ハオルチオプシス・アテヌアータ(松の雪)|白い疣の付き方・東ケープの自生地・3 変種と保全ステータス
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アテヌアータ(松の雪)Haworthiopsis attenuata(旧 Haworthia attenuata)
系統硬葉系
自生地南アフリカ東ケープ州
見分けの鍵白疣は葉の内側にも散る
濃い緑の硬い葉に白い疣(いぼ)がびっしりと並ぶ、園芸店でもっとも見かける多肉植物のひとつ。アテヌアータ(松の雪)は、日本ではしばしば「十二の巻」の名札で売られ、世界では zebra plant(シマウマの草)と呼ばれています。
ところがこの植物、原産地の南アフリカではレッドリストの危急種(Vulnerable)に置かれています。世代の長さは 50 年。過去 100 年で個体群は 3 割以上減り、今後 10 年でさらに 2 割減ると見積もられています。世界中の窓辺に並ぶ植物が、生まれた場所では減り続けている——このギャップが、この頁でいちばん伝えたいことです。
この記事は、アテヌアータそのものを主語に据えた単体の図鑑頁です。学名の来歴、東ケープのどこに生えているのか、認められている 3 つの変種、そして白い疣の付き方という実用的な手がかりを、公的なデータベースの実測値で組み立てます。
この記事でわかること
- 白い疣が葉の外側だけでなく内側(上面)にも散ると記載されること — 上面が平滑なら別候補が浮上する
- 自生地は東ケープ州で、東端はムバシェ川で一致し西端は出典で食い違うこと
- 大量に流通する一方、野生では危急種(VU)で、世代の長さ 50 年・過去 100 年で 3 割以上減と評価されていること
- 認められている変種は var. attenuata / var. glabrata / var. radula の 3 つで、いずれもかつては独立した名前だったこと
「アテヌアータ」が指すもの — この頁の範囲
「アテヌアータ」という語が乗っている 3 つの層
FIG.01Three layers
LAYER 1 — 別の植物
アガベ・アテヌアータ
学名 Agave attenuata。同じ「アテヌアータ」でも属が違う別の多肉植物で、株の大きさも姿もまるで異なる … この頁の対象ではない
LAYER 2 — 学名の層
ハオルチオプシス・アテヌアータ
学名 Haworthiopsis attenuata(旧 Haworthia attenuata)。南アフリカ東ケープ州の固有種で、公的データベースに分布・保全・変種の記録が残る … この記事が扱うのはこちら
LAYER 3 — 和名・流通名の層
松の雪 / 松の霜 / 十二の巻
日本の店頭で使われる呼び名。資料によって当て方が違い、近縁の Haworthiopsis fasciata と同じ名札で並ぶこともある … 見分けの詳細は別記事へ
「アテヌアータ」だけで検索しても、この植物には辿り着きにくいのが実情です。種小名の attenuata は「先細りの」という意味のラテン語で、複数の属で使われています。園芸の世界でとりわけ有名なのはアガベ属の Agave attenuata のほうで、検索の場では常にそちらが優勢になります。
そこでこの記事では、対象を Haworthiopsis attenuata ひとつに絞ります。ハオルチアの仲間、それも硬い葉を持つ硬葉系(Haworthiopsis 属)のほうです。系統ごとの位置づけを先に知りたい場合は、ハオルチアの品種と系統の全体像が入口になります。
もうひとつ、日本には固有の事情があります。本種は「十二の巻」の名札で売られることが珍しくありません。英語版 Wikipedia は「H. fasciata と表示されている株の大半は、実際には Haworthiopsis attenuata である」と明記しています。ただしこの記事は見分けの記事ではありません。手元の株がどちらなのかを判定したい場合は、十二の巻とそっくりなアテヌアータの違いで葉の内側を軸に整理していますので、そちらへどうぞ。この頁はアテヌアータ本人の話に徹します。
基本情報 — 学名・自生地・耐寒性
Haworthiopsis attenuata 基本データ
QUICK SPEC
学名
Haworthiopsis attenuata (Haw.) G.D.Rowley
旧学名
Haworthia attenuata (Haw.) Haw.
