州・東ケープ州
Hp. reinwardtii(レインワルディ)371東ケープ州
Hp. attenuata(アテヌアータ)310東ケープ州(ほかに導入地)
Hp. fasciata(十二の巻)291東ケープ州
Hp. limifolia(瑠璃殿)223クワズール・ナタール州 / ムプマランガ州 / エスワティニ / モザンビーク
Hp. nigra136西ケープ州・東ケープ州
Hp. scabra107西ケープ州・東ケープ州
Hp. venosa(ベノーサ)100西ケープ州
Hp. granulata37西ケープ州・北ケープ州
Hp. koelmaniorum17リンポポ州・ムプマランガ州
Hp. woolleyi9東ケープ州
GBIF Backbone の受理種について、出現記録件数(GBIF Occurrence)と WCVP の分布区分を 2026-08-14 に照会した実測値。当サイトが選んだ 12 種の比較で、Haworthiopsis 属の全種ではない。分布区分の粒度と照会対象が限定されるため、属全体の唯一性や分布面積の順位を示す表ではない。
記載と照合の詳細

GBIFの件数は採集・観察とデータ提供の履歴を反映します。州別の数を読むときは、野外での密度や個体数と分けて見てください。

表は選んだ12種について、登録件数と分布区分を並べたものです。州や広域区分の細かさが揃わないため、面積や分布の広さの順位表としては読みません。

竜鱗についてSANBIが挙げる州名と、WCVPの広域区分、GBIFの観察地点の内訳は別の情報です。北西州の記録1件も含め、登録表は取得時点の内訳として残します。

そして、かつて竜鱗を下に置いていたベノーサのほうが、分布は狭いという逆転もあります。Haworthiopsis venosa の出現記録は 100 件で、WCVP の分布区分は西ケープ州のみ。

「広いほうが狭いほうの亜種として扱われていた」という状態が 30 年ほど続いていたことになります。これは分類学的な誤りという話ではなく、亜種・変種という階級が「分布の広さ」で決まるものではないからですが、階級の関係と実際の分布の広さは一致しないことを知っておくと、名前の話が飲み込みやすくなります。

生育環境は「藪地と岩場」です。SANBI は、この植物が主に夏雨地域に分布し、藪地(bushy areas)と岩場(rocky areas)に生えること、そしてしばしば非常に旺盛で、自生地では塊をつくって空間を埋めることを記しています。

上の写真がまさにその姿で、岩の隙間を埋めるように小さなロゼットが密集しています。匍匐する根(stoloniferous roots)をもつことも SANBI が挙げる特徴で、この根が横へ伸びて仔株を出すことが、塊をつくる殖え方を支えています。

自生写真には赤褐色の葉が見えます。写真の色を光や乾燥の原因に結び付けず、格子線と葉の反り、下面の粒を観察します。

名前の現在地 — venosa の下から、独立種へ

竜鱗の名前が動いた 4つある局面 — 記載 → 増える → 下に置かれる → 独立する FIG.01Timeline
第 1 期 記載 Haworth が Philosophical Magazine に発表 Aloe 属・Catevala 属へ移す試みも(現在はシノニム)
第 2 期 増える Poellnitz・Resende ら が変種と品種を次々に立てる 1942 年の Brotéria 誌 1 冊だけで 9 件
第 3 期 下に置かれる Bayer が H. venosa の亜種として扱う(1982) Halda は変種として組み替える(1997)
第 4 期 独立する Rowley が Haworthiopsis 属の独立種へ(2013) 翌 2014 年に Boatwright & Manning が同じ組合せを再発表
独立して扱う 名前が増える 別種の下に置く 概念図

竜鱗の名前は、200 年かけて上がったり下がったりしてきました。最初にこの植物を記載したのは Adrian Hardy Haworth で、1824 年の Philosophical Magazine and Journal 66 巻 300 ページに Haworthia tessellata として発表されています(IPNI 実測)。

ハオルチア属そのものが Haworth への献名なので、属の名の由来になった人が、自分の名を冠した属のなかにこの種を置いたことになります。その後 1829 年に Aloe 属へ、1891 年には Catevala 属へ移す試みもありましたが、いずれも現在はシノニム扱いです。

大きな転機は 1982 年です。この年、Bruce Bayer が New Haworthia Handbook の 76 ページで、竜鱗を Haworthia venosa subsp. tessellata 、ベノーサという別の種の亜種、として扱いました。

さらに 1997 年には Josef Halda が同じ考え方を変種の階級で組み替え、Haworthia venosa var. tessellata という組み合わせを発表しています。日本語の図鑑や販売ラベルでよく見る「Hp. venosa var. tessellata」は、この 1997 年の系譜にある表記です。