基礎異名
Aloe attenuata Haw. (1804)
科
ツルボラン科 Asphodelaceae
系統
硬葉系(Haworthiopsis 属)
英名
zebra plant / zebra haworthia
和名・流通名
松の雪 / 松の霜 ほか資料で差
自生地
南アフリカ 東ケープ州の固有種
分布域
東端はムバシェ川。西端は出典で差出典で差
生育環境
岩の間・草の間・低木の下(Valley Bushveld / Thicket)
株の大きさ
ロゼット径 150mm まで / 高さ 12cm ほど
葉
濃緑・30〜40 枚・長さ 75mm まで・白い結節
花
白地に緑の筋・花序 400mm まで・南半球の 11〜12 月
耐寒性
RHS H2(1〜5℃)・霜のない園芸ゾーン要確認
保全
危急種 VU A2cd+4cd(SANBI・個体群は減少)
下位分類
var. attenuata / var. glabrata / var. radula の 3 変種
学名・自生地・形態は一次データベースで確定できますが、越冬温度だけは種固有の一次情報が見当たりません。この表は、確かめられることと確かめられないことを分けて置くためのものです。
学名。現在の受容名は Haworthiopsis attenuata (Haw.) G.D.Rowley です。もとになった名前(基礎異名)は 1804 年の Aloe attenuata Haw.、出版は Transactions of the Linnean Society of London 第 7 巻 11 頁。園芸の場でいまも広く通用している Haworthia attenuata は、この種の旧学名にあたります。ラベルにどちらが書かれていても、同じ植物を指します。種小名の意味は「先細りの」で、葉が先端に向かって徐々に細くなる形に由来します。
自生地。南アフリカ共和国の東ケープ州にだけ分布する固有種です。生育環境は、南アフリカ国立生物多様性研究所(SANBI)の植物解説サイトによれば「Valley Bushveld と Thicket の植生のなかで、岩の間、草の間、低木の下」。同研究所のレッドリストは「まばらな植生の岩場に生える」と記述しています。日本の室内で見る姿からは想像しにくい、乾いた岩まじりの斜面が本来の住まいです。分布の範囲は出典どうしで食い違うので、自生地の章で分けて扱います。
耐寒性は、正直に書きにくい項目です。英国王立園芸協会(RHS)は耐寒性区分を H2、つまり「低温には耐えるが凍結すると枯れる(1〜5℃)」としています。SANBI の植物解説サイトは、本種の園芸ゾーンを「沿岸・夏雨・霜なし」と「沿岸・冬雨・霜なし」の 2 区分に置いています。方向は一致していますが、どちらも栽培のための指標であって、自生地で実測された最低気温ではありません。
実用上は「最低でも 3〜5℃ を下回らない場所へ取り込む」を目安とし、種固有の正確な値は「要確認」のまま扱います(この目安の根拠はハオルチアの越冬(耐寒性)にまとめています)。凍結させないという一点だけは、どの出典でも共通しています。
白い疣の付き方 — 葉の内側を見る
この種でいちばん実用的な手がかりは、白い疣が葉の内側(上面)にも散るかどうかです。上の 1 枚は、その特徴がもっとも読み取りやすいカットです。
白い疣は、植物学の用語では結節(tubercle)と呼ばれます。葉の表皮が盛り上がってできた小さな突起で、この仲間の「シマウマ模様」の正体です。RHS は本種の葉について「外側の面に白い疣状突起の帯があり、加えて上面にも散在する」と記述しています。英語版 Wikipedia も同じ点を挙げ、疣が葉の上面と下面の両方にあることを近縁の Haworthiopsis fasciata との違いとして説明しています(fasciata は下面のみで上面は平滑と記載されます)。
ここで注意したいのは、日本語で読める古い資料がこの点を片面でしか書いていないことです。国内の植物辞典サイト botanic.jp は本種を「裏面の白い斑模様が特徴」と紹介しており、科名も旧分類のユリ科(Liliaceae)のままになっています(2026 年 7 月時点)。悪意のある誤りではなく、更新が止まっているだけですが、日本語の情報だけを追うと、この種のいちばん実用的な手がかりに辿り着けません。
疣の見え方
外側に疣
内側に疣
横帯に連なる
やすり状
A 内外の両面に散る
◎
◎
○
△
B 外側のみ・上面は平滑
◎
—
◎
△
C 全面に細かく密
◎
◎
△
◎
読み方 … ◎ = そう記載される / ○ = そうなることがある / △ = ふつうはそうならない / — = 記載上は無い。A = アテヌアータの記載に沿う見え方 / B = 記載上は近縁の fasciata に沿う見え方 / C = アテヌアータの変種 var. radula に沿う見え方。当サイトが記載文を整理したもので、この表だけで株の名前は決まりません
疣の見え方は、大きく 3 通りに整理できます。上の表は、記載文に書かれている内容を並べ替えたものです。A は内外どちらの面にも疣が散るタイプ、B は外側だけで内側が平滑なタイプ、C は葉の全面に細かい疣が密に散り、帯をつくらずやすりのような手ざわりになるタイプです。
ただし、この表だけで株の名前を決めることはできません。疣の密度も帯の太さも、個体差と栽培条件でかなり振れます。園芸の場では選抜や交配も進んでいて、記載文の想定を外れた見え方をする株がふつうに流通しています。「内側にも疣があるならアテヌアータの候補が上がる」——言えるのはそこまでで、それ以上は産地の記録など別の手がかりが要ります。
疣がびっしり並ぶと、粒ではなく「帯」に見えます。上の株では白い突起が横方向に融合し、太い縞になっています。ここまで揃った株は選抜されたものであることが多く、日本では「松の雪」や「’Panther'(パンサー)」のような銘が付いて流通します。
あわせて、この写真の扱いについても書いておきます。これは投稿者 1 名の同定にもとづく記録で、第三者の確認がついていません(iNaturalist の品質等級で casual)。当サイトが確認できるのは「そう記録されている」という事実までで、標本にあたって検証したわけではありません。以降の写真も同じ姿勢で扱います。
自生地 — 東ケープのどこに生えるか
分布の帯 — 東端は一致し、西端は出典で食い違う
FIG.02Range
西端 — 出典で違う
ハムトース川(2021 年の記述)/ フォートブラウン(2022 年の評価)
SANBI の植物解説サイトは西端をハムトース川とし、同研究所のレッドリスト評価はフォートブラウンとする … 当サイトはどちらかを採らず併記する
東端 — 2 出典で一致
ムバシェ川(Mbashe River)
var. glabrata が野生で見つかったことで、以前の記述より約 100km 東へ広がった … レッドリストの注記
分布域の広さ(EOO)= 19,322 km² … 主な植生型 = Loerie Conglomerate Fynbos / Algoa Sandstone Fynbos / Tsitsikamma Sandstone Fynbos / Albany Alluvial Vegetation / Sundays Valley Thicket
概念図
東端は 2 つの出典で一致しますが、西端は食い違います。そしてどちらも、同じ SANBI(南アフリカ国立生物多様性研究所)が公開している資料です。
植物解説サイト(2021 年 8 月執筆)は「東ケープに広く分布し、西のハムトース川(Gamtoos River)から東のムバシェ川(Mbashe River)まで」と書いています。いっぽう同研究所のレッドリスト(2022 年 7 月評価・2024.1 版)は「東ケープ固有で、ムバシェ川からフォートブラウンまでに分布する」としています。東端は同じですが、西の端がかなり違います。当サイトはどちらかを正解として採らず、日付つきで両方を示します。
東端が伸びた経緯は、レッドリストの注記に書かれていて面白いところです。この評価には Haworthia glabrata(現在の var. glabrata)が含まれています。この植物は長いあいだ栽培下でしか知られていませんでしたが、1991 年に野生で発見されました。のちにアテヌアータの変種として組み入れられ、その結果、以前の記述にあった分布域がケイ川からムバシェ川まで、約 100km 東へ広がったのです。分布図というものが、研究の進み方でこれほど動くという実例です。
分布域の広さ(EOO = 出現範囲)は 19,322km² と評価されています。四国よりやや大きい程度、と考えると分かりやすいでしょうか。生育地の植生型として挙げられているのは Loerie Conglomerate Fynbos、Algoa Sandstone Fynbos、Tsitsikamma Sandstone Fynbos、Albany Alluvial Vegetation、Sundays Valley Thicket の 5 つ。フィンボス(硬葉低木)とシケット(密生した低木林)、そして河川沿いの植生にまたがって生えていることが読み取れます。
なお、この記事で自生地の姿を写した実写は用意できていません。使用できるライセンス(パブリックドメイン / CC0 / CC BY / CC BY-SA)の範囲に、アテヌアータの自生地写真が見つからなかったためです。掲載している写真はすべて植物園や個人の栽培株で、上の図も出典の記述を並べた概念図です。地図として読まないでください。
保全 — 大量に流通するのに、野生では危急種
評価
危急種 Vulnerable A2cd+4cd
評価機関
SANBI(南アフリカ国立生物多様性研究所)レッドリスト
評価日
2022-07-24 / 評価者 V.L. Williams ほか 5 名
版
2024.1最新版で確認
分布域の広さ
EOO 19,322 km²
世代の長さ
50 年(= 2 世代で 100 年)
これまでの減少
過去 2 世代で 30% 以上
今後の見込み
次の 10 年でさらに 20% 減少
個体群の傾向
減少Decreasing
脅威 1
伝統薬用としての採取(intelezi)
脅威 2
生育地の消失(都市・工業の拡大)
脅威 3
愛好家による野生成株の採取
世界中の店頭に並ぶ植物が、原産地では危急種に置かれています。SANBI のレッドリストは本種を Vulnerable(危急種)と評価し、個体群の傾向を「減少」としています。
評価の背景にあるのは、この植物が非常に長生きだという事実です。世代の長さは 50 年と見積もられており、2 世代=100 年という時間軸で評価されます。その 100 年で個体群は 30% 以上減り、今後 10 年でさらに 20% 減るというのが現在の見通しです。成長が遅く、分布が限られ、しかも採り続けられている——この 3 つが重なっています。
| 評価された名前 | 評価 | 版・出典 |
|---|---|---|
| Haworthiopsis attenuata(種として) | 危急種 VU A2cd+4cd | 2014.1 版 → 現行 2024.1 版 |
| Haworthia attenuata var. attenuata | 絶滅危惧 EN A4acd | Raimondo ほか (2009) |
| Haworthia glabrata(現 var. glabrata) | 危急種 VU D1+2 | Raimondo ほか (2009) |
| H. attenuata var. radula | 低懸念 Least Concern | Raimondo ほか (2009) |
評価の履歴を並べると、分類の変更が保全の見え方まで変えてきたことが分かります。2009 年の版では、基準変種が「絶滅危惧(EN)」、glabrata が「危急種(VU)」、radula が「低懸念(LC)」と、下位分類ごとにばらばらの評価でした。それが種としてひとつにまとめられ、現在は全体で VU という扱いになっています。危険度が下がったのではなく、評価の単位が変わったということです。