記載と照合の詳細

そして 2013 年に、竜鱗はふたたび独立した種になりました。硬い葉の一群を Haworthiopsis 属として切り出す整理のなかで、Gordon D. Rowley が Haworthiopsis tessellata という組み合わせを発表します。

GBIF Backbone はこれを受理名として採用しており、Bayer の亜種も Halda の変種も、その下のシノニムとして並んでいます(2026-08-14 実測)。つまり「ベノーサの変種」という言い方は、いま国際的な照合先が採る整理では使われていません。

ただし、これが大事なところですが、それは「間違い」という意味ではありません。

採用している整理が違うだけ、という言い方が正確です。ある集団を独立種と見るか、近縁種の亜種・変種と見るかは、分類学者の判断で分かれます。

ハオルチアの種数について、林雅彦氏は 546 種、Ingo Breuer 氏は 366 種、Bruce Bayer 氏は 60 種という数を示してきました(細分派から統合派までの幅)。竜鱗をベノーサの下に置いた 1982 年の判断は、統合の側に立つ Bayer 氏のものです。

この頁は国際的な照合先である GBIF Backbone の受理状況を採用しつつ、別の見解がある名前についてはその旨を書くという形をとっています。手元の株のラベルが古い表記でも、書き換える必要はありません。

もうひとつ、同じ組み合わせが二度発表されるという珍しいことも起きています。Rowley の発表(2013 年 7 月)の翌年、2014 年 2 月に Boatwright & Manning が Systematic Botany 39 巻で まったく同じ Haworthiopsis tessellata という組み合わせを発表しました。

先に出た Rowley 版が優先されるため、GBIF ではこの 2014 年版のほうがシノニムとして登録されています。硬葉系全体の属の切り出しがこの時期に複数の研究者から同時多発的に出たことの副産物で、属名の変更が話題になった時期の慌ただしさがそのまま名前に残った形です。

32 の名前 — 1942 年の 1 冊だけで 9 件

階級名前誰が / いついまの扱い
種(受理)Haworthiopsis tessellata (Haw.) G.D.RowleyRowley・2013受理名
変種(受理)var. tessellata(基本変種)—受理(シノニム 23)
変種(受理)var. crousii (M.Hayashi) Gildenh. & KlopperGildenhuys & Klopper・2016受理(シノニム 3)
種Haworthia tessellata Haw.Haworth・1824基になった名前(シノニム)
種Aloe tessellata (Haw.) Schult. & Schult.f.Schultes 父子・1829シノニム
種Catevala tessellata (Haw.) KuntzeKuntze・1891シノニム
亜種Haworthia venosa subsp. tessellata (Haw.) M.B.BayerBayer・1982シノニム
変種Haworthia venosa var. tessellata (Haw.) Halda
= 日本語圏でよく見る表記
Halda・1997シノニム
種Haworthiopsis tessellata (Haw.) Boatwr. & J.C.ManningBoatwright & Manning・2014シノニム(同じ組合せの再発表)
種Haworthia parva Haw. / H. pseudotessellata Poelln. / H. engleri Dinter / H. pseudogranulata Poelln. / H. minutissima Poelln. / H. coriacea (Resende & Poelln.) Breuer ほか1824〜2010いずれも var. tessellata のシノニム
変種・品種var. inflexa / var. parva / var. tuberculata / var. engleri / var. elongata / var. simplex / var. stephaneana / var. luisieri / var. palhinhiae / var. coriacea / var. velutina / var. obesa / f. longior / f. brevior / f. major / var. minutissima1880〜1951いずれも var. tessellata のシノニム
合計受理 3 / シノニム 32——
名前・書誌・階級・受理状況は、いずれも GBIF Backbone(taxonKey 9324953 とその children・synonyms)を 2026-08-14 に照会した実測値。原記載の書誌は国際植物名索引(IPNI)で突き合わせた。「シノニム 32」は種レベル 6 + var. tessellata の 23 + var. crousii の 3 の合計。

受理されている名前は 3 つ、シノニムは 32 件です。1 つの種を指すために、これまでに 35 通りの呼び方が世に出たことになります。

クーペリー(受理 14・シノニム 84)ほどではありませんが、硬葉系としては厚いほうです。そしてこの 32 件の内訳を見ると、名前が増えた時期がはっきり偏っていることがわかります。

シノニムが発表された年代(GBIF 実測・32 件の内訳) FIG.02Names
1940 年代11 件
1820 年代4 件
1930 年代4 件
2010 年代3 件
1880 年代2 件
そのほか 7つある年代各 1 件
年が記録されていないもの1 件

山は 1940 年代、しかもそのほとんどが 1 冊の雑誌に集中しています。ポルトガルの研究者 Flávio Resende と Karl von Poellnitz が、1942 年に Brotéria, Ciências Naturais 誌の 11 巻で、竜鱗の変種と品種を 9 件まとめて発表しました。