減少の主因は、園芸ではなく伝統薬です。本種はコサ語で intelezi(インテレジ)と呼ばれる植物のひとつで、SANBI の植物解説サイトによれば、悪霊や落雷から身を守るために伝統的に用いられ、調合薬にも使われてきました。レッドリストが引く調査によれば、キング・ウィリアムズ・タウンとペディーのコサの薬店で記録された処方のほぼすべてに本種が入っていたといいます(Cocks 1996)。
取引の規模も記録されています。東ケープの 6 つの市場を対象にした調査では、年間 3,400kg 以上の乾燥材料が売られていたと推定されました(Dold & Cocks 2002)。2008 年には、市場の売り手自身が「入手が年々難しくなっている」と報告しています。ペディー周辺の亜個体群は、すでに完全に失われました。
園芸の側にも記述があります。レッドリストは、アド(Addo)とハンキー(Hankey)周辺の亜個体群が独自の型であること、そして入りやすい場所の株が園芸取引のために採り尽くされつつあることを名指ししています。都市と工業の拡大については、ポートエリザベス地区のコエガ(Coega)とレッドハウス(Redhouse)が挙げられています。
この落差は、覚えておく価値があります。店頭に並ぶ株のほとんどは栽培下で殖やされたもので、購入がただちにこの評価に影響するわけではありません。それでも、「どこにでもある丈夫な多肉」という店頭の印象と、原産地での実像が同じでないことは、図鑑としてきちんと書いておくべき事実だと考えています。
変種は 3 つ — radula・glabrata・基準変種
認められている 3 変種 — いずれも「かつて独立種だった名前」
var. attenuata 基準変種
基礎異名
Aloe attenuata Haw. (1804)
姿
疣が横帯をつくる型が多い
観察数
iNaturalist で 22 件
かつての評価
絶滅危惧 EN(2009 年版)
var. glabrata 1991 年に野生で発見
基礎異名
Aloe glabrata Salm-Dyck (1834)
旧扱い
独立種 Haworthia glabrata
観察数
iNaturalist で 18 件
意味
種の分布域を東へ広げた
var. radula 旧 Haworthia radula
基礎異名
Aloe radula Jacq. (1804)
姿
葉が細長く、疣は小さく数が多い
観察数
iNaturalist で 82 件
かつての評価
低懸念 LC(2009 年版)
3 つの変種は、いずれも「かつて独立種だった名前」が降格して残ったものです。だから変種名が、そのまま古い流通名として生き続けています。
基礎異名(もとの名前)を並べると経緯が見えます。基準変種は Aloe attenuata Haw. (1804)。var. glabrata は Aloe glabrata Salm-Dyck (1834)。var. radula は Aloe radula Jacq. (1804) で、出版は Plantarum Rariorum Horti Caesarei Schoenbrunnensis 第 4 巻 11 頁、図版 422 番。3 つとも、はじめは「アロエ」として記載されていたわけです。
変種の名前まで記録に残す人は多くありません。iNaturalist の観察数を見ると、種としては 4,520 件あるのに対し、var. radula が 82 件、var. attenuata が 22 件、var. glabrata が 18 件です(2026 年 7 月 24 日時点)。変種まで下りている観察は全体の 3% にも届きません。
var. radula植物園の栽培株

var. radula として記録
疣が細かく密帯にならない葉先が赤い
var. glabrata鉢の栽培株

var. glabrata として記録
疣が目立たない縁に細かい突起暗い緑
左 = Photo: Agnieszka Kwiecień, Nova / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons(Commons の分類カテゴリは Haworthiopsis attenuata var. radula)。右 = Photo: Albert SN / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons(同 var. glabrata)。いずれも鉢や温室の栽培株で、自生地の写真ではありません
2 枚を並べると、同じ種の変種でも疣の出方がまるで違うことが分かります。左の var. radula は、細い葉の全面に小さな疣が密に散り、横帯をつくらずにやすりのような質感になっています。英語版 Wikipedia はこの変種について、「葉がより長く伸び、疣はより小さく数が多い。径・高さとも 15cm ほど」と記述しています。radula はラテン語で「おろし金」の意味です。
右の var. glabrata は逆に、疣がほとんど目立ちません。葉の縁に細かい白い突起が並ぶ程度で、面は暗い緑一色に見えます。この変種についての英語版 Wikipedia の記述によれば、Haworthiopsis 属を Haworthia から分けない立場では、独立種 Haworthia glabrata として扱われてきました。
ひとつ断っておくと、右の写真のファイル名にある「Bashee River」は、分類群の自生域についての記述であって、この写真が自生地で撮られたという意味ではありません(実物は砂利を敷いた鉢の栽培株です)。出典側の説明文をそのまま撮影地として読まないよう、ここに明記しておきます。
名前の来歴 — Aloe から Haworthiopsis へ
NAME HISTORY / 1804 → 2016
名前が移ってきた道すじ
1804 — 記載HAWORTH
Aloe attenuata Haw.Trans. Linn. Soc. London 7: 11
19 世紀 — 属の移動HAWORTH / WILLDENOW / KUNTZE
Haworthia attenuata (Haw.) Haw.ほかに Apicra・Catevala へも移された
2013 — 3 属への分割ROWLEY
Haworthiopsis attenuata (Haw.) G.D.RowleyAlsterworthia Int. 13(2): 25 … 基名の引用に不備
2016 — 有効化BREUER
同じ組合せを Breuer が有効に発表Alsterworthia Int. 16(2): 6
種数の見解
林 546 / Breuer 366 / Bayer 60見解が分かれる
園芸銘の登録
日本ハオルシア協会(ICRA・2014 年指定)
対象属
Haworthia(Haworthiopsis・Tulista を含む)ほか
登録官
Dr Hayashi Masahiko
出典 = IPNI(書誌・名前の状態)/ GBIF(受容状態・異名)/ ISHS ICRA リスト #100
この植物の学名には、少し込み入った事情があります。出発点は 1804 年、ホーワースが Aloe attenuata として記載したところ。その後 Haworthia 属へ移され、ヴィルデノウの Apicra、クンツェの Catevala といった属にも組み替えられました。園芸の場でいまも通用している Haworthia attenuata は、この 19 世紀の名前です。
大きく動いたのは 2013 年です。G.D. Rowley が分子系統の成果をふまえ、広い意味での Haworthia を Haworthia(軟葉系)・Haworthiopsis(硬葉系)・Tulista の 3 属に分けました。本種はこのとき Haworthiopsis attenuata になっています。店頭のラベルが「ハオルチア」のままなのは、この分割が現場に浸透しきっていないからで、旧名が間違いというわけではありません。
ところが、この 2013 年の組合せには不備がありました。国際植物名索引(IPNI)は Rowley の名前を nom. inval.(無効名)——「基名の引用が正しくない」——として記録しています。IPNI の注記によれば、Rowley はホーワースによる後年の出版を引用しており、そこに実際の有効発表の箇所への参照が含まれていた、という理屈です。そして同じ組合せは 2016 年に Breuer によって有効に発表され、IPNI は 2013 年の記録に「これによって有効化された」、2016 年の記録に「これの有効化である」という相互参照を持っています。
実務上は、どちらの記録も Haworthiopsis attenuata という同じ名前を指します。当サイトは著者名を「(Haw.) G.D.Rowley」と表記し、成立年は断定しません。書誌のこまかい話に見えますが、「学名は決まったら動かないもの」という思い込みを解いてくれる、いい実例だと思います。
ハオルチアが何種あるのかも、いまだに決着していません。細分する立場と統合する立場で数字がまるで違い、代表的な見解だけでも林が 546 種、Breuer が 366 種、Bayer が 60 種と開きます。本種はどの立場でも独立した種として扱われますが、「ハオルチアは○種」と単一の数字で語れないことは頭に置いておくと混乱が減ります。
園芸品種名(銘)の正式な登録先は、日本にあります。国際園芸学会(ISHS)の国際栽培品種登録機関(ICRA)一覧 #100 に登録されているのは日本ハオルシア協会で、2014 年の指定です。対象は「Haworthia Duval(Haworthiopsis G.D. Rowley と Tulista Raf. を含む)」ほかとされており、硬葉系の園芸銘もこの協会の登録が正ということになります。登録官は Dr Hayashi Masahiko。先ほどの「林 546 種」の林と同じ人物です。
近縁の硬葉系との並べ方 — 2 つの軸で位置を取る
fasciata栽培の小株

fasciata として記録
ロゼット記載は外側のみ葉が繊維質
reinwardtii鉢の栽培株

reinwardtii として記録
円錐形に立つ疣が縦列同定は名札由来
coarctata栽培株・casual

coarctata として記録
柱状に伸びる疣は小さい同定は投稿者のみ
glauca鉢の栽培株

glauca として記録
疣が無い青緑表面は平滑
1 = Photo: S Molteno / CC0, via Wikimedia Commons(帰属は任意)。2 = Photo: stephen boisvert from Chicago, United States / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons。3 = Photo: zebedeugalinha / CC BY 4.0, via iNaturalist。4 = Photo: Abu Shawka / CC0, via Wikimedia Commons(帰属は任意)。いずれも撮影者・投稿者の側の同定であり、当サイトが検証したものではありません
硬葉系のなかでの位置は、「草姿」と「疣の並び方」の 2 つの軸で取れます。アテヌアータは無茎のロゼットで、疣が葉の内外に散る——この 2 点が座標です。
近縁 4 種と並べる — 断定でなく「次に見る所」
並べて見えてくるのは、疣の有無より「並び方」のほうが情報量が多いということです。アテヌアータは横向きの帯や点在、レインワルディとコアルクタータは縦の列、グラウカはそもそも疣がありません。草姿の軸を足すと、ロゼット(アテヌアータ・十二の巻)と柱状(コアルクタータ)がきれいに分かれます。同じ硬葉系でも、竜鱗は疣ではなく面に交差する細い線で、ビスコーサは葉が三列に重なる並びで見ます。疣の話が通じない相手だと分かれば、その時点で候補から外せます。