しかも掲載ページは 49・50・51・51・52・52・52・54・54 と、わずか 6 ページのあいだに詰まっています。var. simplex、var. stephaneana、var. luisieri、var. palhinhiae、var. coriacea、var. velutina、var. obesa、f. longior、f. brevior、名前だけ見ると壮観ですが、いまはすべて基本変種のシノニムです。

記載と照合の詳細

異名の一覧を見ると、longiorやbreviorのように姿を表す語が並びます。名前の意味と、それが立てられた時代の記載を読み比べる入口です。

広い地域の株をまとめるか、違いを別名で表すかは分類上の判断です。分布域の広さだけで、過去の命名すべての理由を説明することはできません。

longior(より長い)・brevior(より短い)・velutina(ビロードの)・tuberculata(疣のある)という変種名の意味そのものが、その時代の研究者が何を見ていたかを教えてくれます。

この種には、細分派の名前が「受理されている」珍しい例もあります。2 つある受理変種のうち、var. crousii は 林雅彦氏が 2001 年に Haworthia crousii として発表した種が基になっています。

それを 2016 年に Gildenhuys & Klopper が Phytotaxa 誌で竜鱗の変種として組み替え、GBIF はこれを受理しています。クーペリーでは 林氏・Breuer 氏が立てた 42 件の名前がすべてシノニムへ畳み込まれていましたが、竜鱗では細分側の名前が変種として生き残っていることになります。

細分派の名前が常に否定されるわけではない、という実例です。

2026年8月14日の登録件数はvar. crousiiが1件、基本変種が57件。採集やデータ提供の履歴に左右されるため、少ない件数を分類群の実体の薄さとは読みません。

しかも同じ 2016 年に Breuer 氏が同一の組み合わせを別の雑誌で発表しており、そちらは Gildenhuys & Klopper 版より 16 日遅かったためシノニム扱いになっています。名前をめぐる競争がこの規模でも起きているということです。