ただし、この 2 軸でも決められない場面があります。いい例が、上のカードの 2 番目と 3 番目です。レインワルディとコアルクタータはどちらも縦に伸びて疣が縦列をつくり、専門家でも取り違えます。実際、2 番目の写真の観察では投稿者自身が最初コアルクタータとして同定し、のちに撤回してレインワルディに変更しています。最終的に 4 名の同定が一致して research grade(研究等級)になりました。
いっぽう 3 番目と 4 番目、そして本記事の株の写真の多くは casual(第三者の同定なし)です。同じ「iNaturalist に載っている写真」でも、裏づけの厚みはまるで違います。当サイトが写真の説明に「〜として記録された株」という言い方を使い続けているのは、この差を隠さないためです。
花と根 — 殖え方の手がかり
花は、姿からは想像しにくいほど地味です。SANBI の植物解説サイトによれば、白地に緑の筋が入る小さな花を、400mm まで伸びる花序にまばらに付けます。開花期は夏、南半球の 11〜12 月が中心。RHS も「夏に 40cm ほどの針金状の茎、白い筒状花」とほぼ同じ内容を記録しています。
この花のかたちは Haworthiopsis 属に共通するもので、RHS の属の説明では「筒状で二唇形の花を直立した総状花序に付ける」とされています。葉を見ると硬葉系と軟葉系はまるで別物ですが、花を見ると同じ仲間なのだとよく分かります。ただし室内の鉢で咲くことはめったにありません。SANBI も「室内で育てるとほとんど咲かない」と書いています。
殖やすなら、種ではなく子株です。SANBI は「暖かい季節に親株から子株を外すのが簡単」と書いています。本種は無茎で群生する性質があり、鉢のなかで自然に株数が増えていきます。実生から育てる場合は春がよい、というのが同サイトの記述です。
上の写真で目を引くのは、根の太さです。ハオルチアの根は葉と同じように水を蓄えるので、鉢は浅いものより深いものが向きます。用土と鉢の選び方は育成環境ガイドにまとめました。成熟するまでには 2〜5 年かかると RHS が記録しており、殖え方はゆっくりです。野生で世代の長さが 50 年と見積もられていることを思い出すと、この遅さにも納得がいきます。
流通と名前 — 松の雪・松の霜・大白星
アテヌアータは、硬葉系ハオルチアのなかでもっとも多く栽培されている種のひとつです。英語版 Wikipedia は本種を「観賞用として Haworthiopsis のなかで最も広く栽培されているもののひとつ」と紹介しています。
それを量で確かめる方法があります。市民科学プラットフォームの iNaturalist で観察数を比べると、Haworthiopsis attenuata が 4,520 件に対し、近縁の Haworthiopsis fasciata は 380 件(いずれも 2026 年 7 月 24 日時点)。およそ 12 倍の開きです。観察数は流通量そのものではありませんが、「fasciata として売られている株の多くは実際にはアテヌアータ」という英語版 Wikipedia の記述と、方向がぴったり一致します。
いっぽう日本語の呼び名は、資料によって当て方が違います。下の表は、当サイトが実際に確認できた出所だけを並べたものです。
| 呼称 | 確認できた掲載元 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 松の雪 | 硬葉系ハオルチアの種類一覧(ELBAZ FARM)/ 植物辞典サイト botanic.jp | 2 つの出所で本種の和名として一致 |
| 松の霜 | 多肉植物図鑑 PUKUBOOK の見出し語 | 同 DB は「個人が趣味で運営」と自ら明記 |
| 大白星 / 輝の松 / 深夜の星 | 同 PUKUBOOK の別名欄 | 別名として併記されている |
| ‘Panther'(パンサー) | 同 ELBAZ FARM の一覧 | 選抜された園芸銘 |
| f. britteniana | botanic.jp の写真キャプション | もとの名 Haworthia britteniae は基準変種の異名 |
同じ植物に「松の雪」と「松の霜」の両方が当てられています。どちらが正しいかを当サイトが裁定することはできません。ここで確認できるのは、日本語の呼び名が出所ごとに揺れているという事実そのものです。中古の株や個人間のやりとりで名前が食い違うのは、多くの場合この揺れが原因です。和名・学名・流通名の対応は名前の対照表から引けます。
「錦」や選抜銘がついた株については、名前の出どころを確かめてください。園芸品種名の正式な登録先は日本ハオルシア協会(ICRA)で、硬葉系の Haworthiopsis もその対象範囲に含まれます。協会の記録に辿れない銘は、流通のなかで付いた呼び名である可能性があります。
育て方の要点 — 硬葉系の基本どおり
LIGHT
明るい場所・強い直射は避ける
RHS は栽培位置を full sun としつつ、栽培のコツでは「明るい場所で、ただし強い日射からは保護する」… 室内なら明るい日陰から慣らすのが安全側
WATER
生育期は控えめ・冬はほぼ乾かす
RHS の栽培条件 … サボテン用土・低湿度と通風・生育期は控えめの水と薄い低窒素肥料・冬はほぼ乾かす
WINTER
凍らせない
RHS の耐寒性は H2(1〜5℃)、SANBI の園芸ゾーンは「霜なし」の 2 区分 … 目安は 3〜5℃ を下回らない室内へ(種固有の値は要確認)
育て方そのものは、硬葉系ハオルチアの基本から外れません。水はけのよい用土、風の通る明るい場所、生育期は控えめの水、冬はほぼ断水。この 4 点を守れば、多肉植物のなかでは扱いやすい部類に入ります。
この種で 1 つだけ注意がいるのは、光の推奨が出典で揺れることです。RHS は「明るい場所で、ただし強い日射からは保護する」、SANBI は日照条件を「full sun / 午前の半日陰 / 午後の半日陰」と幅を持たせています。屋外栽培が前提の記述と鉢の室内管理を含む記述の差と読めるので、明るい日陰から始めて様子を見ながら光を強くしていくのが実用の線です。硬葉系は軟葉系ほど窓が透けないぶん光不足のサインが分かりにくいので、徒長の原因と直し方を早めに確認してください。
越冬は「凍らせない」の一点で、3〜5℃ を下回らない室内へ取り込むのが目安です(種固有の一次情報が無いため「要確認」)。寒さそのものより、冬に水が残った状態で冷え込むほうが危険です。水やり・用土の考え方はハオルチアの育て方にまとめました。
入手のときに見る所 — 名札より、葉
手がかり
店頭で見える
記載と照合
単独で決め手
葉の内側の疣
◎
◎
○
疣の並び方(帯 / 縦列)
◎
◎
△
草姿(ロゼット / 柱)
◎
○
△
産地・採集番号の記録
△
◎
○
名札の学名・和名
◎
△
△
読み方 … ◎ = よく効く / ○ = 効くが単独では不足 / △ = 参考程度。当サイトの整理であり、絶対的な基準ではありません
買うときに効くのは、名札ではなく葉です。とくに葉の内側(上面)。白い粒が上面にも散っているなら、アテヌアータの候補が上がります。ただし個体差も栽培条件による見え方の差もあるので、ひとつの手がかりだけで確定させないのが安全です。近縁の 2 種の見分けを詳しく追う場合は十二の巻とアテヌアータの違いへどうぞ。
相場について、当サイトは数値を出していません。本種の場合、「アテヌアータ」という検索語がアガベ属の別種と混ざるため、落札の件数を数えても本種の実態を表さないという事情があります。実際、この記事を書くにあたって落札履歴の検索サイトにあたりましたが、当サイトから件数を確認できませんでした。価格や入手のしやすさは時期で変動するもので、いずれにせよ保証できるものではありません。
ひとつだけ書いておくと、本種は入手に苦労する植物ではありません。先に見たとおり栽培量が多く、園芸店でも通販でもふつうに見つかります。だからこそ、安いから雑に扱ってよい植物ではないということも、この記事の保全の章と合わせて頭の隅に置いてもらえたらと思います。
まとめ
Summary
アテヌアータは、4 つの手がかりで捉えられる
白い疣は葉の外側だけでなく内側(上面)にも散る、と記載されます。自生地は南アフリカ東ケープ州で、東端はムバシェ川、西端は出典で食い違います。野生では SANBI のレッドリストで危急種(VU)とされ、伝統薬用の採取と生育地の消失で個体群は減り続けています。認められている変種は var. attenuata / var. glabrata / var. radula の 3 つで、いずれもかつては独立した名前でした。学名は 2013 年に Haworthia から Haworthiopsis へ移りましたが、その組合せには不備があり 2016 年に別の著者が有効化しています。
疣は両面に葉の内側にも散ると記載される — 上面が平滑なら別候補
東ケープの帯東端はムバシェ川で一致・西端は出典で食い違う
野生では VU世代長 50 年・100 年で 3 割減・intelezi として採取される
変種は 3 つattenuata / glabrata / radula — もとはすべて Aloe
- 受容名は Haworthiopsis attenuata (Haw.) G.D.Rowley。基礎異名は 1804 年の Aloe attenuata、旧学名 Haworthia attenuata も広く使われています
- 白い疣は葉の外側の帯に加えて上面にも散る、と RHS と英語版 Wikipedia が記載しています。日本語の古い資料は片面しか書いていないことがあります
- 越冬温度に種固有の一次情報はありません。RHS の H2(1〜5℃)と、SANBI が霜のない園芸ゾーンに置いていることを併記し、実用上は 3〜5℃ を下回らない場所を目安に(要確認)
- 野生では危急種(VU)。世代の長さは 50 年で、過去 100 年に 3 割以上減り、今後 10 年でさらに 2 割減ると見積もられています
- 園芸銘の正式な登録先は日本ハオルシア協会(ICRA)で、Haworthiopsis も対象範囲に含まれます
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FAQ
Haworthia attenuata と Haworthiopsis attenuata はどちらが正しいですか?
同じ植物を指します。2013 年の再分類で硬葉系は Haworthiopsis 属へ移り、現在の受容名は Haworthiopsis attenuata です。Haworthia attenuata は旧学名で、園芸の場では今も広く使われています。なお 2013 年の組合せは基名の引用に不備があり、国際植物名索引(IPNI)は 2016 年に Breuer が有効化したと記録しています。
「松の雪」と「松の霜」はどちらが本当の和名ですか?
日本語の呼び名が出所ごとに揺れていて、どちらも実際に使われています。硬葉系の種類一覧サイトと植物辞典サイトは本種を「松の雪」とし、多肉植物図鑑 PUKUBOOK は「松の霜」を見出し語にして「松の雪」を別名に置いています。どちらかを正解と決められる根拠が無いため、当サイトはどちらかを正解としません。園芸品種名(銘)については、日本ハオルシア協会(ICRA)の登録を正とします。
十二の巻として買った株が、実はアテヌアータということはありますか?
英語版 Wikipedia は「H. fasciata と表示されている株の大半は実際には Haworthiopsis attenuata である」と記載しています。葉の内側(上面)にも白い粒が散っているかどうかが最初の手がかりになります。2 種の見分けは別記事で扱っています。
何度まで寒さに耐えますか?