園芸銘や登録名については、日本ハオルシア協会(ISHS が指定する ICRA)の登録名が正で、学名とは別の系統として扱います。

まとめ

格子を追い、横から葉の反りと下面の疣を見る。鉢では明るさと排水を整え、真夏の水やりを見直します。

名札に残るベノーサの文字も、竜鱗の長い分類史への入口です。

FAQ

竜鱗の学名は結局どれが正しいのですか?
2026年8月14日のGBIF照会ではHaworthiopsis tessellataが受理名です。venosaの亜種・変種とする名前は、別の分類上の扱いを残しています。
「ベノーサ」と書かれた株を買いました。竜鱗ですか?
Haworthiopsis venosaは別の受理種です。tessellataまで続く名札かを確かめ、格子線と葉の形を見ます。
竜鱗の「窓」は、オブツーサの窓と同じものですか?
竜鱗も上面に窓を持ちます。硬い三角葉の格子線と、オブツーサの丸い葉先では、観察する輪郭や模様が違います。
葉が茶色や赤になってきました。枯れかけですか?
色だけでは判断できません。日差しの変化、土の湿り、葉の張り、変色が広がるかを合わせて確かめます。
どこに置けばいいですか?
SANBIは直射の当たらない明るい場所を勧めています。窓の方角だけで決めず、実際に当たる日差しを見ます。
何℃まで耐えられますか?
この分類群に固有の耐寒限界は示されていません。凍結を避け、夜の窓際の冷えと鉢の乾き方を確認します。
増やせますか?
仔株がある程度育ち、自分の根を出してから株分けします。親株とつながっているだけの小さな芽は、まず育つのを待ちましょう。
竜鱗は絶滅危惧種ですか?
SANBIの南アフリカ国内評価はLCです。2026年8月14日のGBIF照会で表示されたNEは未評価を表し、国内評価とは別の項目です。
道具はここに集約ハオルチアの育成環境と道具|置き場所から選ぶLED・土・鉢・棚 硬葉系で最も多い取り違え十二の巻とは|そっくりなアテヌアータとの違い・Haworthiopsis 再分類 模様がいちばん紛らわしい隣瑠璃殿(リミフォリア)の育て方と見どころ|横畝・種類と名前の違い 関連記事ハオルチアの種類と選び方|窓・葉の形から比べる図鑑
出典
  • GBIF Backbone Taxonomy — Haworthiopsis tessellata (Haw.) G.D.Rowley(taxonKey 9324953・status ACCEPTED)。バシオニム Haworthia tessellata Haw.、種レベルのシノニム 6 件、受理変種 2、IUCN カテゴリ NOT_EVALUATED、WCVP の分布区分(Cape Provinces / Free State / Northern Provinces / Namibia)。2026-08-14 照会: gbif.org
  • GBIF Backbone — var. tessellata(9442788・シノニム 23)/ var. crousii (M.Hayashi) Gildenh. & Klopper(9580707・Phytotaxa 265: 15, 2016・バシオニム Haworthia crousii M.Hayashi, Haworthiad 15: 16, 2001)。2026-08-14 照会: gbif.org
  • GBIF Occurrence — 出現記録 298 件、国別(南アフリカ 230 / ナミビア 15 ほか)、南ア座標付き 220 件の州別内訳(北ケープ 137 / 東ケープ 30 / 西ケープ 29 / 自由州 19)、記録種別、比較した同属 12 種の件数。2026-08-14 照会: gbif.org
  • SANBI PlantZAfrica Haworthiopsis tessellata(Sboniso Zwane & Sihle Nqentsu、Pretoria National Botanical Garden、2021-05)— 英名 veined haworthiopsis / アフリカーンス名 venstertjie、形態(高さ 150mm・幅 100mm・葉 50×30mm・強く反り返る・上面の格子模様・下面の革質の疣)、分布と生育地、語源(tessellata = 碁盤目状の)、保全評価 LC、栽培(直射不可・過湿厳禁・夏は減水・仔株での繁殖・加湿器を避ける)、Plant Attributes: pza.sanbi.org
  • SANBI PlantZAfrica Haworthia 属 — 属の 3 分割(Manning et al. 2014, Systematic Botany 39: 55-74)、属名は Adrian Hardy Haworth への献名: pza.sanbi.org
  • IPNI(国際植物名索引)— Haworthia tessellata Haw. の原記載書誌(Philos. Mag. J. 66: 300, 1824): ipni.org / Haworthiopsis tessellata (Haw.) G.D.Rowley の組替(Alsterworthia Int. 13(2): 25, 2013-07-01): ipni.org
  • 南アフリカ植物レッドリスト(SANBI Threatened Species Programme)— 本種の LC 評価は SANBI PlantZAfrica の記述および Von Staden, L. 2014, Red List of South African plants version 2020.1 による: redlist.sanbi.org
  • iNaturalist — Haworthiopsis tessellata(taxon 586825)の観察 242 件、うち野生 169 / 栽培 73 / research grade 162(2026-08-14 実測): inaturalist.org
  • Wikimedia Commons — Category:Haworthiopsis tessellata(ファイル 16 件 + サブカテゴリ 1。各画像のライセンス版と作者は API で実測)
  • この頁が参照した分類整理の一次文献: Rowley, G.D. 2013. Alsterworthia International(Special Issue 10 / 13(2))/ Boatwright, J.S. & Manning, J.C. 2014. Systematic Botany 39: 55-74 / Bayer, M.B. 1982. The New Haworthia Handbook. National Botanic Gardens / Gildenhuys, S.D. & Klopper, R.R. 2016. Phytotaxa 265(いずれも GBIF / IPNI の書誌欄に記載。原典は直接参照しておらず、記述はデータベースの登録内容と SANBI にもとづきます)
  • 画像は CC ライセンス画像(PD / CC0 / CC BY / CC BY-SA)のみを使用しています。各画像の作者・ライセンス・出典は 画像クレジット・出典一覧 に掲載しています

資料を読むときの補足

なお和名「竜鱗」の由来を記した一次資料は確認できなかったため、由来は候補を示し、流通名として扱います。

平均落札価格は掲載していません。

Field Note出典と確認日

とくに注意していただきたい点として、分布については SANBI が「主に東ケープ州」と記す一方、GBIF の座標付き記録では北ケープ州が最多で、両者を併記しています。出現記録の件数は調査の努力量に左右されるため、野生での個体数や分布の広さそのものではありません。

また写真の同定は Wikimedia Commons の投稿者・分類カテゴリおよび iNaturalist の同定に由来するもので、この図鑑が検分した結果ではありません。

画像クレジット

この頁の写真は Wikimedia Commons と iNaturalist の CC ライセンス画像です(PD / CC0 / CC BY / CC BY-SA のみ採用・ND / NC は不採用)。継承ライセンス(CC BY-SA)が 3 点、表示ライセンス(CC BY)が 1 点です。


扉の写真: Photo: Krzysztof Ziarnek, Kenraiz / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
本文中の 3 枚(「分布」節・「格子の窓紋」節・「入手時の注意」節)の帰属は各 figure のキャプションに記載しています。サイト全体の画像出典は画像クレジットにまとめています。

追加照合した資料の範囲

形態はSANBI属頁とtessellata種頁。水・最暑期減水は種頁。

GBIF件数は2026-08-14照会のまま。

本文の出品・観察件数は元の調査日を保持。写真の同定名は掲載元の記録によります。

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