3〜5℃ を下回らない室内へ取り込む — これが実用の線です。RHS は耐寒性 H2(低温には耐えるが凍結すると枯れる・1〜5℃)、SANBI は本種を霜の降りない園芸ゾーンに置いており、凍結させないという点では一致しています。ただし種固有の一次情報はなく、正確な値は要確認としています。
変種はいくつありますか?
var. attenuata(基準変種)・var. glabrata・var. radula の 3 つです。いずれも 1804〜1834 年に Aloe 属の独立した種として記載された名前が、のちに変種へ降格したものです。var. radula は疣が小さく数が多くてやすり状、var. glabrata は疣がほとんど目立たない、と記載されています。
安く売られていますが、希少な植物ですか?
栽培下では広く殖やされ入手しやすい一方、野生では SANBI のレッドリストで危急種(VU)とされ、個体群は減少しています。世代の長さは 50 年、分布域の広さ(EOO)は 19,322km² と限られ、伝統薬用の採取と都市・工業の拡大、愛好家による野生株の採取が脅威に挙げられています。
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出典
- SANBI Red List of South African Plants — Haworthiopsis attenuata(評価 VU A2cd+4cd・2022-07-24 評価 / 2024.1 版・EOO 19,322km²・世代長 50 年・分布域・植生型・脅威・評価履歴・intelezi の取引に関する記述)。変種の異名は同サイトの var. attenuata / var. glabrata / var. radula の各ページ
- SANBI PlantZAfrica — Haworthiopsis attenuata(形態の実数値・開花期・分布記述(ハムトース川〜ムバシェ川)・生育環境・属名と種小名の由来・intelezi・殖やし方・園芸ゾーン。執筆 2021 年 8 月)
- GBIF Backbone Taxonomy — Haworthiopsis attenuata(受容状態・異名・承認される 3 変種)
- IPNI(国際植物名索引)— Haworthiopsis attenuata (Haw.) G.D.Rowley(名前の状態 nom. inval.・基名引用の不備・2016 年の有効化との相互参照)、Aloe attenuata Haw.(1804 年・Trans. Linn. Soc. London 7: 11)、var. radula(基名 Aloe radula Jacq. 1804)、var. glabrata(基名 Aloe glabrata Salm-Dyck 1834)
- RHS Plant Finder — Haworthiopsis attenuata (zebra plant)(耐寒性 H2・株の大きさ・葉の疣が外面と上面の両方にあるという記載・花・栽培条件・成熟までの期間・属の花の説明)
- iNaturalist — Haworthiopsis attenuata(観察検索 API の実測で 4,520 件 / var. radula 82 / var. attenuata 22 / var. glabrata 18、比較対象の Haworthiopsis fasciata 380。いずれも 2026-07-24 時点。観察数は日々更新される値で、分類群ページに表示される集計値は反映が遅れて 1 件前後ずれることがあります)
- ISHS International Cultivar Registration Authority list — #100 Haworthia Society of Japan(登録官・2014 年指定・対象属に Haworthiopsis と Tulista を明記)
- 英語版 Wikipedia — Haworthiopsis attenuata(疣が葉の上面と下面の両方にあること・葉が繊維質でないこと・fasciata と表示された株の大半が実際は本種であること・var. radula と var. glabrata の記述)
- Rowley, G.D. (2013) Generic concepts in the Alooideae. Part 3 — The phylogenetic story. Alsterworthia International Special Issue 10(3 属への分割)/ Gildenhuys, S.D. & Klopper, R.R. (2016) Phytotaxa 265(1)(Haworthiopsis 属内分類の整備)
- Cocks, M.L. (1996) / Dold, A.P. & Cocks, M.L. (2002) South African Journal of Science 98: 589-597(東ケープの薬用植物取引。SANBI レッドリストの記述を通じて参照)
- 和名・流通名の掲載元 — ELBAZ FARM「硬葉系ハオルチアの種類」(松の雪 / ‘Panther’)、PUKUBOOK(松の霜 / 大白星 / 輝の松 / 深夜の星。同サイトは個人運営と明記)、botanic.jp(松の雪。科名は旧分類のまま)。いずれも 2026-07-24 に確認
- 種数の見解(林 546 / Breuer 366 / Bayer 60)は当サイトの分類方針にもとづく併記です
- 写真は Wikimedia Commons と iNaturalist の PD / CC0 / CC BY / CC BY-SA 画像のみを使用し、ライセンスの版と現行の分類カテゴリ・同定を両サイトの API で確認しています(確認日 2026-07-24)
Field Noteデータ集約図鑑
画像クレジット
本記事の写真はすべて Wikimedia Commons と iNaturalist の CC ライセンス画像です(PD / CC0 / CC BY / CC BY-SA のみ採用・ND / NC は不採用)。本文中の写真は個別の帰属を写真の下に常時表示しています。冒頭のプレートとカード内の写真については、ライセンス条文へのリンクを含む帰属を以下にまとめます。
冒頭のプレート(ミュンヘン植物園): Photo: Diego Delso / CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
var. radula: Photo: Agnieszka Kwiecień, Nova / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
var. glabrata: Photo: Albert SN / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
近縁カード fasciata: Photo: S Molteno / CC0, via Wikimedia Commons(帰属は任意)
近縁カード reinwardtii: Photo: Justin Ponder / CC BY 4.0, via iNaturalist
近縁カード coarctata: Photo: zebedeugalinha / CC BY 4.0, via iNaturalist
近縁カード glauca: Photo: Abu Shawka / CC0, via Wikimedia Commons(帰属は任意)


















